運転免許取得をはじめ、色々なものに興味を失っている若者

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こんにちは、金次郎です。

 皆さんは、車の運転は大好きですか?
 私は、高校の時に取った原動機付自転車(原付)免許が運転免許証の最初です。
 その後、大学時代に普通自動車免許を取りました。
 あの当時は「運転免許を持っていないと就職活動で不利になる」と言われていた時代なので、免許を取る為の自動車学校の学費は、親が負担してくれました。
 また、運転免許証は個人を特定する身分証明書の代わりにもなる時代でした。

 しかし現代は、マイナンバーカードをはじめ、色々と身分を証明してくれるものが出来ましたし、公共交通機関も発達しましたしので、運転免許は取らないと言う若者が増えているそうです

運転免許を取らない若者たちの理由

 ある大学生は「コロナ過でサークルの合宿も中止になり、遠出する事も出来なかったので運転免許を取る必要性を感じなかったので」と言います。
 また、20代の会社員は「転勤が無い会社ですし、私は旅行にも行かないので運転免許がなくても不便を感じた事が無いです。また、運転免許を取るのに数十万円かかりますけど、使わないものにそんな高いお金を払う気がしません」とキッパリ。

 と、ここまでの話は都会に住んでいる若者に限ります。
 公共交通機関が発達していない田舎では、現代でもマイカーが無いと買い物にも苦労する所が多いです。
 私が新卒で入社した会社が有る人口120万人ほどの県では、移動はJR以外はバスに頼るしか無かったのですが、そのバス会社がなんと4社もあり、県庁所在地でも行き先によってバス会社が違ったり途中で別のバス会社のバスに乗り換えたりと不便でした。
 勢い皆さん、マイカーで移動していました。

運転免許だけじゃ無かった、若者のしない事

 減っているのは運転免許証の取得者数だけではありません。
 国税庁の統計によると、成人1人当たりの年間酒類消費量は1992年度の101.8リットルをピークに、2020年度には75.0リットルまで減少しているそうです。

 飲酒習慣(週3日以上)のある人は
・50~60代男性が50%を超えているのに対して
・20代男性は14.5%しか飲酒をしないそうです。

 女性も
・40~50代女性は20%超なのに対して
・20代女性は6.5%しかいません。

 都内に住む20代の学生さん曰く「元々、そんなにお酒を飲む方じゃ無く、友達と一緒なら飲む程度だったので、それをお酒離れと言われても・・・」と困惑顔で話されています。

 若者がお酒を飲まなくなったのはこう言う理由もあります。
私が若い頃には「酒は百薬の長」とか「ちょこっと飲めば食欲が増す」と言われていました。
 しかし、現在は科学的に全て否定されています。
 また、飲んでいる時は酔って気持ちいが良いですが、睡眠の質が悪くなり翌日に響きます。

 趣味娯楽では、パチンコをする人も減っているそうで、毎年500店ペースでパチンコ店が閉店しているそうです。
 最盛期は30兆円産業などと言われていたパチンコですが、近年は

・法改正によりギャンブル性の高い機械が撤去された
・新型肺炎で密を避ける為に入場者制限をしている
・受動喫煙を避ける意味から、タバコを吸いながらパチンコを打つのは禁止
 (別室の喫煙室で吸わなければいけない)

これらの事により、急速にお客の興味が失われてしまった感じだそうです。

それぞれのお店の店員は困惑している

 この様に、運転免許も取らない・お酒も飲まない・娯楽施設にも行かないと言う事で、それぞれの施設の方は途方に暮れている様です。

 自動車メーカーの販売員は「新車のテレビCMを流しても、車を見に来るお客様が来ないから売れない。それどころか、乗らなくなったから買い取ってと言う人が増えた。」と言っています。

 運転免許はともかくとして、車は購入代金以外に毎年自動車税を払わなければいけませんし、3年毎に車検を受けたりと、購入代金だけでなく持っているだけで維持費がかかるのがネックかな?と思っています。

 お酒についても、10月1日から酒類の価格改定が有りますが、体力のある大型スーパー等は一部商品は価格据え置きで御客離れを防ごうとしていますが、個人商店のお酒屋さんは「スーパーや安売り店には対抗出来ないよ」と困惑顔です。

 お酒に関しては、物価が上がっているのに給料が上がらないからと言う事で、「必ず飲まなきゃいけないものでもないし」と、家計の為に飲むのを抑えて(量を減らして)いる方が多くなったのではないでしょうか?

