災害と犬。「同行避難」、『ドッグスリング』、【どうぶつ防災図鑑】など防災について。 

災害 犬 避難

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

もし災害が発生したら、ペットとの避難をする時、どうしたらいいと思いますか?

2022年6月にペット保険シェアNo.1のアニコム損害保険株式会社が、ペット保険の契約している人に、ペットの防災対策に関連したアンケートを行ったところ、半数以上の人がペットの防災に関して「全く対策を行っていない」「ほとんど対策を行っていない」と回答しました。

またペットと一緒に被災・避難した経験があるかを聞いた結果、ほぼ「ない」と回答しました。避難した経験がないことで、どんな対策を行えばいいか分からないといった声もありました。

今回は主に災害×犬をテーマに、同行避難、「ドッグスリング」、『どうぶつ防災図鑑』などについて、お知らせしたいと思います。

同行避難など、災害発生時とペットとの向き合い方

災害が発生したら、ペットはどうしたらいいですか?環境省は基本的に、飼い主がペットと共に避難する「同行避難」を推奨していますが、まだほとんど浸透していません。ペットの命を守る行動は飼い主の責任となります。避難に必要な知識を持ち、いざというときに備えて下さい

2016年4月14日夜、熊本県でマグニチュード6.5の地震が起こり、震源地に近い熊本県益城町では震度7となりました。近くにある熊本県熊本市にある動物の看護やトリミングなどの専門学校「九州動物学院」は急いで、ペット同伴の避難所で教室などを自主的に開放しました。SNSなどで情報を手にしたペット連れの人たちが「家が被災して帰れない」と訪れ、約1ヵ月でトータル約1500人、犬や猫など1000匹ほどを一時的に受け入れました。

環境省は2011年の東日本大震災をきっかけに、ペットとの「同行避難」の指針を想定をしました。被災地では家族がその場を離れ、置き去りにされた犬が野犬化したり、不妊・去勢手術がされていなかった犬や猫が繁殖したことで、多頭崩壊が起きて、生態系に影響を与えたりする可能性も起こり得ることでした。地震が収まったことで自宅に置いてきたペットを迎えに行き、その後命を落とした人もいたことで原則、「同行避難」が推奨されています

ですが、避難所へペットと「同行避難」をしても、飼い主とペットが同じ空間で生活する「同伴避難」が可能だとは限りません。「日本国内のペット飼育世帯は全体の2割と少ないです。

ペットを飼っていない人と同じ場所に避難した場合、におい、鳴き声、ノミなどでトラブルが発生しやすいです」と同「九州動物学院」理事長の男性。「避難所を10ヵ所設置するなら、それぞれがペットの『同行避難』を受け入れるのではなく、1ヵ所はペット連れ専用にするべきではないか?」とアドバイスします。

「飼い主は最初に、お住まいの避難所がペットと『同行避難』が可能か調べてみて欲しいです」と、岐阜県獣医師会副会長理事の男性は提唱します。

参考:災害が起こったら、ペットをどう守る? 同行、避難所、しつけ…必要な知識を身に付けて 東京新聞(2022年)

2018年7月に岐阜県関市で発生した激甚災害では、避難所でペットは外の鉄棒につないで欲しいと言われ、飼い主が心配でペットと一緒に車中で過ごしたケースもありました。専門家は「車中避難ではエコノミークラス症候群なども懸念されます。避難所に携わる自治会や町内会の考え方次第で、ペットを避難所に受け入れるかどうか変化するのが現状」と指摘します。

岐阜県岐阜市にあるNPO法人「人と動物の共生センター」理事長で獣医師の男性は「避難所に行くことは選択肢の1つにしか過ぎない」と強調し、安全で確保された場合なら自宅で避難するのもいいですし、それ以外にも、友人や親類宅など「いざという場合にペットの預かりを頼める選択肢を増やしておくのも大事」だと発信しました。

犬用抱っこ紐『ドッグスリング』

犬用の抱っこ紐『ドッグスリング』を使用した災害避難の体験会が2022年9月3日、福島県三春町斎藤にあるペット用品店「ワンズゲート」で開催されました。

環境省によりますと、同福島県内では東日本大震災時、少なく見積もっても2500匹のペット犬が命を落としました。日常生活でペットとの避難方法を考えて欲しいと、『ドッグスリング』を開発した、大阪府大阪市にある「エルバ」が災害避難の体験会を企画しました。

この日は約25人が災害避難の体験会に参加し、『ドッグスリング』で愛犬を抱えながら、災害現場を想定して置かれたハードルやボールなどの障害物を乗り越えてました。

体重15kgのフレンチブルドッグと、災害避難の体験会に参加した同福島県須賀川市に住む会社員の女性は「重い犬でも『ドッグスリング』を付けていると抱えやすく、不安定なエリアでも両手が使えて安心感もありました」と言いました。

