特定の病気になりやすい性格の分類とその対策

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こんにちは、改めましてM. Jです。

以前書いた記事で、「性格のこと」について扱ったことがありました。

「性格を変えること」は確かに容易ではありません。

生まれ持ってのものや生育環境はかなり大きいです。

ただ、自分自身が持っている「性格」で「病気」になるとしたら、どのように感じますか?

自分自身の「考え方・行動を変えること」によって「性格」が変わっていく一歩となります。そうすれば、病気を「予防」することができるかもしれません。

今回は、そんな自分自身の持っている「性格」が原因でなりやすい病気について、深く掘り下げていきたいと思います。

この記事は、以下の項目に沿って記事にしていこうと思います。

  • 性格:なりやすい病気の分類
  • 病気になりやすい性格:タイプA
  • 病気になりやすい性格:タイプC・D
  • 病気になりにくい性格:タイプB
  • 考え方・行動を変える方法
  • 補足:病気の予防のための受診も必要
  • 性格に注意して病気にならないように!

特定の病気になりやすい性格の分類

特定の病気になりやすい「性格」というのが、実際に存在しているようです。

【特定の病気になりやすい性格】

◇1960年代、アメリカの学者:フリードマンとローゼンマンは、心臓病にかかりやすい「性格」があることを発見した。

◇心臓の病気のほかにも、性格によって「かかりやすい病気」に特徴があると考えられている。

①タイプ  A:心臓などの血管の病気のリスクが高い性格

②タイプ  C:ガンのリスクが高い性格

③タイプ  D:うつ病のリスクが高い性格

④タイプ  B:安定している性格

 

タイプA・C・Dの性格の要素を持っていると「病気になりやすい」といわれているようです。

性格は「変えることが難しい」といわれていますが「病気に結びつくと怖い」ので注意して観ていきたいと思います。

特に、タイプAとタイプCは「寿命に関わるもの」ですので、ならないようにしていきたいです。

まず、タイプAの性格について触れていこうと思います。

病気になりやすい性格:タイプ  A

タイプAの性格の人の特徴は以下の通りです。

◆競争心・攻撃性・野心が高い

◆常に時間に追われている感じ

◆イライラしやすい

◆敵意をむき出しにする

◆大声で叫ぶ

◆短気である→「早口」「せっかち」

◆他人の評価が気になる

狭心症や心筋梗塞などの「虚血性心疾患」になる危険性が高いです。また「脳卒中」になる危険性が高いです。

タイプAの人は、「ストレスの多い生活」を選び「ストレスに対しての自覚」が乏しく、疲れや痛みを「気づきにくい」傾向が強いです。

「血圧が上がる」「脈拍が増える」などのストレスに対しての反応によって「循環器系」に負担がかかります。

また、タイプAの性格の傾向の「怒りや敵意の感情」によって、頻繁にかつ長い期間ストレスにさらされます。ストレスは、睡眠障害・慢性疲労・糖尿病・免疫異常などさまざまな形で身体に悪影響を及ぼす可能性があるとされています。

過去1年間にストレスとなるような大きなライフイベントを経験した場合、脳卒中になる確率が約4倍となっていました。

同じく喫煙者や1日2本以上のエナジードリンクを飲む人→脳卒中になる確率が約2倍。

これに加えて、睡眠時間が短い人は脳卒中になる確率が約3倍となっています。

タイプ  Aの性格と病気との関係は、かなり当てはまるようです。

これらの性格の要素は「自分」だけでなく「周囲の人」も巻き込みます。

「周囲の人のストレス」を誘発させてしまう「危険性」もあるのです。

いわゆる「ピリピリした状態」をつくらないようにしていきたいものです。

次に、タイプC・Dについて触れていこうと思います。

病気になりやすい性格:タイプ  C・D

タイプ  Cの性格の人の特徴は以下の通りです。

◆几帳面で真面目

◆周囲に気をつかい過ぎる

◆自己犠牲的なところがある

◆我慢強い

◆感情を自分の中に溜める

◆もの静かで周囲に気をつかう

◆受動的・従順

◆悲観的な人生観を持っている

「ガン」になる危険性が高いです。基本的に、タイプCの性格の人は「良い人」に見えても、何らかの「葛藤」「ストレス」を抱えています。また「悲観的な人生観」をもち、それが「不満を高める」ことや「やる気がなくなる」ことにつながっています。

アメリカの学者リディアとヘンリーは、ストレスをため込みやすい性格傾向が「自律神経系」「免疫系」などに異常を来たし、ガン細胞に対する免疫力を低下させると提唱しています。

