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こんにちは、翼祈(たすき)です。
虐待や性暴力を受けた子ども達に誘導せずに被害状況を聞き取る【司法面接室】が2023年2月15日、神奈川県横浜市南区にある神奈川県立こども医療センターに常設されました。
神奈川県立こども医療センター内に開設することで、治療が必要となる子ども達の心の負担軽減に期待が持たれます。【司法面接室】を常設した神奈川県横浜市中区にあるNPO法人「子ども支援センターつなっぐ」によりますと、日本各地の病院に【司法面接室】が開設されるのは3例目で、小児専門病院では初のケースだといいます。
今回はこの神奈川県立こども医療センターの【司法面接室】について迫ります。
神奈川県立こども医療センターに常設の【司法面接室】
「子ども支援センターつなっぐ」は今までも医療センターの1ヵ所を借りて、専門スタッフが携わり子ども達への被害状況の聞き取りを行なっていました。被害状況を聞き取った結果は医療、医療などの子ども達が関わる現場で、本人に配慮が必要となるケースに活かせたということです。2020年以降の【司法面接室】での聞き取りの件数は6件です。これから先は増加を見込め、常設の【司法面接室】を開設するためにクラウドファンディングで資金を集め、目標金額の3倍以上の約930万円の寄付が届きました。
司法面接に関しては、警察、児童相談所のスタッフ、検察が一度に被害状況を聞き取る「協同面接」が浸透しています。子ども達が悲しい経験を何回も話さなければならない心理的負担を「協同面接」で軽減することも可能で、事件の証拠にも多数の人がいることでより集めやすくなります。
法務省によりますと、2020年度は日本各地で「協同面接」は2124件で、増加傾向です。「子ども支援センターつなっぐ」は当面は職員からの【司法面接室】を使った子ども達からの被害状況の聞き取りを想定し、近い将来には他専門機関との提携も導入したい考えです。
【司法面接室】には職員と子ども用の椅子を配置しています。聞き取り内容は録音録画され、隣室で映像を介して子ども達から被害状況の聞き取りの状況を確認するサポート職員がアドバイスを行います。おもちゃやぬいぐるみが安らぎを与える待合室も併設しました。神奈川県立こども医療センター内に【司法面接室】が常設していることで診断、治療が円滑となり、入院中の子ども達にも面接が可能です。
画像引用・参考:県立こども医療センター内に司法面接室を設置~子どもにやさしい環境で、聞き取り、診察、心のケアをワンストップ対応~ PR TIMES(2023年)
2016年から「子ども支援センターつなっぐ」の代表理事で医療センターで働く医師の男性は警察官らを対象とし、子どもが負った怪我が暴行か事故かをどうやって判断するかなど、定期的な医学的な勉強会を開講しています。個別の事件に対し、意見書も提出しました。
その反面、神奈川県警は2020年から児童虐待を専門とする班を設け、捜査以外にも、医療機関や児童相談所との横つながりも強化しています。
「子ども支援センターつなっぐ」の代表理事で医療センターで働く医師の男性は「子ども達への被害状況の聞き取り、診察、心のケアにワンストップで応え、負担を軽減させることが大切です。【司法面接室】の常設が浸透する契機としたいです。これからも子ども達の明るい未来のために励みたい」と説明しました。
今のネット世代にいる子ども達だからこそ
こういう【面接司法室】は必要だなと思います。私がSNSを始めた時はそこまで巧妙なのは少なかったですが、今は誰とでも知らない人と繋がれる分、危険がより近くまで迫っています。
少し前に位置情報アプリで、もう連絡を取っていなかったSNSで知り合った人が自宅まで来て、犯罪に巻き込まれたというケースもありました。
私は今世間を騒がしている一連の事件のニュースで、SNSで画像検索とかする時に必ず引っかかる「副業」の投稿が、犯罪の温床だということも知りました。
昔は知らない人同士が出会うのは、その時に同じ場所に居合わせたからというのが普通でした。今は偶然という言葉はなく、本当にあらゆる人と簡単に繋がれてしまうー。私はSNSでやり取りしている人は1人もいなくて、あくまでライターとして記事を書くための情報収集のツールでしかありません。
ネット世界になっている以上、ネットがなかった時代には勿論もう戻れません。だからこそ、自分の身は自分で守るという言葉が胸に沁みます。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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