『空色スクール』。病気や不登校で卒業式に出席できなかった人へ、もう一度卒業式をー。

空色スクール

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

皆さん、春ですね。春と言えば、卒業式、入学式のシーズンでもありますね。

私自身、卒業式に余り良い思い出がありません。大学は不登校になり、1年で中退したからです。

私はずっと子どもの頃から、母の夢でもあった、大学の卒業式で袴を着ること、それが叶いませんでした。

自分の夢でも、母の夢でもあった袴を着ることができなかったこと、中退したこと自体は私にとって良かったと思っても、夢が叶わなかった寂しさもあります。

不登校だったりすると、卒業式に参加することもなかなか叶わないと聞いています。

そんな不登校など経験した人達が日本各地から参加した、卒業式があったことをご存知でしょうか?

2025年3月23日、病気や不登校などで卒業式に参加できなかった人たちに向け、タレントの中川翔子さんなどが企画したイベント【卒業式をもう一度】が、東京都中央区にある浜離宮朝日ホールで開催されました。

いじめを経験して学校に行けなくなり、中学3年生の半年間を不登校だった経験を持つ中川さんは、不登校ジャーナリストの石井しこうさんと力を合わせて、同じ経験を持つ人と「止まっていた、学生時代の時計の針を再び動かしたい」と考えました。

卒業式を含んだ3日間に渡ってフリースクール『空色スクール』として開校され、中川さんの呼びかけを受けて日本中から385人からの応募があって、過去の経験を振り返る授業などをオンラインで受けました。

卒業式には鹿児島県から青森県まで日本中から集まった12歳から60歳までの29人が出席し、中川さんが『空色スクール』の生徒たちに“卒業証書”を授与しました。

今回は、3日目は卒業式だった『空色スクール』は、1日目と2日目はどんな授業が行われたのか?などを特集します。

『空色スクール』の1日目と2日目の日程は?

中川翔子さんと石井しこうさんの写真

画像・引用元:不登校オンライン 中川翔子と卒業式をもう一度

「空色スクール」初日は、参加者が応募動機を語るオンラインのミーティング、2日目は不登校だった当時を振り返り「人生紙芝居」を作成しながら歩みを振り返るオンライン授業を開催。最終日となる3日目の今回、中川さんが“校長”を務める“卒業式”がおこなわれました。

引用元:AREA Kids + 中川翔子が不登校経験者らに“卒業証書”を授与する「卒業式をもう一度」を開催 29人が新たな旅立ち「生きていてくれてありがとう」(2025年3月23日公開)

この卒業式の言葉でも出てきますが、

2025年3月28日、警視庁と厚生労働省は、2024年の自殺者数の確定値を明らかにしました。小中高生は2023年より16人多い529人で、統計を取り始めた1980年以降、過去最多となりました。男女別では、女子が初めて男子を上回り、女子中高生で合計38人増加しました。

参照元:読売新聞 2024年の小中高生の自殺者数、529人で過去最多…女子が初めて男子を上回る(2025年3月28日公開)

という最新のデータが発表されました。

熊本県ではいじめを受けている人から、『カメラを置いて欲しい』という要望があって、熊本市教育委員会が、小、中学校でのいじめや体罰を阻止するため、教室内に「録画用カメラ」の設置を検討しているといいます。

学校から出ても出なくても、どこでも起こる、ネットいじめだったり、社会人になれば、上司などからパワハラやセクハラなどを受けるケースもあって、心身共に病んでしまう人もいます。

就活生でも、「オワハラ」だったり、「就活セクハラ」だったり、どこにそういうハラスメントが潜んでいるなんて、予測もできない位、深刻な問題です。以前AKARIでも取り上げたことがありますので、関連記事よりご覧ください。

私は、パワハラは1ヵ所目のA型事業所で受けました。

明らかに私に対する言動や接し方が異常でした。

人前で、叱咤されました。

ですが、周りの利用者は無関心というか、我関せずという感じで、『腫れ物には触らないでおこう』という人ばっかりで、本当に居心地の悪い職場でした。

結局当時の主治医から、『これ以上ここにいたら、精神科に入院しないといけない。元には戻れなくなるよ』と、ドクターストップがかかる位、心身が病んでしまい、退職しました。

本題の『空色スクール』で、校長を務めていた中川さんがおっしゃっておられました。

貴方が生きてて、良かった」。

私は最近、同じ様な言葉をある人に言われました。

最近知り合いになった人に、自分の昔話をした時、

翼祈(たすき)さんが生きていてくれて、本当に良かったです。こうやって、お話もできて、嬉しいです』と、言葉をかけられました。

その言葉を聞いて、また1つ自分の過去を受け入れられた気がしています。

世の中不条理なことばかり、不公平さや格差などが拡大し、面白くないなと思っている人も多いことでしょう。

それでも、生きていれば、きっといつか、良かったって思える日が来ます。

私も何度も、「生きていたくないな」と思うことはありましたが、生きていたから、今会える人だったり、WEBライターという仕事にも出逢えました。

必ずどこかで、貴方のことを応援したり、見守ってくれる人はいると思います。

『空色スクール』を卒業された皆さん、本当におめでとうございます。

皆さんにとって、より良い人生が待っていることを信じていますー。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、高眼圧症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。