タイプ  Dの性格の人の特徴は以下の通りです。

◆真面目で責任感が強い

◆「自分と同じ真面目さ」を周囲に対して要求する

◆完璧主義な傾向があり、適度な息抜きが不得意

◆自分の中に疲れを溜め込んでしまう

◆人に頼まれると断ることができない

◆否定的な感情を抱きやすい

◆人と関わるのが苦手

「うつ病」を含む精神の病になりやすいです。全体的に「自分の感情を抑え過ぎる」「気をつかい過ぎる」「ネガティブ思考」「真面目」「神経質」といった要素があるようです。

これらの性格も「病気になりやすい」要素といわれています。

ガンは「生命に関わる病気」、うつ病などの精神の病は「長期間にわたって治療を要する病気」です。

自分の感情を抑え過ぎないで「楽しく考えること」を中心に過ごしていきたいものです。

一体、どのようにすれば、病気になりにくいのでしょうか?

「病気になりにくい性格」といわれている性格、タイプBについて触れていこうと思います。

病気になりにくい性格:タイプ  B

タイプ  Bの性格の人の特徴は以下の通りです。

◆穏やかで落ち着いている

◆リラックスした感じである

◆楽観的なところがある

◆他人からの評価はあまり気にならない

◆目標よりも、目の前のことを楽しむ。(この瞬間を楽しむ)

◆主導権よりも、同僚との関係を深めることを好む

◆「さまざまな人と付き合う」のが得意

◆自己主張しすぎず、自分を抑えすぎない

タイプBは「病気になりにくい」という点で、理想的な「性格」といえるのかもしれません。タイプBの人は「柔軟性がある」「のんびりしている」という特徴があります。基本的に「攻撃性がない」「他人を支配しない」「自分の優位性や能力を証明しない」性格といわれています。

タイプBの性格の人は「あせること」「いら立つこと」「欲求不満になること」が少ないです。「競争心」もほとんどありません。

「目の前のこと」を楽しみ「同僚との関係を深めること」を好む傾向にあります。

「自己主張しすぎず、自分を抑えすぎない」というバランスの良い性格でもあります。

 

「タイプBの性格」になるのは、ものすごく難しいと感じます。

会社員など組織の中で「穏やかになる」「のんびりする」という要素を持って仕事をすることは、かなり強く「意識」していかないといけません。

仕事をしていると「外圧(上司や取引先からのプレッシャーなど)」が強くかかるので、「外圧に対抗するもの」が必要になってきます。そうなると「穏やか」「のんびり」とはいかなくなります。

そこで、「副交感神経」の要素を生かした「考え方」や「行動」が必要となってきます。

主に、リラックスすることが大事だといわれています。

「リラックスした性格」が、タイプBの性格で「病気になりにくい性格」といわれています。

どのようにすれば、自分自身の性格を「病気になりにくい性格」にすることができるのでしょうか?

次の項では、考え方・行動を変える方法について深く掘り下げていこうと思います。

考え方・行動を変える方法

「性格を変える」・・・とても難しいことだと思います。

「性格」によって「病気になりやすい」となったら、取り組むことが必要となってくるかもしれません。そこで、より取り組みやすい方法「考え方・行動を変える方法」について示していきます。

【考え方・行動を変える方法】

リラックスする:過剰な緊張をとること。→力を抜くこと。

◆両側の肘関節を曲げて、握りこぶしをつくる。5秒程度。

→その後、肘関節を伸ばして、握りこぶしをほどいて、力を抜く。20秒程度。

◆両肩を耳に近づけ、肩をすくめて力を入れる。5秒程度。

→その後、両肩を「ダラーン」と降ろして、力を抜く。20秒程度。

呼吸を意識する:背筋を伸ばして、顔を上げて、お腹に手を当てる。

◆まず、おなかをへこませて「いーち」「にー」「さーん」と口から息を吐く。

◆次に、おなかを膨らませて、同じように数えて鼻から息を吸う。

◆腹式呼吸は5分〜10分行う。

口グセを変える

◆基本的には「ネガティブな口グセ」を言わない。

◆セルフトーク(自分に対しての言葉)を「ポジティブに」変換する。

◆自己暗示を「ポジティブ」なものにする。

行動を変える

◆「ゆったり」「のんびり」を基本として、自分を抑え過ぎない。

◆先に「行動」を変えて「性格」を変える。行動することが大事!

