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こんにちは、翼祈(たすき)です。
保育園でお子さんが急に熱を出したら、お迎えに行くのはお母さんが行くもの、そう無意識に思っていませんか?
そんな中で、性別での無意識の思い込みや偏見などに気付いて欲しいと、3月8日の国際女性デーを前に、山形県が2本のアニメ動画を、山形県公式YouTube『やまがたChannel』で公開しました。
今回は性別での無意識な思い込みで感じる違和感を訴えた、この問題について投げかけます。
「それって本当に正しいですか?」。無意識な思い込みに問いかける動画を、山形県が公開。
動画・引用:山形県
人口減に歯止めをかけたい山形県は、若い女性の県外流出を防ぎたいと、女性の視点から観た社会での暮らしや労働環境の改善に励んでいます。過去の体験などから、無意識な思い込み「アンコンシャス・バイアス」や偏見はみんなが抱えていて、場合によっては性別役割を一方的に押し付けてしまいます。今回の山形県の動画は、日常の暮らしで見られるケースを紹介しました。
5分28秒ある1本目の動画は、ある会社員の男性が熱を出したお子さんを保育園に迎えに行くとして上司に早退を出したケースが描かれました。すると上司は「え?お母さんはお迎えには行けないの?」「それなら、仕方ないか」と消極的に受け入れる様子を観た男性は、「家事や育児は女性がするものという無意識の思い込みのままだと、女性の負担が重くのしかかるよ。僕は妻に協力して家事や育児に携わりたいのに」と心の中で呟きました。
2019年度に山形県が行った調査によりますと、「夫は外で仕事をし、妻は家庭を入るのが良い」とする価値観に反対が52.2%、賛成が29.0%で、2006年度より反対が増加、賛成が減少しました。
大半が、夫婦で共働きし、家事や介護、育児などを共同で分けて行うのが理想のカタチとする反面で、山形県に内住む家族の約3割が共働きであっても、お母さんがメーンで家事などを担当することが現状です。
3分52秒の2本目の動画は「無意識に語られる『男らしさ』『女らしさ』」とタイトルで、祖母がお孫さんへのクリスマスプレゼントを決める場面からスタートします。女の子には「可愛らしい人形よね?」、男の子にはおもちゃの車などをアドバイスします。
それを聞いた2人のお父さんは、「娘はプログラミングやロボットが好きだよ。ドローンとか喜ぶかもよ」。息子には「僕と一緒に料理するから」として、料理本やエプロンをプレゼントすることを祖母に勧めました。キョトンとする祖母に、お父さんは「女の子なんだから、男の子なんだから、とか関係ないよ」と言いました。大人からお子さんに無意識に女らしさ、男らしさを無意識に押し付けていないかと問いかけるストーリーです。
参考:子どものお迎えは母親? 性別めぐる無意識の思い込み、県が動画公開 朝日新聞デジタル(2023年)
山形県女性・若者活躍推進課の担当者は「動画を観た人に『自分だったらどうするかな?』と考えて頂きたいと、様々な立場にある人物を動画の中に登場させました。みんなが持つ可能性がある無意識の『思い込み』に気が付く機転になれば」と説明しました。
母は大変だったそうです。
父が会社員の時は、残業するのが当たり前で、いわゆるモーレツ社員の時代で、朝から仕事に行って、深夜に帰って来る、それが普通の時代でした。
なので、共働きとはいえ、当然時間的にも母しか私のお迎えができない、そんな時代でした。
お迎えではありませんが、私が高校生になると、父の帰りはこの時も深夜、それから帰宅して父がご飯を食べ、数時間寝たら、今度は私のお弁当作りと、毎日ヘロヘロだったと、母は言ってました。
今は男性も協力してくれる様にはなりましたが、まだこの時代は特に男女格差が激しかった時代ですからね。以前より少しは協力しますが、腰の重い父に、学生時代の私も母には迷惑をかけました。
この山形県の動画は今だからこそ響く内容だと思いました。「この仕事は女性の。男性のだから」と決め付けず、考え方もアップデートしていきたいですね。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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