世界各国で驚異的な復活の「麻疹(はしか)」

麻疹(はしか)

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皆さんこんにちは。Pinkです。Forbes JAPANの記事を読んでいると、「麻疹(以後、はしかと記載)」の記事がありました。現在世界各国で、驚異的な復活を遂げているとのことです。

はしかと言えば、子供の頃にかかり大変だった話を母に聞いて、皆なるものだと、あまり深刻に捉えていなかったのですが、記事を読んで、そうでないことが分かりました。

そこで今回は、「はしか」について書きたいと思います。

はしかの復活

世界保健機関と、アメリカ疾病対策センターによると、「はしか」の復活が、世界各国で、危機感を抱くべき段階に来ていると、呼びかけているとのことです。感染者の急増の裏事情には、ワクチン接種率の低下があるそうです。

世界保健機関と、アメリカ疾病対策センターの報告書は下記の通りとなっています。

報告書の内容

① はしか感染者…前年度より18%増え、死者も43%増加している

 ⑴ 感染者数→900万人

 ⑵ 死者数()→13, 600人 と推定される

      (…圧倒的多数は子供である

② 大規模集団発生…前年の22カ国から37カ国と増加

③ 発展途上国での発生の主な要因 …「新型コロナウイルス感染症」

パンデミックの影響によるワクチン定期接種の停滞

以上です。また、この他にも、「ポリオ」「ジフテリア」「百日咳」などのワクチン接種も、「コロナ禍」により大きく後退したとのことです。

二人並んで座る笑顔の男の子

はしかウイルス

はしか」に感染すると、咳や高熱、鼻水といった風邪に似た症状と、数日後に発疹が出ます。さらに、ウイルスに晒されてから1週間から2週間後に発症することが多いそうです。

発疹が出る5日前から、消えて4日後までの期間にかけて周りにうつす可能性があり、「はしか」の症状がひどくなると、死に至ることもあるとのことです。

アメリカでは、「はしか」にかかった5人に1人が入院しており、深刻な「呼吸障害」「失明」「脳症」などの重い合併症をもたらす可能性があるそうです。特に、乳幼児や妊婦は重症化の危険が高いといいます。

私も驚いたのですが、特別な治療法はなく、基本となるのは、症状を軽くし、合併症の予防のために、脱水予防と解熱などの「対処療法」とのことです。

はしか」は、安全性の高いワクチンを単独で2回接種することで予防可能ですが、「おたふく風邪」「風疹」などのワクチンと混合して接種することが多いそうです。

注射をする女性医師と、注射を打たれる少女

はしかの予防

はしか」が起こるのを抑えるには、ワクチン接種率を95%まで高める必要があるとのことです。アメリカでは、2000年にはしか」の排除」(広まり続けることが12カ月以上ない状態)を達成したものの、ここ数年ではこの接種率に届いていないとのことです。

しかし、ワクチンが登場する以前は、殆どの子供が15歳になるまでにはしか」にかかっており、アメリカ疾病対策センターの推測によると、毎年400 万人が感染し、5万人近くが入院、500人が亡くなっていたそうです。

また、世界保健機関によると、世界全体での麻疹の死者は毎年約260万人で、2、3年ごとに大流行を引き起こしていたとのことなので、「ワクチン」の登場は、とても大きなことだったと思います。

ところが、ワクチン接種をためらう人が増えて接種率が低下したことで、イギリスやアルバニア、ギリシャなどは「麻疹排除国」の認定を取り消されており、アメリカも、最近の集団発生により、「排除国認定」を失う可能性があるとのことです。

専門家は、ワクチン」が普及し始めて以来、はしかの存在感が薄れているため、はしかがもたらす危険に対して人々が無関心になっていると指摘しているとのことです。

ワクチン」を接種していない場合、「はしかウイルス」にかかると、100人中90人が感染すると考えられており、「ワクチン」を接種しない人が少なくても、感染拡大を防ぐ上で支障になると危惧しているそうです。

アメリカ疾病対策センターのワクチン接種部門トップも、ここ数年のワクチン接種率の低下を考えると思いがけないことではなく、どの国や地域社会においても、ワクチン接種が十分でなければ、はしか患者の発生は危険となると継承を鳴らしているとのことです。

ピンク色のボードに貼られた「DON'T PANIC」の文字と白いマスク

 

参考サイト:はしかが世界各国で「驚異的」復活 コロナ禍で予防接種率が低下

 

noteでも記事を書いているので、よかったら読んでみて下さい!

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