小さないのちのドア。〜孤立する妊婦と赤ちゃんの命を紡いでいく神戸の施設〜 

小さないのちのドア

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

予期せぬ妊娠などで追い込まれる女性たちを受け入れる施設、『小さないのちのドア』が兵庫県神戸市北区にあります。

24時間365日、対面や電話、LINEなどで相談に対応し、診察料や相談料は要らず、頼る人もいない親子を一時的に受け入れる「ホストファミリー」制度の創設など、必要に応じて支援機関に繋げます。

2017年の設立から6年、助産師で代表の女性らは今までに約2万2000件もの相談に対応してきました。代表の女性は、「頼る人もいないというのがキーワードの女性たちです。出産して赤ちゃんを抱いて一人で孤立しない様に、社会が見守っていく体制を整えたい」と述べました。

今回は『小さないのちのドア』とは?、その理念について発信していきます。

『小さないのちのドア』とは?

小さないのちのドアは、思いがけない妊娠で途方に暮れている女性や

もう育てられないと育児で思い悩み、追い詰められた女性のためのドアです。

ドアの向こう側には身体を休め、心を癒すことができる場所や

小さないのちを守るための場所があります。

24時間いつでも相談することが出来ます。

相談や診察のためのお金はいりません。

電話やメール、LINEや来所、どんな方法でも相談できます。

助産師や保健師など、母子保健や福祉に関わってきた専門職が対応しています。

私たちは思い悩み苦しんでいる女性たちの力になりたい。

安心してご相談ください。

24時間、いつでもドアの向こうで待っています。

画像・引用:公益財団法人 小さないのちのドア

公式Twitter

https://twitter.com/inochinodoor?s=21&t=b6Tm6aCYyyNX8zT3CBCVnw

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https://www.instagram.com/chiisana_inochi_no_door/

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『小さないのちのドア』の理念

2017年、代表の女性らはお母さんが育てられない赤ちゃんを受け入れる[赤ちゃんポスト]の設置の検討を始めました。ですが、医師の常駐などの条件がハードルとなり、[赤ちゃんポスト]の設置は諦めました。その上で「女性たちの心の拠り所になる」という理念を継承し、助産院の一角に対面形式の相談窓口『小さないのちのドア』を立ち上げました。

代表の女性は「『赤ちゃんを捨てるために来た訳ではない、命を守るために来て頂いたんですよね』とまず伝えたいと思っていました。始めの頃から私の心の中には[赤ちゃんポスト]よりも赤ちゃんのドアにしたいという想いがありました。本当の意味で女性の居場所になれたなと思っています」と説明します。

行政も担っていない病院も行っていないという人は「助けて」の声が小さいといいます。助けを求める手はか細く、頼れる人がいない。住む家がないという人の受け皿となる、『小さないのちのドア』。

『小さないのちのドア』ですが、退去する期限を迎えても仕事を見つけられていないなど、すぐに自立するのが困難な女性も多くいて、さらなるサポートの強化が課題でした。

出産を終えた女性たちを受け入れる場所がないというハードルに直面した代表の女性たちは、兵庫県と連携して、さらに半年間、生活することが可能な部屋を神戸市の県営住宅で、独自で妊産婦を受け入れる施設「Musubi」に設置し、運用をスタートさせました。

出産後の生活から自立までをサポートする妊産婦の支援に特化した全国で初めての施設となりました。「Musubi」では2021年8月末までに、パートナーと音信不通になった人や家族に頼れない人など13人の妊婦を受け入れました。

部屋には、炊飯器や冷蔵庫など生活必需品の家電や家具以外にも、赤ちゃんに使用する布団や食器なども準備され、『小さないのちのドア』の職員が週に1、2回訪問し相談に乗り、自立に向けたサポートを行っています。

代表の女性は、「困っている孤立する妊婦さんは日本には多くいます。24時間相談から生活サポートから自立サポートまで頼れる人がいない方のセンター的なものを、この『小さないのちのドア』だけではなく、次に続くまでの方策を提案するというのが6年目の私たちの掲げる目標です」と女性たちが孤立しない社会の構成の必要性を訴えました。

2021年9月には、代表の女性は『小さないのちのドア』をサポートを受けながら子どもを出産すると選んだ人や、赤ちゃんを特別養子縁組で育ての親に預けると決めた人など、実際にサポートした女性たちのエピソードを1冊に記した本を出版しました。

参考:予期せぬ妊娠に悩む女性、寄り添い続けた助産院…「ネットカフェで寝泊まり」など深刻な相談も 読売新聞(2023年)

「Musubi」で暮らす20代の女性は出産間近に住居を失い、『小さないのちのドア』に救われました。女性は、「出産する前は地元から離れたところに当時は住んでいたので、地元の友人も頼ることもできず、親とも疎遠だったので、どこも頼れるところがありませんでした。『小さないのちのドア』に電話をかけた時にとても優しい話し方で『来られるならこちらに来ていいですよ』と言って下さって訪ねました。代表の女性は凄く明るく優しい、お母さんみたいな存在ですぐに安心できました」と話します。

女性は2021年7月に男の子を出産しました。現在は、衣食住の支援を受けつつ就職活動を行うなど自立に向けて動いています。

「どんなことでもサポートして下さるし、相談に乗ってくれて一人で抱え込まずに、『小さないのちのドア』に頼っていいと思います。『Musbi』は第二の実家みたいな雰囲気です。実家に戻った感じで。また『Musubi』から退去しても定期的に、実家として帰って来たいなと感じる居場所です」と振り返りました。

支援が難しいところもある。

こちらの代表の女性は初めは[赤ちゃんポスト]の設置を目指していたということでしたが、私が以前記事に書きました、東京都に[赤ちゃんポスト]では、なかなか江東区からの了解が得られず、設置するのに当初の予定より時間がかかるかもしれない様子でした。

記事に上げた時には「スムーズに行くのかな?」と思っていましたが、根強い反対意見もあり、良い意見も悪い意見もどちらも受け入れなければならず難しいものだと感じています。

こちらの『小さないのちのドア』に関しては開設当初の記事が見つからなかったのでよく分かりませんが、方向性が固まり、軌道に乗るまで時間がかかったでしょうし、1つずつ信頼も得てきたと思います。

私が孤立する妊婦に関してはまずは特定妊婦から始まり、孤育てなども書いて来て、支援の大切さに気付かされています。これからも、『小さないのちのドア』には、そんな妊婦さんに寄り添う施設であって欲しいなと思います。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。