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こんにちは、金次郎です。
テレビや新聞で報道されている様に、今回の新型肺炎の影響で出張や旅行等で飛行機に乗る人が激減し、全日空(ANA)が5000億円の赤字になったと言うニュースは記憶に新しいところです。(その後、赤字は5100億円に達する見込みと修正)
その全日空が、社員数を3500人ほど減らす為にトヨタを始めとする色々な企業に、社員の受け入れを打診し、所有している旅客機も30機ほど売却する予定です。
同時に会社に残る社員には「今年、冬のボーナスを無しにしたい」と労働組合に提案しています。
会社が労働組合に提案しているのは、ボーナスだけでなく基本給の3割削減や、搭乗機会の少なくなった乗務員の生活費維持の為に、他社での副業(パートやアルバイト)をする事の容認も一緒に提案しています。
冬のボーナスが無くなるのは全日空だけじゃない!
スカイマークエアラインズも冬のボーナスを見送る方針で、日本航空(JAL)の社員は「うちはまだ発表されていませんが、夏のボーナスがいつもの年の半分ほどでしたからANAに追随するんじゃないか?と社内では、その話でもちきりです」と話します。
旅行会社のJTBもボーナスゼロが決定しており、テーマパークでは東京ディズニーリゾートもボーナス7割減と、4月の緊急事態宣言以降に休便や休園していた影響を旅客業や遊園地関係の各社が、もろに受けています。
家を売る人も・・・
上記以外の業界の会社でも、仕事依頼が来ないとか商品が売れない等で、会社の売上げが減っており「冬のボーナス崩壊」が起こっています。
特に、家を買ってローンを支払い中の方は「冬のボーナス分の支払いが出来ない」と悩んでおり、中には既に家を売却して旦那さんの実家に身を寄せている家庭もあります。
確かに夏過ぎから、私が住んでいる古い団地から線路を挟んで駅の反対側に出来た新しい団地に行くと「売り物件」と書いた家が散見される様になりました。
日本の会社は今後どうなる?
この様な状態ですから、全日空を始め航空会社各社は、新卒採用を止めています。
スチュワーデスを目指していた女子学生は「スチュワーデスになりたくて勉強していたのに、採用試験すら無くなるなんてショックです」と悲観にくれており「就職浪人してでも、採用再開を待ってスチュワーデスを目指すか、諦めて別の仕事を探すか思案中です」と悩んでいました。
私が新卒で入社した電機メーカーも、バブル経済崩壊時に続いて2回目の新卒採用停止をしていますし、他社も追随しているのか、今年は合同会社説明会に参加する会社も少なくなっており、肺炎に感染しない様にと面接試験もパソコンを使ってのオンライン面接にしたりと寂しくなっています。
終わりに
今回は、新型肺炎と言う感染症の世界的流行が原因ですから仕方がない部分もありますが、バブル経済崩壊の時に新人が入社して来ないと言うのを体験している者として言わせてもらえば、特定の世代が社内に居ないと言ういびつな社員構成ですと、年齢差から社内での上司(先輩含む)と部下の間でのコミュニケーションが悪くなってしまいます。
世代間格差と言いますか、考え方の違いをフォローしてくれる様な歳が近い人が居ないので「君の時代の考え方はそうかも知れないけれど、上司の時代はこう言う考え方が一般的だったんだよ、そこを理解して仕事してね」と気軽にアドバイスできる人が居ないので、どんどん険悪な雰囲気の職場になってしまいます。
就職先が無い&働いているけど、どんどん給料が減らされ生活が苦しくなる一方の現在。
負の連鎖はいつまで続くのでしょうね。
参考元
・冬のボーナス各企業の悲痛 ANA乗務員「まさかバイトするなんて…」
(マネーポスト)https://www.moneypost.jp/717139
・冬の「ボーナス崩壊」 住宅ローン払えずマイホーム手放す家庭も
(マネーポスト)https://www.moneypost.jp/717137
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