 パチンコに関しては、私は今までの人生で、大学時代と新入社員時代の2回しかしたことが無い(どちらも友人に誘われて)ので、現在のパチンコ台や、お店の良し悪しと言うのは良く分からないです。

では、若者は何で楽しんでいる?

 ズバリそれは、スマートフォンでのソーシャルゲームです。
 パチンコ屋さんですと、隣りの台の人と密着しており、気を使いながら遊ばないといけません。
 しかし、ソーシャルゲームなら、自宅で一人きりでゲームに熱中出来ますし、駅で電車を待っている時や乗車中も暇つぶしに出来たりします。

 また、テレビを見る代わりに動画投稿サイトの「YouTube」を見ている若者も増えているそうです。
 私自身も「最近のTV番組は、余り面白く無いなぁ~」と、昔から見ている番組以外はニュースやスポーツ中継くらいしか見なくなりました。      

終わりに 

 車に関しては、私は免許を取って中古の車を買った時に、お店の方から「この車は、モータースポーツのラリーと言う競技で活躍していた車だよ」と教えられ「ラリーって何だろう?」と思い調べて見ました。
 そして「面白そうだな、私も出場してみるか?」と思い、競技に出場する為の許可証(ライセンス)を取得する為に、JAF(日本自動車連盟)が行っている「B級ライセンス講習会」を受けて許可証を取得し、ラリー競技に出場していたくらい、車の運転が好きでした。


(私の自動車競技許可証)
 ※Driverの下に「国内A」と有りますが、最終的には国内A級まで取得しました。

 お酒に関しては、現在持っている障害者手帳は「身体」ですが、精神科でも睡眠導入剤を処方されていますので、今はお休みの日に飲むくらいです。
 若い頃勤務していた会社では、会社から歩いて10分ほどの所に飲み屋街が有りましたので、週末などは会社の仲間と繰り出して、深夜まで飲んで騒いでいました。

 車と言うか運転免許証は持っていれば、いざと言う時はレンタカーを借りてでも緊急事態に対応できますし、お酒も仲間との飲みニュケーションは大切な時間でした。
 今は物価もどんどん上がっていますし、時代がそう言う時代だからと言われればそれまでです。
 でも、それぞれのお店で働いている人は、若い新規のお客様が来ないので「これから先、利益が先細りになりそうだな。」なんて憂鬱な感じで毎日お店を開けているのかな?なんて考えています。 

参考記事

 (moby)【原因解明】若者の車離れが止まらない理由6選と打開策
 https://car-moby.jp/article/car-life/reason-for-leaving-the-car-among-youth/

(KINTO)「若者のクルマ離れ」は本当?東京のZ世代65.1%が「自覚あり」、地方より42.9ポイント高い結果に
 https://about.kinto-jp.com/n/n4498161f2612

(マネーポスト)“若者のお酒離れ”に若者たちが本音回答「おじさんもフラペチーノ飲まないでしょ?」
 https://www.moneypost.jp/939778

(アゴラ 言論プラットフォーム)若者がお酒離れする理由が納得すぎた
 https://agora-web.jp/archives/220927040855.html

(スバルログ)パチンコ店閉店RUSH 原因は何?今後のパチンコ業界はどうなる?
 https://subarulog.com/2022/05/heiten/

(Hatena Blog)「なぜパチンコ店に若者がいなくなったのか?」を考える
 https://fujipon.hatenablog.com/entry/2021/11/09/172000

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