有名人の病歴~ブルース・ウィリス引退~

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失語症公表、俳優ブルース・ウィリス引退

先日、3月30日に衝撃のニュースが流れました。

というニュースです。

ブルース・ウィリスといえば、「アルマゲドン」や「ダイ・ハード」シリーズで知られる有名な俳優です。

彼が陥ったのが、「失語症」という病気です。

失語症とは

失語とは、会話や文字でものごとを表現したり、理解したりする能力が部分的または完全に失われる障害です。 言語を制御する脳領域の損傷が原因で起こります。 言葉を読む、書く、話す、理解する、または繰り返すことが困難になります。

引用:失語 – 09. 脳、脊髄、末梢神経の病気 – MSDマニュアル家庭版

発表はブルースの妻である、エマ・ヘミング・ウィリスさんや、元妻で女優のデミ・ムーアさんや5人の子どもの連名で行われました。

公式コメント(一部抜粋)

「私たちは強く団結した家族として進んでいきますし、ファンの皆さんにも私たちと一緒に進んでほしい。なぜなら、彼が皆さんにとってとても大切だと知っているからです。皆さんが彼にとって、とても大切であるように」

「ブルースはいつも『楽しみましょう』と言っていました。その言葉通り、ともに楽しみましょう」

有名人の病気

ブルース・ウィリスさんのニュースは驚きましたが、過去には様々な有名人、偉人たちが様々な病気を公表しています。

マイケル・ジェイ・フォックス

【パーキンソン病】

パーキンソン病(パーキンソンびょう、英: Parkinson’s disease)は、手の震え・動作や歩行の困難など、運動障害を示す、進行性の神経変性疾患である。進行すると自力歩行も困難となり、車椅子や寝たきりになる場合がある。40歳以上の中高年の発症が多く、特に65歳以上の割合が高い。引用:パーキンソン病 – Wikipedia

パーキンソン病を有名にした俳優といえば、マイケル・ジェイ・フォックスではないでしょうか?

マイケルは30歳の時にパーキンソン病を発症しました。現在は、60歳なので30年近くもこの病気と向き合っています。

マイケルはパーキンソン病に決して屈することなく、同じ病気で苦しむ人たちのために、また社会の理解を深めるために、財団を設立したり、自身の闘病生活の記録を書籍にしたりと病気とは思えないほどアクティブな活動を続けています。

ブラッド・ピット(俳優)、池谷裕二(脳科学者)

【失顔症】

相貌失認(そうぼうしつにん、Prosopagnosia)とは脳障害による失認の一種で、特に「顔を見てもその表情の識別が出来ず、誰の顔か理解できず、もって個人の識別が出来なくなる症状」を指します。俗に失顔症とも呼ばれています。参考:相貌失認 – Wikipedia

ブラッドも、一時期は認識できないことや、人の顔を覚えられないことで、相手に嫌な思いをさせた経験から、家に引きこもりがちになっていた時期もあったといいます。

ちなみに残念ながら相貌失認には現在、根本的な治療法はありません。

ブラッドは病気を自覚し、上手に付き合っていく独自の方法を探っているようです。

トム・クルーズ(俳優)、ジェニファー・アニストン(女優)、スティーブン・スピルバーグ(映画監督)

【失読症】

ディスレクシア(英語: dyslexia、ディスレキシアとも)は、知的能力および一般的な理解能力などに特に異常がないにもかかわらず、文字の読み書きに著しい困難を抱える障害であり、学習障害の要因となることがある。失読症、難読症、識字障害、(特異的)読字障害、読み書き障害、とも訳される。発達性読字障害(DRD; Developmental reading disorder)とも呼ばれる。引用:ディスレクシア – Wikipedia

トムが俳優になってからも脚本の文章が理解できず、テープに録音してもらってセリフを覚えていたのは有名な話です。

トム・クルーズの大ヒット作となった『トップガン』の撮影時にも、実は操縦理論を理解することが難しく、レッスンを途中で投げ出してしまったこともあるそうです。

その後、努力の甲斐もあり障がいを克服したトムは、同じようにディスレクシアに苦しむ子どもたちを支援する活動を続けています。

MATSU(パフォーマー・EXILE)

【ベーチェット病】

目、口、皮膚、外陰部のほか、中枢・末梢神経、消化管、関節、血管をおかす全身性の疾患です。

口腔粘膜、皮膚、眼、外陰部において慢性炎症が持続するのではなく急性炎症が反復することを特徴とし、増悪と寛解を繰り返しながら遷延化した経過を辿る難治性疾患です。引用:ベーチェット病 – Wikipedia

徳永英明(歌手)

【もやもや病】

もやもや病(もやもやびょう、英: Moyamoya disease)は、脳底部に異常血管網がみられる脳血管障害。脳血管造影の画像において、異常血管網が煙草の煙のようにモヤモヤして見えることからこの病名となっている。引用:もやもや病 – Wikipedia

徳永さんは、2016年に手術を受け、現在は回復しているようです。

最後に

過去の偉人、芥川龍之介(作家)、ルイス・キャロル(作家)も【不思議の国のアリス症候群】という病気を患いました。

体や目に異常はないのに、目の前のものが急に大きく見えたり、小さく見えたり、ゆがんで見えるといった症状で、現実とは違う見え方をすることが特徴の病気です。

原因は、脳のウイルス感染と言われています。

このように、過去の偉人から、現在の有名人まで様々な病気を抱えていることが分かります。

ブルース・ウィリスの引退は大変残念ですが、ブルースさんが今後、家族で団結して穏やかに過ごされることを祈っています。

 

参考サイト

B・ウィリス引退表明 失語症とは – Yahoo!ニュース

堺雅人、ブラピも…有名人が抱える「耳慣れない病気」 | 女性自身

ブラピ、オーランド・ブルーム、ジャスティンも…難病と戦うセレブ達

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TANOSHIKAライター。うつ病、AC(アダルトチルドレン)、機能不全家族育ち。現代詩を勉強中です。セクシャルマイノリティ当事者。読みやすい、わかりやすいをモットーに様々な記事を書いていきます。