長引く避難生活で、認知症の悪化の懸念。悪化させないために周りが取るべき対応。 

災害 認知症

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

令和6年能登半島地震の被災者の皆さん、お疲れ様です。

ニュースを観る度被災地の状況に胸を締め付けられ、天気予報で雪や雨だと聞くと、さらに避難されている皆さんのことが心配になります。

別の記事でも書きましたが、学生の皆さんは最長2ヵ月の予定で260名が違う学校へ集団避難されていたり、二次避難でここでは仕事ができないからと家族全員で違う場所に移られる方、自分は仕事があるから避難できないが、母には元気で居て貰いたいからと、息子さんだけ被災地に残るなど、家族全員が以前の様にその土地に留まることが難しくなっています。

この記事で紹介したいのは、認知症の方が、長引く避難生活で症状が悪化しているのではないか?という内容です。

今回は悪化させないために周りが取るべき行動と、私の父は違いますが、見ていて心配になることなどを綴らせて頂きます。

避難をしていて、認知症を悪化させないためには?

2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震で被災した、石川県の能登半島地方では、高齢化率が50%以上の自治体もあって、避難所にも認知症の人が沢山身を寄せていると想定されています。

災害が起きて、認知症の人に起こり得る可能性がある行動や、今認知症の人に行える対応を、認知症の専門医で筑波大学附属病院認知症疾患医療センターの新井哲明部長に質問しました。

新井部長によれば、筑波大学は2024年1月6日から2024年1月10日までDPAT(災害派遣精神医療チーム)として被災地入りし、活動したDPATの隊員から「避難所で認知症の人が少し感情が不安定になって落ち着かず、ケアが必要な人がいる」と報告を受けました。

また、被災地の精神科の病院からも、「認知症の患者さんで、精神的に不安定になった方の入院依頼が数件ある」との報告もありました。

まだ情報が少なく、被災地の被害状況が分からないことも多いので、これからますます認知症の人への支援が求められてくるのではないか?と、新井部長は懸念しています。

認知症の患者さんは、環境の変化に弱く、自宅から避難所に移るという大きな生活環境のストレスや変化で、突然怒り出す場合もあります。

また、新しい出来事を覚えることが苦手で、慣れない環境から「家に帰りたい」と思って避難所内を歩き回ったり、避難所のトイレの場所が分からずトイレを探し歩くなどの「徘徊」が出現する時があります。

それ以外にも、症状が不安定になることで不眠の症状が出現したり、DPATの隊員からは「避難所で認知症と疑いのある人が夜間ずっと一人で話していて、周りの人が寝られない」という報告も届きました。

▽認知症の人に行うべき行動

・音に敏感になることから静かなスペースを確保すること

・仕切りを作るといった専用の場所を作ること

・顔見知りの人がそばにいること

・専用のおむつ交換をする場所やトイレを設置すること

新井部長は、避難所で認知症の人でも安心できる環境を整備することがまず第一だと説明します。

できれば認知症の方専用の場所を確保したいところですが、できない場合は、仕切りを作るだけでも当事者たちが安心できる環境になり、精神的に安定する場合があります。

また、顔見知りの人がそばにいるということも、認知症の人の症状の安定に結び付く場合があります。

周囲の人の認知症への理解ある関わり方が大事となり、最初に避難所に介護経験のある人や認知症サポーターがいないか確認し、避難所全体で認知症の人を対応できる様な体制を整備したら良いでしょうと、新井部長は感じています。

東日本大震災など過去の震災での経験を受け、認知症の人は今までと大きく異なる生活を虐げられると、数日単位で心が不安定になることが多いと言われています。

夜に眠れず昼夜逆転した睡眠習慣、食事が摂れない、判断力が落ちる、尿が出ないー、など認知症の症状の進行などが見受けられるとします。

その上で、認知症の人を介護をしている家族もとても疲弊しており、東日本大震災の時に行った実態調査では、避難所に移って3日目ぐらいで認知症の本人も家族も凄く疲労が強くなる傾向だというデータがあります。

介護をしている家族にも声をかけて、支援をする。例を挙げると、介護をしている家族がトイレに行くなどといったちょっとした用事でその場を離れて、認知症の人が1人でポツンとなってしまう時に、周囲の人が認知症の人のそばにいてお話しをする、そういうことだけでも随分、介護をしている家族にとっても、助かるし違うということです。

▽認知症の人に行うべき配慮

・驚かせないこと

・自尊心を傷つけないこと

・急がせないこと

・介護をする家族にも声かけをすること

参考サイト

【動画解説】避難所で過ごす認知症の人と家族 課題や支援は? NHK  NEWS WEB(2024年)

認知症の人の避難所生活、継続には 「驚かせない、急がせない」 朝日新聞アピタル(2024年)

新井部長は、認知症の人を介護する家族に「頑張りすぎないで頂きたい」と呼びかけ、「認知症を患う本人も、その家族も無理をせず、我慢をしすぎないことです。

周りの人に、認知症の人がいるということを事前に伝えておいて、困っていたら助けを誰かに求めることが重要です」と述べました。

父の様子。

父も見ていてずっと寝てばかりです。起きている時間と寝ている時間が、釣り合わない位、寝てばかりです。例を挙げると、最近の休みの日は、

10時前 起床

10時から11時 国際報道などテレビを観る

11時から12時半前まで 寝る

12時半から13時 昼ご飯

13時から14時 ニュースを観る

14時から17時(場合によっては19時過ぎまで) 寝る

18時以降 テレビ、晩ご飯

0時から3時位? 就寝

という乱れた生活を送っています。私は父より仕事の関係で早く寝るので、何時に寝ているかは分かりません。母が入院する前に言っていたのでは、「3時過ぎに寝に来た」と。

母が入院する日と、手術する日は、朝8時前に病院に行かなければならず、乱れた生活で、本当に起きられるのか、当日まで心配でした。

父はいびきをかくし、睡眠時無呼吸症候群などで、時々「カッ」と息が止まります。

前は外で作業をしたりして身体を動かしていましたが、2023年の猛暑の後から、暑過ぎたために寝る時間が増えました。

父はこの1年、忘れやすいことが多く、1週間前に観たテレビのことも忘れています。自分が話した内容も忘れ、指摘すると、「それは聞いてない」と怒り出します。

2023年は異常なかった聴力検査も、2024年では再び健康診断で、2022年と同じく要検査となりました。でも病院には相変わらず、行きません。

父と食べるご飯も嫌味や文句が多く、美味しくないのですが、最近食事の食べこぼしが多いですし、食事中1日に何度も食べこぼしをします。

父は喫煙者など、幾つも認知症になる起因を持っています。父は「煙草を辞めたら?」と言っても、「煙草を吸うことで、感染症もやっつけるんだ」とか、屁理屈を言います。

災害が発生したら、煙草など支援物資としてはまず届かないでしょうし、ニコチン中毒である父は、そんな時にはどうするのか?、今は認知症ではないけど、発症するのではないか?、とか、父の様々な行動から心配になっている毎日です。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。