眠ったのに眠れてない?睡眠と自律神経の深い関係①

睡眠

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2020年、わたしたちの生活様式は大きく様変わりしてしまいました。
自粛生活とテレワークの導入で、生活時間、運動量や仕事内容が激変した方も多いと思います。
また、昼間の在宅時間が増えることで家族の絆が深まった反面、限られた住居スペースで長時間を共にするストレスも高まっています。
特に、出口の見えない漠然とした不安感、自分がいつ感染するかわからない恐怖は、苛立ちやうつを招きやすく、家庭内不和の原因にもなっています。

今までとは違うストレスや不安がのしかかり、不眠に悩むひとが増えているのです。

人が眠るのは、疲労を回復させる唯一の方法だから

そもそも、人間はなぜ眠るのでしょうか。

それは、睡眠が日中の活動で溜まった疲労を回復する唯一の方法だからです。
例え睡眠をとっていたとしても、睡眠の質が悪く、疲労を十分に解消できないと、やはり心身に悪影響を及ぼします。

睡眠の問題を抱えているひとは多いですが、その全ての根源にあるのは「眠れない」ことではなく「寝ても疲労が回復できない」ことにあります。
睡眠の目的とは「眠る」ことではなく「日中の疲労を回復させること」です
わたしたちは健康でいるために、溜まった疲れを解消する質の良い睡眠をとる必要があるのです。

疲労の原因は、自律神経中枢の疲れ・機能の低下

自律神経とは、体内のほどんどの器官をコントロールする神経で、交感神経副交感神経の2種類があります。
交感神経には身体を活発にする働きが、副交感神経には身体を休ませる働きがあり、状況にあわせて互いにバランスをとって活動します。
交感神経と副交感神経のスイッチを切り替えるのは自律神経中枢の役割です。

運動による疲労は、筋肉や内臓より真っ先に自律神経中枢に現れます。
デスクワークによる疲労は、集中・緊張、すなわち交感神経系の自律神経活動を長時間高めることで起こります。

例えば、眼精疲労も自律神経中枢の疲労です。
デスクワークでパソコンなどを見るとき、焦点を合わせるために、自律神経中枢から副交感神経の刺激を与える必要があります。
しかし、デスクワーク作業に集中するには交感神経が優位でなくてはなりません。
つまり、目に対して副交感神経、脳においては交感神経という矛盾が自律神経中枢を疲れさせ、眼精疲労がおきるのです。

運動や仕事以外でも、あらゆる生命活動に自律神経は関わっています。
気温差・ストレスなどは自律神経に大きな負担を与えます。
ただでさえ24時間働きどおしの自律神経が、環境の変化に対応しようとフル稼働状態になるためです。

自律神経中枢は睡眠のリズムを統制している

自律神経中枢の疲れをとる睡眠とは「身体も脳も休む深い眠り」のことです。

自律神経中枢は、睡眠のリズムや深度も統制しています。
そのため、自律神経中枢に疲れが溜まっていると、睡眠のリズムや深度のコントロール昨日が低下し、質の良い睡眠が得られなくなってしまいます。

毎日仕事で疲れるのは仕方ありませんが、自律神経中枢に過度な負担をかけるほど疲れてしまうことは、健康のためにも睡眠のためにも避けなければいけません。

様々な悪影響を起こす睡眠負債

睡眠負債」という言葉をご存じですか?
わずかな睡眠不足が借金のように積み重なり、あらゆる不調を引き起こす状態のことです。
この睡眠負債は、自律神経の疲労が蓄積した状態であるとも言えます。

寝つきが悪かったり、夜中の変な時間に起きてしまったりするのは、自律神経中枢の疲労が溜まって、睡眠のリズムや深度のコントロール機能が低下している証拠です。

悪循環にはまってしまうと、どんどん疲労が蓄積され、過労死のリスクさえも高めてしまうのです。
この悪循環から抜け出すためには、日中の疲れを出来る限り押さえること、そして夜間は、自律神経が休まるような快適な状況と環境を整えることが最も重要になります。

いびきのせいで自律神経は睡眠中もフル稼働

疲労と不眠の大きな原因となっているのがいびきです。
いびきで低呼吸になると、脳に酸素を十分供給できなくなるので、自律神経は懸命に血圧と心拍を上げようとします。
日中に運動している時と同じくらい働くことになるため、これでは自律神経tの疲労が回復するどころか、余計に疲れてしまいます。

さらに、無呼吸状態では自律神経は一層酷使されるうえ、脳や心臓、血管にも大きな負担がかかるため、心筋梗塞や脳梗塞などの重篤な病気を引き起こすリスクが高まります。

日本ではいまだに「いびきは病気ではない」というイメージが根強く、いびきの危険性が知られていないのは大きな問題です。

 

 

なぜ眠れないのか…。
不眠のタイプは、いくつかに分かれています。
次回、どんなタイプがあるのか詳しくご説明します。

あなたはどのタイプの不眠かな??

 

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