参考:災害時に安心、犬用抱っこひも「ドッグスリング」体験会…「抱えやすく両手が使える安心感」 読売新聞(2022年)

シェイクアウト訓練

社会福祉法人 日本介助犬協会は地震が起こった時に備える為に「シェイクアウト訓練」を新しく導入し、2021年10月末に初めて行いました。

「シェイクアウト訓練」は2008年にアメリカでスタートした地震防災訓練で、地震発生した直後に命を守る時に最初にすべき行動を覚えておく為に取って欲しい防災訓練です。

地震から命を守る為にの3つの安全行動、①頭を守る、②姿勢を低くする、③地震の揺れが収まるまで待機する、を自身が今いる場所(学校、職場、外出先など)で約1分間行います。この3つの行動を普段から覚えておくだけで、地震が発生した時にすぐに行動に移すことが可能です。

「シェイクアウト訓練」を行った当日は、館内放送で地震発生のアナウンスがかかると、事務所やホール会場では机などの下に入り、犬舎ではその場にかがみ頭を守りました。犬を連れて散歩している時に地震の揺れを感じた事も想定し、犬と共に建物の机の下に入る人もいました。

「シェイクアウト訓練」を終了し、犬たちが暮らす犬舎はものが下に落ちたものや倒れたものが無い安全なスペースだと確認できました。その反面で、車椅子の利用者は机の下に入る事が困難なので、安全が確保されたスペースに移動して頭を守りますが、「車椅子の利用者の方では、実際に安全なスペースはどこにあるだろう?」と再度検討し直すきっかけとなりました。

画像引用・参考:地震が起きてからでは遅い!介助犬や車椅子ユーザーの安全を守る為の地震防災訓練「シェイクアウト訓練」を初実施 PR  TIMES(2021年)

『どうぶつ防災図鑑』

ペット保険シェアNo.1のアニコム損害保険株式会社は、2022年12月8日、ペット防災専門の情報公式サイト【どうぶつ防災図鑑】をオープンしました。

【どうぶつ防災図鑑】は、ペットの飼い主が災害に備えて欲しいと様々な情報を学習すべき情報公式サイトです。災害への備えや対策して欲しい内容は、ペットの種類で共通するところもあれば、異なるところもあります。

どのペットと生活する人でも知っておいて欲しい情報(「みんなの読みもの」)と、犬・猫・エキゾチックアニマルというペットの種類ごとに分けた情報(「犬飼いさんへ」「猫飼いさんへ」「エキゾ飼いさんへ」)に分類し、体系的に知識を深めて欲しいと思います。

また、アニコムグループが過去に集計した被災地支援の報告(「災害支援」)も掲載し、実際の被災地の様子を理解することで「自分だったらペットとの避難をどうしたらいいか」を考えて欲しいと思っています。

画像引用・参考:ペット防災専門情報サイト『どうぶつ防災図鑑』オープン PR TIMES(2022年)

災害救助犬

救助犬は、がれきなどに埋もれた「生存者」のにおいを捜し、見つけると、ほえて知らせる。だが、津波をかぶった街は「水田かと思った」というほど水浸し。犬たちが残り香に気づいて走り出しては静かに戻ってくることの繰り返しで、丸2日の捜索でほえたのは、たった一度だけだった。

被災地には、国内外から救助犬を連れた民間の救助隊が集まったが、男性によると、統率がとれていなかった。すでに捜索した場所を別の隊が捜索するケースや、軽装備で現場に入る隊もいたという。

それを教訓に、3年後の2014年春、捜索を終えた場所に残す共通の印(マーキング)が導入された。「しっかりと救助のノウハウを学びたい」と協会に学びに来る隊も増えた。

引用:災害「犬の力」生かせ 読売新聞(2022年)

私の家の愛犬は、

犬はそうだと思いますが、水が嫌いでした。大雨が降り、それが雷を伴った雷雨になると、雷の音が怖かった愛犬は、走って、ガタガタ震えて、私たちの元に駆け寄って来ていました。

本当に雷の音が怖かった様で、私はある日の夜、一緒に怖がる愛犬と一緒に寝た時がありました。愛犬も暫く、スヤスヤ私の横で寝ていました。

この記事は前から書こうとしていたのですが、その書かなかった間に「ドッグスリング」とか、『どうぶつ防災図鑑』など、画期的なものが出て来て、よりペットの防災対策がしやすくなったのではないか?と思いました。

もちろん災害が来ないに越したことはありません。ですが、もしもの時に、ペットを飼っている、この読んで下さった方のお役に立てれば、幸いです。

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【こつこつ防災】いざという時にペットと避難、準備は大丈夫?注意点とお役立ちグッズをご紹介 KSB 5ch(2022年)

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。