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先日、いつものごとくYahoo!ニュースを眺めていたのですが、またまた気になる記事がありました。
「「パンダ血」のおじさん、15年間で献血71回」
パンダ血…?
パンダの血…?
パンダ血のおじさん…?
興味を引かれて記事を読んだわたしは、感動が溢れてしまったのです。
パンダ血=血液型がRh陰性のこと
血液は、A型・B型・O型・AB型の4種類に分けられるのはご存じだと思いますが、もちろんパンダの血ではありません。
「パンダ血」とは、Rh陰性型血液のことです。
非常に希少のため、中国では「パンダ血」と呼ばれて言います。
この血液型、アジアでは本当に希少で、日本では200人に1人の割合なのだそうです。
D抗体というものがあるのか無いのかで分けられるという(知識がないわたしには微妙にわかりにくい)ことらしいです。
そして、Rh陰性型には同じRh陰性型の血液しか輸血できないのです。
このおじさんは、2007年から71回献血している!?
中国の中部にある湖南省邵陽市の農家・廖振飛(Liao Zhenfei)さん(40)。
自身がRh陰性型であることから、積極的に献血を行っています。
廖さんの自宅から血液センターへは、バイクとバスで通っています。
献血までの全行程が時間を要するので、まだ外が暗い明け方から出発し、帰ってくる頃には夜になっていることもあります。
廖さんは、自分の血液が中国で珍しいRh陰性型の人の命を救えると思うと、苦にならないと話しています。
Rh陰性の血液が必要だという情報をボランティア組織などを通して聞くと、廖さんは体の状況が許す限り駆け付けます。
「自分がやるべきことをやっただけだ。体が許す限り、献血をしていきたい」と話しているそうです。
2007年からこれまでに71回献血しており、献血の量は累計で2万7600㎖に上っています。
1年に最多で19回献血したこともあるということです。
なんとボランティア精神の強いおじさんでしょう…。
Rh陰性血液型の輸血が廃棄になった事件も…
そんな貴重な血液が廃棄されてしまったこともあったようです。
大学付属病院の輸血部という部署があるようで、輸血部から、主治医が必要な時に血液を取り寄せることができる「血液センター待機」という形でできないか、と持ちかけたそうですが、使用する予定があるので輸血部待機でとお願いされたということです。
(おそらく血液センターで保管されていたほうがいいのでそうしてくれとお願いしたが、これから使う予定があるので輸血部で預かっていてくれと言われた、という意味だと思います)
しかし、使用されることなく輸血部の在庫となっていて、いざ使う時には有効期限が切れており、預かっていた全ての血液は廃棄されてしまった、という事が起きました。
Rh陰性型は他の血液型と違って、保存できる期間が短いらしいのです。
あのおじさんのように、貴重な血液を提供してくれる人がいるにもかかわらず、このような事態になってしまうのは悲しいですよね…。
過去の記事にもありますが、コロナになってただでさえ献血してくれる人は減ってしまいました。
あなたの血で命が繋がる!コロナ禍の今だから協力したい献血について
もちろん血液だけでなく、臓器や骨髄も同じです。
臓器移植にまつわる人々の想い~わたしが誰かを救えるなら…~
善意はきっと誰かの役に立つと思って、わたしもこのおじさんのように行動してみたいです。
…そして、血液型占いでRh陰性型の人はどんな結果になるのだろうと興味が湧いたわたしなのです…(笑)
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