好きな服を着ることと、性被害にあうことは関係ない!

ピースをする少女たち

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はじめに

6月2日に、内閣府「性暴力に関するSNS相談支援促進調査研究事業」の公式Twitter(@curetime1)は、「好きな服着て出掛けるのと、性犯罪は関係ありません」と、1つの漫画を投稿しました。

「性犯罪に遭いたくなければ行動や服装に気をつけようね。」という言葉を言われたことはありませんか?

それは間違いです!

好きな服を着ることは無関係

黒髪で、ゆっくり歩いていて、胸元が出ている、隙がある、スカートが極端に短い、ハイヒールを履いている、生足…など。これらが、痴漢に遭いやすい人なのでしょうか?

それは違います。

性犯罪=服装は全く関係はありません。

実際に、性犯罪と服装は関係がないということが、科学警察研究所の調査で明らかになっています。

被害者を選んだ理由

性犯罪者が被害者を選んだ理由

「警察に届け出ることはないとおもった 37.2%」

「大人しそうに見えた 36.1%」

「一人で歩いていたから 28.3%」

このように性犯罪者は、計画的に被害者を選んでいます。

ファッションショーの本当の意味

とあるファッションショーの動画があります。

引用:地味な服装のファッションショーにざわつく観客 理由を知り、言葉を失った – grape [グレイプ]

ファッションショーといえば、きらびやかな衣装と、演出、そして美しいモデルの人たちですが、そのファッションショーで登場したのは、多くの人がイメージする「きらびやかな衣装」という言葉とは程遠い、地味な色合いの服を着たモデルたちです。

パーカーやジャージ、シャツといった、いわゆる普段着で、音楽すら流れないランウェイを歩き始めました。

予想外の展開に観客はざわつき、失笑します。すると、モニターにこんな言葉が映し出されました。

「セクシーだった?」「露出が多かった?」「性欲を刺激された?」「悪いのは、誰?」

そうです。

これらの服は、女性が性暴力の被害に遭った時に着ていたものなのです。

モニターに映し出された事実を知り、見ていた観客たちは言葉を失いました。

さいごに

悲しいことに、悪いのは加害者なのに、被害者ばかりに注意を促すことが多いのが、今の現実です。

そういった状況を踏まえて、「そんな服装をして歩くから性犯罪に遭うのは当然だ。」という言葉を被害者にかけるのではなく、加害を加えた犯人に注意をしましょう、と呼びかけています。

どのような場所で、どのような服装でいたとしても、他者が勝手にあなたに触れていい理由にはなりません。合意がない以上、それは一方的な「性暴力」なのです。

そして、注意すべきなのは、好きな服装をしている被害者ではなく、性犯罪者と性犯罪者に寛容な社会だと思います。

もし、そのような被害に遭われた場合は、内閣府「性暴力に関するSNS相談支援促進調査研究事業」の公式ホームページや、各都道府県警察の性犯罪被害相談電話につながる全国共通番号

「♯8103(ハートさん)」

に連絡しましょう。

【性暴力に関するSNS相談支援促進調査研究事業】

 

参考サイト

地味な服装のファッションショーにざわつく観客 理由を知り、言葉を失った – grape [グレイプ]

Cure Time

「好きな服着て出掛けるのと、性犯罪は関係ありません」なぜ、私たちが注意されるの?【漫画】 | ハフポスト NEWS (huffingtonpost.jp)

 

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2 件のコメント

  • >>実際に、性犯罪と服装は関係がないということが、科学警察研究所の調査で明らかになっています。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    TANOSHIKAライター。うつ病、AC(アダルトチルドレン)、機能不全家族育ち。現代詩を勉強中です。セクシャルマイノリティ当事者。読みやすい、わかりやすいをモットーに様々な記事を書いていきます。