子どもの近視。〜スマホなどの普及で、加速する子どもの視力低下をどう防ぐか?〜 

子ども 近視

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

スマホやタブレットなどのデジタル端末、携帯ゲーム機などの普及の低年齢化により、以前から指摘されていた、子どもの近視。国は2021年、子どもの近視の把握で実態調査を初めて行い、想像以上に子ども達の近視が急増していることが分かって来ました。

どうしたら子ども達を近視から守れるのか?日本眼科医会は近視への対処法を提言しています。今回はそんな子どもの近視の実態と近視への対処法などについてお伝えしていきます。

近視を抱える子どもの数が急増

遠くのものが判断しにくくなる近視の加速具合を表す「目の奥行き」の長さについて、2021年文部科学省が子どもの近視の増加傾向の実態を把握すべく、日本各地の小中学生の約8600人に初の調査結果を公表しました。

「目の奥行き」の長さが長ければ長いほど近視が加速していますが、小学6年生の平均の長さが成人の平均に及んでいることが判明し、専門家によれば子どもの近視の増加傾向がかなり深刻になっていると警鐘を鳴らしています。

「目の奥行き」の長さは成人の平均で24ミリ前後だと言われていますが、子どもへの実態調査の結果は、

小学6年生の平均に関しては「目の奥行き」の長さが

男子では24.22ミリ、女子では23.75ミリと大人と同じ程度にまで及び、

さらに中学3年生に関しては、

男子では24.61ミリ、女子では24.18ミリまでなり、とても「目の奥行き」の長さが遥かに達していました。

そして、裸眼の視力が視力検査でも1.0以下だったのは小学1年生で約2割でしたが、中学3年生では半数以上の6割まで達し、その中で3割の子どもの視力は0.3以下でした。

参考:子どもの近視 “深刻に” 初の実態調査 対策は? NHK|医療(2022年)

近視は、30センチ以内の近いところを見る時間が長くなると進行するため、視能訓練士が子どもや保護者に対し、スマートフォンやタブレット端末などを見るときは、姿勢を正して、30センチ以上離すこと、30分に1回は20秒以上、遠くを見て、目を休めてほしいと伝えていました。

近視が進むと起こりやすくなる怖い病気

目が悪くなれば日常生活や学校での生活で不便を感じるようになることになるのは当然だが、さらに怖いのは将来的な目の病気だ。

近視が強くなると緑内障や網膜剥離、近視性黄斑変性といった失明につながる病気を患うリスクが高くなってくる。強度近視になると、近視ではない人と比べ、緑内症で3・3倍、網膜剥離で21・5倍という報告もある。

「若いうちは失明するリスクは低いですが、近視が進行していると40代を超えたくらいに緑内障などの病気を発症し、失明するリスクも出てきます。こうしたリスクを避けるためにも、子どもの近視を放置せずに、若いうちから近視の進行を抑えることが重要になってきます」

引用:子どもの視力低下は将来の失明のリスクも スマホ育児は「仕方がない」に専門家が警鐘 AERA.dot(2022年)

子ども達を近視から守る為にして欲しいこと

10月10日の目の愛護デーを前に、日本眼科医会常任理事であるかとう眼科医院(宮城県大和町)の院長に、子どもの近視に関して話を聞くと、

「1日2時間は太陽の下で生活し、外出が困難であれば、なるべく太陽の光を感じる場所で過ごして下さい。スマホや携帯ゲーム機は、本に比較して目との距離が自然に近くなります。近距離で見続けると、両目で物を立体的に把握出来なくなったり、近視が加速したりします。手で握るタイプのデジタル端末はなるべく使用せず、ゲームや動画の操作はテレビを利用して閲覧しましょう」

とのことでした。

参考:子どもの近視進む、11歳の半数1.0未満 眼科医「1日2時間は日光下で」 河北新報(2021年)

また上記の院長の話にも出て来ます、デジタル端末を利用する子ども向けの、日本眼科医会監修の目の健康啓発マンガ『ギガっこデジたん!』の公式ホームページもございます。下記の記事に詳しい健康啓発マンガの紹介が載っているので、よければ合わせてお読みください。

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子ども「視力1.0未満」最多、近視に外遊びが効果的 東洋経済オンライン(2021年)

私も格別視力が良かった訳ではないですが、

子どもの頃の学校の視力検査で、そんなに視力が良かった訳ではなかったですが、眼科に行って下さいとは言われなかったので、まあまあのレベルだったかと思います。

私は子どもの頃ゲームはしていましたが、もの凄く熱中して遊ぶ程して来なかったですし、そんなにゲーム機を幾つも持っていなかったので飽きたら遊ばないし、携帯も高校1年生になってから持って、高校生の時は今ほど全然触っていなかったので、何とか視力は大丈夫だったかと思います。

今の私は記事を書く事とかでスマホの依存度が高いので、もし私の学生時代にスマホが誕生していたら、更に依存が深まって、視力ももっと悪くなっていたと思います。今回発表のあった子どもの近視の急増、今の医療で視力を回復させるのはまだまだ難しいので、時々目を休めて、自分の目を大事にして下さい。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。