若者でも老眼に?今、急増しているスマホ老眼とは?~異変を感じたら直ぐに眼科へ~

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こんにちは、どうも、ゆたです。

皆さんは一日、どのくらいスマホを使いますか?
私はYouTubeを見たり、アニメを見たり、結局3時間以上は使っているように思います。

もし、毎日、5時間以上スマホを見続けている人がいたら要注意です。

今日は今、20~30代で急増している「スマホ老眼」についてご紹介します。

スマホ老眼とは?

まずは、スマホ老眼についてご紹介します。

スマホ老眼とは、スマホの画面を長い時間見続けたことによって目のピント調整がうまくいかなくなり、視界が悪くなってしまうことをいいます。

「老眼」という名前がついていますが加齢によるものではなく、主に20代や30代の人にもみられる症状です。

スマホ老眼になるとピント調節がうまくいかなくなるので、「スマホの小さい文字が見えにくい」、「顔を上げたとき視界がぼやける」、「夕方になるとものが見えにくくなる」などの症状が出てきます。

スマホ老眼になるしくみについて。

それではなぜ、スマホ老眼になってしまうのかについて説明します。

スマホ老眼では、スマホなどの画面を見続けたことによって目の筋肉がうまく機能しなくなって、物が見えにくくなります。

人の目には、水晶体とよばれる組織があります。

水晶体は目の中でカメラのレンズと同じようなはたらきをしており、光を屈折させてものを見えるようにする役割です。通常は薄い凸レンズのような形をしていますが、近くを見る時には毛様体筋という筋肉に引っ張られて厚くなり、光の屈折を調整することでピントを合わせています。

なので、スマホなどの近いものばかり長時間集中していると、毛様体筋が水晶体を引っ張り続けることになります。

その結果、凝り固まった状態になって、遠くを見るときも、毛様体筋がうまく緩まず、ピントを合わせることができなくなるのです。

ただ、スマホ老眼は決して、遠くを見ることだけが困難になるわけではなく、調節がうまくできないので、近くも見えにくくなります。

なので、異変を感じやすい傾向にあるでしょう。

スマホ老眼は、老眼とは違って、加齢によるものではないのが特徴なので、年代問わず誰にでもなる可能性があります。

スマホ老眼にならないための対策

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スマホ老眼にならないためにはいくつかの対策があります。
普段からスマホを長時間使う人は是非、意識して気を付けてくださいね。

 

スマホ老眼にならないための対策6選

①スマホを使う時は目から30cm以上離す

皆さんが普段から使用しているスマホは予想以上に目との距離が近い位置にあることが多いです。
適切な距離は30cm離すこと。実際慣れるまではかなり遠くにあるように感じますが、慣れてくると自然と見えるようになります。
どうしても見えない場合は、コンタクトや眼鏡を着用して、決して近くで見続けないように心がけてくださいね。

②スマホの使用中は適切に休憩をとって目を休ませる

先ほども話しましたが、スマホを使っている状態は目の毛様体筋が常に緊張している状態です。筋肉を使い続けたらいずれ、疲れてしまうのは想像できるかなと思います。それは目も同じです。
なので、ある程度スマホを見ていたら、しっかりと休息を取り、目を休ませてリラックスさせることが必要です。
その際、目を閉じて休憩する、もしくは窓の外などの遠くのものを見たりするのも効果的です。

③目の疲れ解消のために睡眠を十分にとる

一時的な目の疲れというのは睡眠をしっかりとることで解消されます。
睡眠をしていないと疲労が蓄積してしまい、ほかの目の病気にもつながります。
スマホで目を酷使している人は、睡眠を意識するだけでも変わってくるでしょう。

④スマホの使用中は意識的にまばたきをする

目の乾燥も、毛細体筋を緊張させてしまう原因の一つです。
スマホを見ているときは特に乾燥しやすいので、注意が必要です。
具体的には「意識的にまばたきをする」ことです。
その時にしっかり閉じること、そして、回数を増やすことも意識してまばたきしましょう。

⑤スマホの使用で目が疲れたり、乾いたら、症状に合った目薬を正しく使う

目薬は乾燥を防ぐためにとても効果的ではありますが、さし過ぎると涙の栄養分を洗い流してしまうため、用法・用量を遵守して使用しましょう。

⑥目をあたためる

目は涙の効果で乾燥を防ぎます。
涙は、油層、水層、ムチン層という3つの層で構成されています。
その中でも油層は乾燥を防ぐために大事な役割があります。
目をあたためることで、油分を分泌しているまつ毛の生え際にあるマイボーム腺のつまりが解消され、油分がスムーズに分泌されるようになるのです。

以上、この6つがスマホ老眼にならないための対策です。

もちろん、いきなり全部やれ、というのは難しいと思うので、どれか一つだけでも意識的に行ってみると目の疲労が取れていくかも知れませんので、是非、試してみてください!

豆知識、根性論から生まれた勘違い。

先ほど、上記の中で、スマホを30cm離してみたほうがいい、という話の中で眼鏡をしてでもスマホとの距離は開けたほうがいいとお話ししたかと思います。

もしかしたら、この記事を読まれた方の中にも、眼鏡をするぐらいならスマホを近づけたほうがましじゃないか、と思う人もいるかも知れません。

これは「眼鏡を使うと近視が進む」という噂を信じているからかも知れません。

実はこれはただの都市伝説で、現在のところ、しっかりとした根拠はありません。

それと同じように「老眼鏡をかけると老眼が進む」というのも完全なる誤解です。

このような噂が流行った理由としては、昔ながらの根性論から来るものではないかと言われています。

目を鍛えることで進行は食い止められるはず!といった何の根拠のない根性論が広まってしまい、勘違いしているのです。

「近視の進行度合い」と「メガネの度数」には相関はなく、度数のあった眼鏡を使うことは目を甘やかし、近視を進めることとは全く関係のないことなんです。

終わりに。

今回はスマホ老眼に焦点を当ててお話しましたが、目の病気というのは思ったより、身近にあります。

詳しくは下記の記事を見ていただければわかりやすいと思います。

参考:スマイル#目のお悩み相談室

参考:公益財団法人 日本眼科学会

またAKARIの先輩ライターでもある翼祈さんが以前に書いた記事にスマホの普及により、子どもたちの目にが及ぼす影響について言及しているものがありました。
是非合わせてお読みください!

子どもの近視。〜スマホなどの普及で、加速する子どもの視力低下をどう防ぐか?〜 

身近なものの代表例でいえば、ドライアイや眼精疲労などもありますし、大きな病気では白内障や緑内障などもあります。
目の病気は年を取れば増えていくものではありますが、かといって、若い人に関係ないわけではありません。

日ごろから目の疲れや違和感を無視せず、しっかりとしたケアが必要だと思います。
そのためにも時間を取って眼科に行くことをおすすめします。

手遅れになる前に対策することができれば、それだけ目の健康を保つことができるでしょう。
是非、皆さんも気になることがあれば、近くの眼下に行くようにしてくださいね。

今日はここまで。以上、お相手ゆたでした♨

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