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こんにちは、翼祈(たすき)です。
今リップやファンデーション、アイシャドウ、チークなど不要となった化粧品をリサイクルし、『ハロヨン』という、ラメの入った、1本として同じものがないクレヨンが、SDGs的にも良いと好評を集めています。
代表の女性は「コスメが大好きでワクワクしていた感情がずっとあったのに、廃棄することで罪悪感を抱えてしまうのはとても悲しいこと」。メイク業界に携わっていく中で、数回の撮影にしか使用されず、新アイテムのサンプル品などで大量にコスメが廃棄される現実を目の当たりにし「コスメ業界の美容ゴミを無くしていきたい」と思っていました。
代表の女性は子育て中のお母さんでもあり、「子ども達により良い地球の環境を後世に残したい」と、クレヨンという「お絵かきアイテム」でワクワクしながら環境について今一度考える機会になることを願っています。SDGsの活動に関心が集まる中、「一過性の流行ではなく、継続可能でコスメを回収出来る取り組みを整備したい」と『ハロヨン』の浸透の目標を口にします。
今回は『ハロヨン』というクレヨンについてと代表の女性の想い、実際に使った子ども達の声などをお伝えします。
『ハロヨン』とは?
役目を終えたカラーコスメから生まれた
エシカルなクレヨンは
唯一無二のカラーが特徴です。
箱を開けたときのワクワク感は、
大人もこどもも同じ!
約12cmのクレヨンで
自由にアートを楽しんでくださいね。
そして、地球の未来にちょっとでも
思考を巡らせて頂けたら…と願っています。
アップサイクルクレヨン『ハロヨン』は、1,980円となります。クレヨンは下記のオンラインショップで販売しておられます。
こちらから実際の商品を購入できます!よければ買って応援して下さればと思います!
公式Instagram
https://www.instagram.com/cosmenoippo/
公式Twitter
https://mobile.twitter.com/cosmenoippo
美容ゴミ0を目指してー、『ハロヨン』開発者の想い
ご家庭でもメイク業界でも、古くなって使い切れず廃棄しまうことも多くあるコスメ。「美容ゴミ0を目標にー」と、東京都中央区にある「Maison de Mou(メゾンドムー)」代表の女性は、役目が終わったコスメを回収し、クレヨンにリサイクルすることで新しい価値を見出すアップサイクルプロジェクト【COSME no IOPPO(コスメノイッポ)】を創立させました。
「コスメのアップサイクル」を介して、物の大切さや大量のものが廃棄されている環境問題、アップサイクルの意義に関しても投げかけています。
回収するコスメは、口紅、アイシャドウ、ファンデーション、チークなど。基本的に液状のリップグロスやマスカラ、リップクリーム以外であれば、化粧品メーカーを問わないといいます。
2021年10月の同【COSME no IOPPO】をスタートさせてから、多くの商業施設でコスメの回収を行いました。2022年6月には東京都中央区にある松屋銀座で回収を実施し、約2週間で1500個以上のコスメが集まりました。
回収をスタートさせると、消費者だけではなく、化粧品メーカーやメークアップアーティストなどコスメ業界内からのコスメの提供も多く寄せられ、ニーズと廃棄への課題意識を体感しました。
代表の女性は、不要な化粧品の回収を介して、「本当に欲しいものって何?」と、物を大切にする気持ちも購入して下さった消費者へ伝えたいと話し、「ワクワクして購入した物が、誰かのワクワクへと繋がってくれると嬉しく感じます」と、化粧品を次の役割が出来た姿に返還させています。
色鮮やかで多様なカラーが魅力のコスメを活かすべく、「画材にアップサイクルしよう」と考案した代表の女性。回収したコスメの中身をクレヨンに返還させて商品化し、『ハロヨン』と命名しました。
『ハロヨン』は約12cmの三角形のクレヨンとなっています。クレヨンからもゴミを生み出したくないという考えから巻紙も付きません。豊富なカラーやラメなど多彩なコスメから生まれ変わっていることで、1本として同じカラーのクレヨンはないと言います。「オンリーワンのカラーを発見出来る楽しさもあります」と、他にはない特別感も体感して頂きたいと話しました。
参考:不要な化粧品をクレヨンに 「美容ゴミ0」目指す大沢美保さん 産経新聞(2022年)
『ハロヨン』を実際に使った子ども達の声
『ハロヨン』を実際に使用してイラストを描いた子ども達の感想は、「すっごく楽しかった。廃棄するよりもこうしてリサイクル出来る方が僕も嬉しく思うし、みんなもワクワクするんじゃないかな」「コスメからクレヨンが完成するなんて私には思い付かなかったし、本当に環境に優しいなと思いました」ととても評判が良いものでした。
参考:余ったコスメを「子どもが喜ぶアイテム」に!美容業界に長年携わってきた女性が始めた“化粧品回収プロジェクト” ABEMA TIMES(2022年)
コスメ業界に長年携わっている「Maison de Mou」の代表の女性は「ヘアメイクさん、ライターさん、全員が、口を合わせて『季節ごとにコスメの棚を転換させなきゃいけないのが凄く大変』と話していたので、私が交流しているコスメ業界の皆さんがそういうコスメの廃棄という課題を解消可能な手段はないかなと思ったのが始まりでした」と事業を起こしたきっかけについて記事の中で話されています。
また、『ハロヨン』に対する反応については、「罪悪感を感じてコスメを廃棄するのではなく、ワクワクするアイテムに変換するということにとても感心を持って下さり、それが子ども達も使う『クレヨン』というカタチに生まれ変わるので、次世代へ子ども達のことを考える機会となったり、プレゼントになることにも関心を抱いて下さる人が多く見受けられる印象を受けます」と述べました。
どういう人が不要となった化粧品を持って来る?
東京都中央区にある松屋銀座によりますと、SDGsに関心の高いお客様がコスメを持ってくる事例が多いと話してます。実際に松屋銀座内になる銀座化粧堂に、未使用のコスメを持って来た女性は「コスメが未使用なままで、廃棄したら勿体無いなと思って自宅の棚でそのままだったので、こういう回収されるきっかけを知って、リサイクルも出来るしとても嬉しいです」と言いました。
参考:松屋銀座、使われなくなったコスメ回収 ボックス設置 日本経済新聞(2022年)
これまで幾つかSDGsなアイテムを書いて来た私の感想。
これまで私は、岐阜県にあるA型事業所が、野菜やコーヒーで作られた地球に優しい[にしみのおやさいクレヨン]を始め、海洋ごみを集めてアクセサリーを販売している[sobolon]、海ごみを使ってネイルチップを作っている女性のことを記事に書いて来ました。共通点は、どれも本当なら廃棄される側に立っているものが、オンリーワンでとても可愛い、オシャレなアイテムに蘇るということではないでしょうか?
『ハロヨン』に関しても、確かにコロナ禍となり、化粧品を買うことが少なくなりましたが、その捨てたいけど、どうしよう…と思っている化粧品を、ラメ入りの鮮やかなクレヨンに生まれ変わらせるというところが、凄く良いアイデアだなと感じました。
多分私が知らないだけで、こういうオシャレで可愛いSDGsのアイテムは、まだまだ沢山あると思います。これからもそういう素敵なアイテムを見つけて、記事に書ける様に、今度も偶然でも良いので、知る機会を沢山持てたら、と思います。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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