24時間体制の「Mamma Levata」で、看護師や保育士らが沐浴やおむつ交換を行う。 

Mamma Levata

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

都心のホテルで、出産後のお母さんの育児を支援する産後ケアのサービスが人気です。2022年の日本の出生数は初めて80万人を割り込み、出産前後の心身の不調から第2子を諦めたお母さんがいるとの実態調査のデータもあります。専門家は「産後ケアの拡充は有効な少子化対策になり得るでしょう。国や各都道府県の自治体はサポート内容を提言すべきです」と危惧します。

出産をした後、女性の身体には大きな負担がのしかかり、夜間の授乳による睡眠不足などで精神的に不安定な状態に陥りやすいです。厚生労働省の2021年度の実態調査によりますと、出産した女性の10人に1人が「産後うつ」の恐れがあります。

女性の健康サポートに取り組んでいる、東京都にある「日本女性財団」などの2022年の実態調査の分析では、回答を寄せた約6500人の中で90%が、出産した後に腰痛などの身体的な症状に悩んでいました。

その中の半数近くが「孤独を感じていた」「意味もなく不安になった」と精神面の不調に陥ったことも挙げました。この様な心身の負担で、4.9%の女性が第2子以降の妊娠、出産を「諦めた」と回答しました。

産後ケア施設は、台湾、韓国、中国、東南アジアにおいて広く認知されているサービスですが、少しずつ増えて来つつも、日本ではまだまだ普及していません。

そんな中で「Mamma Levata」という産後ケア施設が浸透しています。

今回は「Mamma Levata」ってどんな施設?、どんなサービスをしてくれるの?などをご紹介致します。

「Mamma Levata(ママ レヴァータ)」とは?

イタリア語で月が昇る、フィンランド語で休息する、という意味を持つLevata。

出産を終えたお母さんという月が、ゆっくりと休息をとれますように。

産まれてきた赤ちゃんという芽が、健やかに成長できますように。

そんな想いを込めて、産後ケアサービス「Mamma Levata」は誕生しました。

画像・引用:Mamma Levata

公式Twitter

https://x.com/mammalevata?s=21

公式Instagram

https://www.instagram.com/mamma_levata.official?igsh=eGlqazFnZHh2aHY1

公式Facebook

https://www.facebook.com/mammalevatajp

「Mamma Levata」と取り入れている、東京都のホテル

2023年3月上旬、東京都千代田区にある[ホテルメトロポリタンエドモント]の一室で、数人の赤ちゃんがベビーベッドでぐっすりと眠っていました。起きて泣き始めた子がいると、保育士が急いであやします。

「Mamma Levata」と名付けられたサポートサービスで、計30人の看護師や保育士たちが24時間体制で、沐浴やおむつ交換を実施します。お母さんはその間、別の部屋で寝たり、美容院や買い物に行けます。授乳方法などを教えて頂くこともできます。

シェフ監修の食事や夜食が提供され、専属カメラマンがお母さんと赤ちゃんの写真を撮影してくれます。1泊6万円台からと高額となりますが、サービスをスタートさせた2022年11月から延べ200組から利用されました。4、5月の予約も全部埋まっています。

生後間もない長男、1歳10ヵ月の長女を連れて「Mamma Levata」に滞在した埼玉県所沢市に住む女性は「毎日育児に追われていましたが、心の底から休まりました。保育士に正しい沐浴や授乳の仕方も聞けて、これからの育児に自信とやる気が起きました」と述べます。

核家族化が加速し、出産した後もご両親らの支援を受けられないお母さんたちは多いです。コロナ禍で、感染拡大防止のために実家と行き来できないケースも目立ち、「Mamma Levata」はその様な人の受け皿にもなります。ユーザーからは「私にとっての子育てでのご褒美になりました」などの声も届きました。

参考:ホテルで「産後ケア」心も癒やす…保育士が24時間もく浴・おむつ交換、シェフ監修食事付き 読売新聞(2023年)

出産は命懸け

お母さんはお子さんを産んだ後、股関節痛や脱毛症、尿漏れなどに悩まされ、復職を諦めたりなど、精神的にも身体的にもボロボロになります。

病院側から助けを求めるなと言われたり、身体の負担が大きく、生まれて来たお子さんを可愛く思えないなど、とても追い込まれる様です。

「Mamma Levata」は、産後のお母さんの心身のバランスを調整する産後ケア宿泊サービスで、利用した産後のお母さんが心置きなく休息を取れる様に、赤ちゃんを安全に預けられる環境整備や、専門知識を兼ね備える保育士などのケアを介して、今後始まる生活への第一歩を支援します。

「Mamma Levata」もこれからどんどん増えるべきサービスだと言えるでしょう。まだ東京都にしかないそうですが、私としては「Mamma Levata」か、「Mamma Levata」の様な施設が全国に増えて欲しいな思いました。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も2交代制で担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。