起立性調整障害。中学生の10人に1人が発症する、身体や脳への血流が低下する病気。

起立性調整障害

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

「朝起きられない」「立ちくらみ」「頭痛」「めまい」「気分不良」などの症状が挙げられ、中学生の10人に1人が発症するという、起立性調整障害をご存知ですか?発症すると遅刻や早退、悪化すると欠席が増えて、周りからは仮病だと勘違いされがちな病気ですが、睡眠障害、倦怠感のほか、失神する子もいて、本人は学校の欠席が多くなる事もストレスで病状の悪化が起こり、家族や周りの理解がないと改善に向かわない病気です。

今回はその起立性調整障害の症状と、そのアンケート結果についてお知らせしていきます。

起立性調整障害とは?

 

起立性調節障害は、小学校高学年から中学校、高校の思春期の子どもに多く現れ、女子の方が男子よりも発症頻度は高水準です。立ちくらみや目眩、頭痛などが持続し、倦怠感が強くあり、朝起こしているにも関わらず起きることができず、「サボっている」と誤解され、不登校の原因にもなります。自分の意思ではどうしようもない病気のため、親御さんや周囲の人が起立性調整障害への理解を深め、適切な治療や生活習慣の改善に取り組むことが必要です。

起立性調整障害は、身体の運動機能、気分、知覚などを含めた自律神経のオンが、朝に上手に切り替わらない、自律神経機能不全の1つと言われています。近年の報告では、重症例では自律神経による循環調節障害によって、成人後でも日常生活に著しく損失が出ることが指摘されていました。また、新型コロナウイルス感染拡大により、自粛生活と運動不足により起立性調節障害の早期発見が遅れ、症状の悪化が問題視されています。

これまでは、起立性調整障害は無治療であっても身体的・社会的にはその後は大丈夫とされていましたが、同時に、無治療の場合では、長期の不登校から引きこもりにまで生じ、学校生活・社会復帰に関しては大きく支障が発生しることも判明しています。このことから、起立性調整障害の早期発見と早期治療・家庭生活や学校生活での環境調整による配慮を実施することにより、症状の悪化を予防できる可能性が提示されました。

起立性調整障害の治療法

画像引用・参考:朝起きられずに不登校…起立性調節障害(OD)や発達上の特性が背景にある場合も 医療と教育、両面のサポートが必要です 東京すくすく(2023年)

まず重要なことは、「決してサボっているわけではなく、身体のコントロールが上手く回らないという病気」という認知と周りの配慮が大事です。

常生活での起立性調整障害の対応としては、朝は1日のリズムを体内に作るために「おはよう」の家族の声とカーテンや窓を開けて日光や外気を浴びることです。ベッドから起きる方法では、座位や臥位からでは、1分程度かけて頭を下げてゆっくりと起き上がることが必要です。

血圧低下が原因となるため水分は1日2リットルと多めに摂取し、塩分も12g程度で多めに摂取することです。具体例はラーメンやうどんは汁まで全部飲む、お寿司には醤油を多くかけるなどの方法となります。夜間の睡眠を促進するため、身体の調子の良い時間帯に散歩などの運動を行い、就寝1時間前にはスマホやパソコンの使用を止めます。

朝起きれないので学校に行くことに対し心理的負担を溜め込んでいるため、午後からの登校や保健室登校などを理解して貰える様な対応を学校側にお願いします。一緒に、薬物治療を一緒に行います。昇圧剤(リズミックなど)の内服、目眩などの症状に対しては苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)など、それぞれの症状に合った漢方も効果があります。

起立性調整障害は発症後、軽症であれば3~6ヵ月、重症例となると寛解するまで数年かかる場合もあります。また、大人になってからも起立性調整障害の同様の症状が体内に残る症例も報告されています。

起立性調整障害のアンケート結果

熊本県熊本市中央区にある一般社団法人起立性調節障害改善協会は、2022年2月中旬から下旬に「起立性調節障害」に悩む方76名へインターネット調査を行い、結果を発表しました。

画像引用・参考:「起立性調節障害」 不登校などを心配する家族への調査結果を公表 PR  TIMES(2022年)

起立性調節障害を患っていたとき何が大変でしたか?という質問には、

  • 思春期、反抗期に重なることが大変
  • 高校の単位取得が難しい
  • 学校へ行けない朝起きること、進路、生きること

と、学業や将来に対する不安などの面で苦労が多く寄せられました。

今まで書いた病気で1番難しい病気。

病気系も幾つか書いて来ましたが、書くのに、特にこの1番最後の自分の感想が凄く悩んだ、1番難しい病気でした。

多彩な症状のため診断がつかず治療が遅れることがあり、また本人の訴えでしか判断できない症状が多く、午後や夜には元気になることから怠けや学校嫌いと捉えられる場合もあり、不登校にもなりやすいと書いてありました。

私も朝起きるのが苦手ですが、単純に起きれないだけで、この病気の症状のちょっと起きている体勢でも辛いとか、想像を絶します。治療法というか、改善法はあっても、治療薬はまだ無いみたいですね。私はこの病気の当事者の方の辛い思いを同じ様に感じる事は難しいかもしれませんが、この記事を読んで「ああ、こういう症状で悩んでいる方がいるんだな」と、誰かと共有し、理解が深まれば、という気持ちでこの記事を書きました。早く治療薬が開発されて欲しいです。

参考サイト

社会福祉法人 恩賜財団 済生会

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「起立性調節障害の子どもたちの会」 横浜の中学生立ち上げ 居場所作り 支え合い1年 東京新聞(2024年)

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。