アートレンタル事業で、障がい者アートをレンタルしてみませんか?

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こんにちは、翼祈(たすき)です。コロナ禍で障害者アーティストが、展示会が開けないなど自分のアート作品を、観て貰える機会が少なくなっています。そんな障害者アーティストのサポートをする為に、『アートレンタル』と呼ばれる、絵を貸し出して、その貸し出した代金をアーティストの工賃に回す取り組みが広がっています。今回はそんな『アートレンタル』事業について綴っていきます。

アートレンタルin福岡県

福岡県が『障がい者アートレンタル事業』をスタートします。県が審査で選出した60人の障害を抱えるアーティストの計80作品を、官公庁や企業などに貸し出し、その料金の一部を制作者本人に還元します。アート活動に励む障害者アーティストを支援するのが目的です。

『障がい者アートレンタル事業』プロジェクトでは、障害者の文化芸術活動を支援しているNPO法人にアート作品を委託して実行します。

レンタル料金プランは1作品当たり1カ月4500円▽3カ月1万2000円▽6カ月2万1000円▽12カ月3万6000円の4通り。このうち、料金の30%が制作者に還元される仕組みです。

参考:福岡県、障害者アートのレンタル事業を開始 料金を利用者に還元 福祉新聞(2021年)

アートレンタル事業とは?

アートは美術館や展示会だけで鑑賞するものではなく、街の至る所に展示し、私たちの生活を豊かにしてくれています。

ここ近年では、障害を抱える人のアート活動が仕事や日々の営みとして全国各地で盛んに実施され、そのアート作品が評価されるだけでなく、企業商品や団体のロゴマーク、広報物のデザインなど、様々なカタチで社会に使用され、「障害を抱える人のアートによる社会参画」という新たな可能性を生産し続けています。

この「福岡県障がい者アートレンタル事業」では、様々な場所でアートを楽しんで頂くため、障害を抱える人たちのアート作品を企業や店舗、公共施設などに有料で貸し出し、その料金の一部(30%)はアート作品の作家へと還元されます。

参照:福岡県障がい者アートレンタル事業

福岡県に先駆けて、2020年から佐賀県がアートレンタル事業を開始していました。2021年には新潟県でもアートレンタルサービスが始まりました。その一例をご紹介します。

アートレンタルin佐賀県

障害を抱える人の描いた絵をオフィスや学校、病院などに貸し出す「アートシェアリングサービス」を佐賀県佐賀市の事業所でスタートしました。定額制で、3カ月ごとにアート作品を入れ替えます。関係者は「手軽にアート作品を沢山の人に楽しんで頂きたい」と願います。

この「アートシェアリングサービス」に取り組むのは、佐賀市鬼丸町にある就労継続支援B型事業所『ジーニアス』です。精神障害などを抱える20~60代の9人がこの事業所を利用しています。午前中は清掃などの作業をして、午後は自由に絵を描いたり、立体作品を創作したりしています。

『ジーニアス』では、アートも仕事として収益化し、利用者の収入増につなげる試みを実行してます。2020年7月には、カラフルなアート作品をTシャツや子供服に仕立てて、通販で販売。完売の商品も続出するなど大変大好評でした。

2020年9月には試験的に佐賀市内のこども園の入り口に障害者のアート作品を展示しました。アクリル絵の具を使用し、グリーンやオレンジの柔らかな線で「肥前こま犬」を表現した、抽象的な絵画。子供たちはすぐにこのアート作品に反応し、「これは何だろう」「おサルさんかな」などと会話していたといいます。

参考:障害ある人のアート作品、学校・病院に貸し出し 佐賀 朝日新聞デジタル(2020年)

貸し出す作品には作者についての説明書きを添えます。作品は大きさなどに応じて月2000~5500円で貸し出します。額装などの経費を除いた約7割の金額が作者に支払われるといいます。

新潟県のアートレンタル事業から東京へ

新潟県内の障害者のアート作品が、東京のJR原宿駅前に2021年12月開店したモスバーガー原宿表参道店の内装に採用されました。障害者のアート作品のレンタル事業を展開する「まちごと美術館cotocoto(ことこと)」(新潟県新潟市中央区)が扱う14点の障害を抱える人のアート作品が、若者の街・原宿のモスバーガーの店内を艶やかな空間にしています。

モスバーガーは2016年から、新潟県内などの店舗「cotocoto」の作品を展示する企画を実行しています。今回は原宿にモスバーガーの新規開店にあたって、持続可能な開発目標(SDGs)の取り組みの一環として、店内装飾に障害のある人のアート作品を活用しました。

モスバーガーの店内には華やかな花を描いた壁一面の大作や、泳ぐ魚の作品をプロジェクションマッピングなどに投影されています。「cotocoto」のアート作品は3年ごとに更新していく予定です。

参考:障害者アート 原宿の店内彩る 新潟日報デジタルプラス(2022年)

モスバーガーのお店の方は、「普通の店とは全く違う空間になった。普段は美術館に行かない人にもアートを楽しんでもらい、障害者アートと街の人の架け橋になりたい」と話しました。

この『アートレンタル』の取り組みはテレビで知りました。

この間たまたま観ていたテレビで、この『アートレンタル』についての紹介があり初めて知りました。私は前別の記事を書いている時に、食品を作って販売している事業所や、アートを描いている障害者の方が、コロナ禍でお披露目する機会が減り、工賃が下がっているというニュースを何度も観ました。

このアートレンタル事業も、実際にレンタルして飾って頂けるのならアーティストさんにも工賃は入るし、次の作品への意欲も湧くと思います。

私の調べが足りないだけでまだ他の都道府県でもこのサービスがされているかもしれませんが、どんどんこのサービスが全国で広がると良いですね。

 

noteでも書いています。よければ読んでください。

TANOSHIKA 翼祈|note

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。