成功体験を積み重ねる

◆目標を小さく分けて「無理のないような感じ」で過ごす。

◆やり遂げられる感じの「小さな目標」を達成して、精神状態を良くする。

長所探しをする

◆ほかの人の「良いところ」を多く見ていく。じっくり観察する。

→「ポジティブな面」を観ることによって、感情が「穏やか」になる。

◆ほかの人だけでなく「自分の良いところ」も見ていく。

◆互いの「良いところ」を見ることで、競争心や攻撃的な部分が軽減される。

日記を書く

◆自分自身を「客観的に見ること」が大事。

◆書くことで「心配ごと」や「不安」が軽減される。精神状態が改善する。

◆「自分の今日の行動」をしっかり振り返る。

◆「こうしてみたかった」→「明日はこうしてみよう!」という感覚が大事。

◆ネガティブなことだけで終わらせない。「ポジティブな面」を付け加える。

 

この中で上記①〜④の「力を抜くこと」「呼吸」「ポジティブな口グセ」「ゆっくりした行動」を重視して行動するようにしていくと「病気になりにくい性格」へのステップとなると思います。「考え方」や「行動」から踏み出していくとやりやすいのではないでしょうか?

これらのことができた後で少しずつ上記⑤〜⑦の要素に取り組んでいけるといいと思います。

難しいかもしれませんが、上記⑦「日記を書く」ことで落ち着いていくことができると思います。「日記を書く」ことができれば「病気になりにくい性格」になれるかもしれません。

一方で、病気の予防も必要不可欠です。次の項では、病院への受診も必要について触れていこうと思います。

補足:病気の予防のための受診も必要

性格で「かかりやすい病気」はあると思われますが、性格はあくまでも「1つの指標」です。

病気にかかるのは「性格だけではない要素」があります。病気の原因として「生活の環境」「家族歴」などがあります。

病気を予防するためにも、会社の「健康診断」または国民健康保険の「特定健診」を受けていくといいでしょう。「脳の機能検査(MRIなど)」や「ガン健診」もオススメします。

「性格に注意すること」と「健康診断・特定健診」で、病気の予防を実践していきましょう!

性格に注意して病気にならないように!

以上、病気になりやすい性格でした。

確かに「性格」だけで「病気」を語るのはとても難しいと思います。ただ、性格が1つの原因で「病気」になることも否定できません。

前述した「病気になりやすい性格」で出てきた、競争心や敵意が高く「自己主張をし過ぎる」ことや、逆に「完璧主義」「周囲に気を使い過ぎる」といった「自分を抑え過ぎる」ことにならないようにしていきたいと思います。

タイプBのような理想的な性格になるためには、「力を抜く」「腹式呼吸」などのリラクゼーションに加え、「ポジティブな口グセ」「ゆったりした動」「日記を書く」といった、行動を変えることから始めていくといいと思います。

自分自身の性格に注意して「病気の予防」に努めていきましょう!

記事をご覧いただき、どうもありがとうございました。

 

この記事は、以下の文献を参考にしています。

参考:平成医会:タイプAー行動パターンから学ぶ性格特性

   ニューロテックメディカル:脳卒中になりやすい性格について

   田町三田こころみクリニック:うつ病になりやすい人の性格   

   Indeed:タイプAとタイプBの性格の違いと、向いている職業は?

   ヨガジャーナルオンライン:性格と病気に関連性!

   マイサイコロジービズ:性格を変える方法8選

   メンタリー:自分を変える方法とは?性格を変える5つの方法

   学研ココファン:自律神経を整える方法/誰でもできる改善方法!

   障害者職業総合センター:漸進的筋弛緩法(PDF)

   厚生労働省:腹式呼吸をくり返す

   RERO  CLUB:健康診断の実施は企業の義務・健康診断の基本!

   長崎県健康事業団:特定健診・特定保健指導について

今回の記事は、こちらの記事を参考にしています。がんの部分を参考にしました。

とても素敵な記事ですので、ご覧いただけると有り難いです。

今後について

興味があることや、今後書いていきたい記事のテーマとして、音楽に助けられた人生-M.Jの体験談と音楽療法、日記や本を通しての客観的視点、障がい者の代償機能についてがあります。

皆さんに役立つ情報を届けていければと考えています。
今後ともよろしくお願いします!

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2 件のコメント

  • 記事を読ませていただきました。性格からどんな病気になりやすいのかわかりやすかったです。その人の人格でも病気になりにくい場合もあるのでは?と思える記事でした。これからも楽しみにしています。

    • にわとり様 素敵なメッセージ、どうもありがとうございました。「わかりやすい」とほめていただいて、とても嬉しいです!私自身わかりやすさは今後も重視していこうと思います。病気の要素は性格だけではありませんが「人を過剰に攻撃すること」「イライラすること」はさまざまな病気の原因となるので、温かい心を使っていきたいと思います!にわとり様 今後もよろしくお願い致します。

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