この記事は約 6 分で読むことができます。
こんにちは、翼祈(たすき)です。
皆さん、春ですね。春と言えば、卒業式、入学式のシーズンでもありますね。
私自身、卒業式に余り良い思い出がありません。大学は不登校になり、1年で中退したからです。
私はずっと子どもの頃から、母の夢でもあった、大学の卒業式で袴を着ること、それが叶いませんでした。
自分の夢でも、母の夢でもあった袴を着ることができなかったこと、中退したこと自体は私にとって良かったと思っても、夢が叶わなかった寂しさもあります。
不登校だったりすると、卒業式に参加することもなかなか叶わないと聞いています。
そんな不登校など経験した人達が日本各地から参加した、卒業式があったことをご存知でしょうか?
2025年3月23日、病気や不登校などで卒業式に参加できなかった人たちに向け、タレントの中川翔子さんなどが企画したイベント【卒業式をもう一度】が、東京都中央区にある浜離宮朝日ホールで開催されました。
いじめを経験して学校に行けなくなり、中学3年生の半年間を不登校だった経験を持つ中川さんは、不登校ジャーナリストの石井しこうさんと力を合わせて、同じ経験を持つ人と「止まっていた、学生時代の時計の針を再び動かしたい」と考えました。
卒業式を含んだ3日間に渡ってフリースクール『空色スクール』として開校され、中川さんの呼びかけを受けて日本中から385人からの応募があって、過去の経験を振り返る授業などをオンラインで受けました。
卒業式には鹿児島県から青森県まで日本中から集まった12歳から60歳までの29人が出席し、中川さんが『空色スクール』の生徒たちに“卒業証書”を授与しました。
今回は、3日目は卒業式だった『空色スクール』は、1日目と2日目はどんな授業が行われたのか?などを特集します。
『空色スクール』の1日目と2日目の日程は?
![]()
画像・引用元:不登校オンライン 中川翔子と卒業式をもう一度
「空色スクール」初日は、参加者が応募動機を語るオンラインのミーティング、2日目は不登校だった当時を振り返り「人生紙芝居」を作成しながら歩みを振り返るオンライン授業を開催。最終日となる3日目の今回、中川さんが“校長”を務める“卒業式”がおこなわれました。
引用元:AREA Kids + 中川翔子が不登校経験者らに“卒業証書”を授与する「卒業式をもう一度」を開催 29人が新たな旅立ち「生きていてくれてありがとう」(2025年3月23日公開)
この卒業式の言葉でも出てきますが、
2025年3月28日、警視庁と厚生労働省は、2024年の自殺者数の確定値を明らかにしました。小中高生は2023年より16人多い529人で、統計を取り始めた1980年以降、過去最多となりました。男女別では、女子が初めて男子を上回り、女子中高生で合計38人増加しました。
参照元:読売新聞 2024年の小中高生の自殺者数、529人で過去最多…女子が初めて男子を上回る(2025年3月28日公開)
という最新のデータが発表されました。
熊本県ではいじめを受けている人から、『カメラを置いて欲しい』という要望があって、熊本市教育委員会が、小、中学校でのいじめや体罰を阻止するため、教室内に「録画用カメラ」の設置を検討しているといいます。
学校から出ても出なくても、どこでも起こる、ネットいじめだったり、社会人になれば、上司などからパワハラやセクハラなどを受けるケースもあって、心身共に病んでしまう人もいます。
就活生でも、「オワハラ」だったり、「就活セクハラ」だったり、どこにそういうハラスメントが潜んでいるなんて、予測もできない位、深刻な問題です。以前AKARIでも取り上げたことがありますので、関連記事よりご覧ください。
私は、パワハラは1ヵ所目のA型事業所で受けました。
明らかに私に対する言動や接し方が異常でした。
人前で、叱咤されました。
ですが、周りの利用者は無関心というか、我関せずという感じで、『腫れ物には触らないでおこう』という人ばっかりで、本当に居心地の悪い職場でした。
結局当時の主治医から、『これ以上ここにいたら、精神科に入院しないといけない。元には戻れなくなるよ』と、ドクターストップがかかる位、心身が病んでしまい、退職しました。
本題の『空色スクール』で、校長を務めていた中川さんがおっしゃっておられました。
「貴方が生きてて、良かった」。
私は最近、同じ様な言葉をある人に言われました。
最近知り合いになった人に、自分の昔話をした時、
『翼祈(たすき)さんが生きていてくれて、本当に良かったです。こうやって、お話もできて、嬉しいです』と、言葉をかけられました。
その言葉を聞いて、また1つ自分の過去を受け入れられた気がしています。
世の中不条理なことばかり、不公平さや格差などが拡大し、面白くないなと思っている人も多いことでしょう。
それでも、生きていれば、きっといつか、良かったって思える日が来ます。
私も何度も、「生きていたくないな」と思うことはありましたが、生きていたから、今会える人だったり、WEBライターという仕事にも出逢えました。
必ずどこかで、貴方のことを応援したり、見守ってくれる人はいると思います。
『空色スクール』を卒業された皆さん、本当におめでとうございます。
皆さんにとって、より良い人生が待っていることを信じていますー。
関連記事
noteでも書いています。よければ読んでください。
コメントを残す