『Mブレイル(レジン製軟質点字タイル)』で、視覚障害者の踏切内での事故を無くせー。

点字ブロック

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

私は過去に人身事故に何度か遭遇しました。

1回目は福岡市に行った帰り、春日原駅前で起きて、道が分からず、人の流れに乗りながら歩いてJR春日原駅まで移動し、地元に近い駅へと帰って来ました。

2回目は朝から映画を観ようと福岡市に向かっている時に起きて、「もう映画に間に合わない。でも観たい」と思って、朝上映の回を前払いで返金されないシステムなので、お金が無駄にはなりますが、次の回の上映を動かない電車内で待っている間に予約して、何とか観れました。

それ以降もあったと思いますが、巻き込まれたので言えば、2025年1月のことです。通勤時間になって行くと、駅には沢山の人だかりができていて。あれ?って思ったら、電車が事故で動いていない状況でした。

会社に「朝から出勤できません」と電話を入れて、動き始めた後で、電車に飛び乗った後、満員電車で、身動きが取れず、坐骨神経痛には良くない体勢となって、遅れて来ただけではなく、次の日過労で欠勤する羽目になってしまいました…。

一部の人が事故があった日を休みにしたり、ある程度落ち着いてから午後から出勤する人もいた中で、私は事故当日も少し給料減るし、疲れが取れなくて次の日欠勤したことで、給料がさらに減りましたし、「私も無理して、あの日出勤しなければ良かった…」と後悔しました。

人身事故は視覚障害を抱えている人にとっても、大きな問題で、線路内で自分の位置がわからずに立ち往生して、はねられるケースも多く起きています。

その人達の悩みに寄り添った、とある企業が点字ブロックを簡単に補修できる簡易キットを開発したことをご存知でしょうか?

JR東日本高崎支社は点字ブロックの突起部分の欠けを補修するための簡易キット『Mブレイル(レジン製軟質点字タイル)』を開発し、2024年10月から、クリヤマジャパン株式会社が商品化しています。

これまでタイル1枚を張り替えていた修復方法よりもコスト削減や施工時間の短縮が見込め、複数人で修復が必要だった手間も省け、どなたでも簡単に補修できる技術で視覚障害を抱えている人たちの安全を確保できます。

今回はクリヤマジャパン株式会社が商品化している点字ブロックの優れているポイントなどをご案内したいと思います。

クリヤマジャパン株式会社が商品化している点字ブロックでできる、安全性の確保や、削減できる時間などは?

点字ブロックが敷かれた歩道 クリヤマジャパン株式会社のMブレイルの基準

画像引用元:クリヤマジャパン株式会社公式ホームページ|Mブレイル(レジン製軟質点字タイル) 

キットは視覚障害者に危険箇所などを示す点状ブロックを直す。床材メーカーのクリヤマジャパン(大阪市)と共同開発した。破損した突起部分に専用の型枠を設置して樹脂を注入し、整形・乾燥させて完了。所要時間は全体で約1時間で従来の張り替え工法と比べ約35%の時間短縮、コストも約半減できるという。タイルの廃材が出ず環境負荷低減にも貢献できる。

引用元:日本経済新聞|JR東日本高崎支社、点字ブロックの簡易補修キットを開発 (2025年3月6日公開)

この点字ブロックが与える未来の事故を防げる可能性を感じた

2024年1月から国土交通省が国をあげて自治体に指示をしている内容を受けて、2025年2月、視覚障害を抱えている人が列車にはねられる事故を無くしたいと、福岡市が地下鉄の姪浜車両基地で踏切への設置を進めようとする点字ブロックの体験会が開催されました。

参加者をされた視覚障害を抱える人たちは実際に白杖を持って、点字ブロックの上を歩くなどして感触を確認していました。

参照元:NHK福岡 NEWS WEB |福岡市が踏切へ設置を進めようとしている点字ブロックの体験会(2025年2月27日公開)

2025年3月8日には、視覚障害者ではありませんが、遮断機が下りても、線路内から出ずに、施設に入所する知的障害を抱えている方がはねられて亡くなるという事故が起きました。

この男性は、ドライブで施設の職員の人と6人で出かけていて、車を一時的に停めた時に、車を観るために車から降りて、そのまま線路内に侵入し、そのままはねられたそうです。

視覚障害でも点字ブロックのことが分からない方もいますし、それ以外の障害であっても、線路内に侵入してはダメという判断ができない方もいらっしゃいます。

クリヤマジャパン株式会社の商品は、設置には夜間に複数人で設置しなくてはならないものが、キットがあれば1人でも設置が可能という優れものです。

6万9000円(税別)で設置できて、既に導入している駅などもあると、引用元に書いてありました。

確かに点字ブロックって、道の中にあることで、引っかかったりとか、ちょっとしたことで破損したり、雨風にさらされて、耐久性が弱くなっているものも大いにあると思います。

このクリヤマジャパン株式会社の点字ブロックのキットがあることで、修復に時間も人も要す問題を改善しされ、少しでも修復する人、利用する方の負担を減らすことができるのではないでしょうか?

この点字ブロックのキットが、視覚障害を抱えている人の事故を減らす、いや無くす、そんな効果を与えて欲しいなって思いました。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、高眼圧症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。