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こんにちは、翼祈(たすき)です。
多くの人の生活に欠かせない、コンタクトレンズ。
着けている人も多いのではないでしょうか?
私は今のところ裸眼で、着けたことも買ったこともありません。
私の母はコンタクトをしていた頃もあったらしく、着けていた時目が痛くて、目がいつも真っ赤になっていて、私を妊娠した時に、赤ちゃんがいると夜泣きで、夜眠れないを知っていたので、「赤ちゃんのお世話が大変なのに、コンタクトを着ける時間はない」と思って、それから今日に至るまで、眼鏡に変えたそうです。
この記事では、コンタクトを着けて、涙に含まれる糖分から血糖値を測ろうという、糖尿病の新たな検査方法の1つになりそうな、研究成果です。
涙に含まれる糖分を活用して発電し血糖値を推定する超小型装置を開発したと、京都大学の研究グループが明らかにしました。この超小型装置を組み込んだコンタクトレンズを試作で開発し、2024年6月にアメリカで開催された国際会議で紹介しました。
糖尿病の患者さんの血糖値の管理に役立てられる可能性もあるとし、これから動物実験で安全性を確認するといいます。
今回は京都大学が開発した、血糖値を測れるコンタクトレンズについて紹介します。
京都大学が開発した、糖尿病の治療法になりそうなコンタクトレンズの詳細
半導体設計が専門の、京都大学の新津葵一教授など研究グループは、涙の中に含まれている糖分量が、血糖値の変化と連動しているポイントに着目しました。
糖分量に左右される発電量の変化を記録を残す集積回路が整備された超小型装置と、糖分が酸素と反応して発電する素子が開発されました。
発電量はごく僅かで、1兆分の1ワット以下になることもあって、集積回路の一部を自動的に「スリープ状態」を維持する技術で節電し、安定的に作動する様な仕組みです。
糖分量に左右される発電量の変化を記録に残す集積回路が整備された超小型装置の厚さは0.4mm以下で、ハードコンタクトレンズの外縁部に組み込むと視野を邪魔せずに、一般的なコンタクトレンズと同じ水準の着け心地が見込めると想定されています。
記録に残した糖分量のデータは、コンタクトレンズをケースに戻した時に解析される仕組みとなっています。
現在、糖尿病患者は手の指や腕、耳などに針を刺す測定器で血糖値を管理するやり方が一般的です。
新津教授は、「涙に含まれる糖分から血糖値の変化を把握し、糖分量の毎日の推移を把握したり、低血糖の状態になる前に光で感知したりできる様になればと思っています」と説明しました。
参照:涙で発電し血糖値を推定、コンタクトレンズ試作…京都大チーム 読売新聞(2024年)
情報科学が専門の国立情報学研究所の副所長の男性は、「外部の電源に依存せず、測定対象である涙の成分そのものをエネルギー源として活用する画期的なアイディアがとても良いです。それ以外の機器でも、この技術が応用できると思われます」と述べました。
知らなかったこと
私がコンタクトを着けていないこと、家族でも誰も居ないことで、自分の中でコンタクトは、
「ソフトレンズとハードレンズがある」
「今は1日使うと、次の日は使わない、使い捨てタイプが主流」
「コンタクトを置いているところで、まとめて買う人が多い」
という、基礎中の基礎しか知識がありません。
最近母に、「眼科の中で、目の検査をした後、コンタクトをしたい人がすぐに使える様に、コンタクトの度合いを調べて、着けて帰られるところが併設されているよね」と言われて、それまで、そのことを知りませんでした。
それほどコンタクトのことは知らなくて、私は将来眼鏡にしようと思っていることから、このまま技術が進歩しても、知らないままかもしれません。
この記事で、いつも内科に通院する時に採血以外にも血糖値などを測る検査は受けていましたが、涙でも血糖値が分かることが、当事者としては、ただただ驚きました。
血糖検査というものは針を血管に刺したり、指に針を刺したりと、激痛ではないものの、痛みを伴うものです。
コンタクトで血糖値を測れるなら、そういう痛みは無くなるのかもしれない。
全ての人にこの治療法が使えるかといえばそうではないかもしれませんが、実用化されれば、一般的に針を刺して血糖値を測る以外の、また違う新たなやり方になるなと思いました。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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