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オリジナルな情報の記事を書くことへの難しさ
自社メディアAKARIの活動内容の方針が変わり、オリジナルな情報の発信に難しさを感じています。
某大手新聞社の記事を参考に記事を書いていたのですが、その社の記事を引用することができなくなりました。その引用元の記事の意見に私も全面的に賛成なので、引用して記事を作成しようとしていましたが、それができなくなりました。
うまい言い換えが思いつかず、その意見を踏まえながらどこまで咀嚼し、自分の意見として落とし込めた記事が書けるのか、なんだかあやしくなってきました。
私の意見は多かれ少なかれありとあらゆるメディアの意見に影響を受けているので、その上での意見なので、自分の意見としてどう独自性を出すのか、苦労します。
自分の意見がなければ、参考にした元記事を読んでもらえば話が早く記事化する意味がなくなってしまいます。
情報を調べ上げ、まとめるだけなら誰でもできるし、似通った記事になってしまうでしょう。
これまで鍛え上げていた文章をまとめる筋肉とまた違った筋肉の動かし方をしないとオリジナルな記事が書けない気がします。難しいです。
あまり視野を狭めず、世界にはいろんな意見があるのだし、それを拾い上げる力をつけようと思います。
SNSでいろんな意見が簡単にわかる世界で何を取捨選択するのか、それが私の腕の見せどころなのかもしれません。
障害の当事者として
私自身も統合失調症を患った障がい者であり、障害の種類にかかわらず、障害を持つ当事者としてどんなことが有益な情報になるのか、切磋琢磨して情報を見抜く目が必要になってくると思います。
今後、AKARIは当事者としての独自性を出すためにインタビューの記事に力を注いでいきます。私もインタビュアーとして参加していますが、毎回インタビューを受けてくださる方の本音の意見が聞けるよう苦労しています。なるべく話しやすい雰囲気になるようにインタビューを受けてくださる方の目を見てお話しています。質問もなるべくわかりやすい言葉にしたりと工夫をしています。
インタビューをしてみて思ったことは、人の気持ちは十人十色であり、その一人一人に物語があり、いろいろな思いを抱えて生きてきているんだなと感じます。過去にあった苦しみも糧にして未来を生き抜こうとしている人々の生き様が感じられる記事になっているといいなと感じます。
私は自分から進んで話すより、聴く側に徹した方が話が盛り上がるように感じます。いろいろな方たちの生の声が届くようがんばっていきたいと思います。
個人の経験談はAIやチャットGPTでも記事化できないものなので、オリジナリティが出ると思います。人にしか出せない個性を拾い上げる記事を書いていきたいものです。
リストカットをしている人が赤のマジックで手首に一直線を引くと不思議と落ち着いた気持ちになるというライフハックから始まった本メディア。
障害者が障害者のために有益な情報を発信するにはいったいなにが必要なんでしょうか?
自分の障害を理解すること。そして、他者になにが必要なのか伝える力、その先に他者の理解があり、社会に受け入れられる段階があると思います。
AKARIの使命
大手メディアのようにお金をかけて取材はできないので、小さな草の根をかき分けるような活動を地道にやっていくしかありません。
小さなメディアには小さいながらの情報が集まってきますし、障害者が障害者のために役立つ情報を丁寧に拾い上げて記事化するのが、自社メディアAKARIの使命だと思います。
今後、TANOSHIKA CREATIVEの内外にかかわらず、インタビューしていく方針です。現在、企画の段階で上がってきているものとしては、あるメンバーさんの主治医のインタビューや、児童養護施設の先生など多岐に渡っています。
AKARIを末永くよろしくお願いします。
noteでも書いています。よかったら、読んでみてください。
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