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こんにちは、翼祈(たすき)です。
皆さんは、絵を描いたりすることが好きですか?
私は残念ながら大学が美術部だった父の才能と、母方の祖母の、子どもの頃の母が描いたものを全く違う、見事な絵に仕上げたという、才能も受け継ぎませんでした。
小学校の頃、学校の花壇に植えている植物をクレヨンで描いたりとか、久留米市内にある鳥類センターで描いたフクロウの絵、彫刻刀を使って彫った、当時好きだったものの絵、版画や絵の具の何個も作ってオリジナルのものを作るマーブルアートなど、全て余り良い思い出がないわけではありません。
ですが、私は自分の中から、自分だけの絵を描くことが苦手で、そういうのが特に学年が上がると求められてしまうのが、そこから苦手意識が出たかも知れません。
この記事では、私と同じ発達障害を抱えながら、自分の描いた絵で、ショーを開きたいと奮闘する、女の子が主人公の映画となります。
俳優の服部樹咲さんが長編映画初主演を務め、共演に岡崎紗絵さん、吉田栄作さんが出演する映画『BISHU ~世界でいちばん優しい服~』が2024年10月11日(金)より東京・TOHOシネマズ日比谷、イオンシネマ板橋ほか先行公開、2024年10月18日(金)より、全国順次公開されることが決定しました。
本作は、尾州を舞台に、発達障害を持ち幾多の壁にぶつかりながらも夢にチャレンジする高校生の史織と、親友や家族との希望を描くオリジナルストーリー。愛知県一宮市のある尾州地域は、世界三大ウールの産地として世界的に認知されていますが、様々な課題や問題に悩む企業や工場が少なくありません。そんな中、服作りに諦めずにチャレンジし家族を支えたいと願う娘と、工場の閉鎖を余儀なくされ、葛藤する父親の姿が描かれています。
今回はこの映画について取り上げたいと思います。
あらすじ
高校生の史織は、毎朝7時、目覚まし時計代わりの軽快な機織りの音で起きる。明るく誰に対しても優しい性格だが、配膳の配置や歩き出しの足など生活習慣へのこだわりが強く苦手なことも多い。ある日、史織が描いた服のデザインを、親友の真理子が校内のファッションコンクールにエントリーする。さらに、真理子の提案で一宮市のファッションショーにも出品することに…真理子の協力のもと史織の服作りが始まった。それを知った姉の布美は、挫折した経験を史織に重ね、応援したい気持ちと背中を押せない気持ちの板挟みになり、父の康孝は史織が傷つくことを恐れ猛反対するのだった。だが、史織自身は服作りへの挑戦を通して様々な人々と関わったことで、次第にある想いが強くなっていく…。
画像・引用:映画『BISHU〜世界でいちばん優しい服〜』
予告編も公開中
本作の主題歌は?
主人公の史織を演じるのは、映画『ミッドナイトスワン』(2020年)で演技未経験ながら日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、本作が長編初主演作となる服部樹咲。本作の主題歌で歌唱デビューも果たす。このたび、服部の主題歌音源を聴くことができる予告映像がYouTubeで解禁となった。
予告編後半、服部が歌う主題歌が聴こえてくる。楽曲は、池内ヨシカツ楽曲プロデュースによる映画書き下ろしとなっており、映画世界観と寄り添った楽曲と服部の透明感と力強い歌声に心揺さぶられる予告編となっている。
引用:『ミッドナイトスワン』で注目された服部樹咲、映画初主演&主題歌も初歌唱 予告編公開 ORICON NEWS(2024年)
私とアート
私の母方の家系は、今は特養ホームに入寮しており、行けませんが、祖母がデイケアに通所していた時は、メキメキと絵の才能が開花しました。
母は絵が下手で、子どもの頃、学校の宿題で絵を描いてこないといけない時、絵が描けなくてそれを見兼ねた祖母が、母の絵に手を加え、それが何回か学校に貼り出されて、先生から、「⚪︎さんの絵、とても良かったよ」と言われると、「自分が描いた絵ではないのに…」と、何度も困惑したと言っていました。
私は父が大学のサークルで絵を描いていましたが、私は絵の才能はなく、まず何かをモデルにした絵を描くのは、学校の授業でも苦手でした。
例えば、お互いに向き合いながら、絵を描き合う自画像や、模型を見ながらのデッサンも下手でした。
私は数年前に、パステルアートというものに出会い、色々本を買ったり、資格も取ろうかと思っていた位でした。
ですが、私が習い事として通っていたフラワーアレンジもそうなんですけど、絵の様な自分の中から1から生み出すもの、お花の様にレッスンの本を観ながら、目の前で見本と同じものを作るの、これも苦手でした。
最近は全く行っていませんが、ハンドメイドのワークショップの様な沢山材料があって、何個か好きなものを選んで組み合わせて作るものは、他の人が「材料が多くて、悩むね」と言っている中で、材料を見渡して、5分弱で「これにしよう!」と選んで幾つもサクサク作る人で、枠に囚われないものを生み出すことは、前から好きでできていました。
場合によっては、その場に2時間いて、同じものは作らないと決め、配色を考えたりとか、全く違うものをベースで使って、10個作る時もありました。
パステルアートに関しては、以前は割と近場で開催だったので、開催する場所の移動で遠くなって、行けなくなったことが、足が自然と遠のいた理由でもあります。
この映画は私と同じ発達障害の女の子が自分で服を描いて、デザインして、その服を着てショーに出たいという物語みたいですね。
服も全く何もない状態から、生み出すものですね。私にはできません。
今まで発達障害のエンタメは、こういうクリエイティブな題材のものはほとんど書いたことがなかったので、夢に向かってー、というところだけで、キラキラして眩しい映画なんだろうなと思いました。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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