『カラフルフォトリンピック』。障害児をモデルに、高校生がカメラマンとなるフォトコンテスト。

カメラを持つ女子高生

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

私は、昔は写真を撮られることに、特に何も感じていませんでした。

今みたいに父が短気な性格になる前、『うちの子が1番、可愛い』と、ベビーベッドが並ぶスペースで、生まれたばかりの私を見て、母に言ったそうです。

子どもの頃は、それなりに外出もして、色んなところで、特に母の手を握っている、二人の写真が多く家に、飾ってあります。

小学校の修学旅行で観ても、誰かと一緒に映っている写真が多く、どの写真が欲しいか選ぶ際、結構、買っていました。

それが一変したのは、中学校のいじめでした。

それを機に、人というものに恐怖や残酷さを感じる様になりました。

高校の時は仲の良かった友達はいましたが、小学校の時と違い、修学旅行では写真を撮られる時、逃げる様に走り去って、映っている写真も、集合写真など、小さくしか映っていない写真ばかりでした。

そのことで、高校の時に、選ぶ写真も大幅に減りました。

今でも、写真を撮られることに抵抗があって、自撮りはまずしませんし、私が最近写真を撮ったのは、マイナンバーカードの時と、障害者手帳位しかありません。

自分の中で、トラウマになる位、取り越し苦労が多いことで、人との関係性に疲弊し、人間不信が悪化した20代から写真を撮ることが無くなった私です。

そんな私が、障害児をモデルとして、高校生がカメラマンとなるフォトコンテスト『カラフルフォトリンピック』を偶然知りました!

『カラフルフォトリンピック』は、写真を撮影する中で、「多様性」や、「触れ合い」を感じ、お互いの個性を認め合う機会を創出することを目標とし、2024年にスタートした、フォトコンテストです。

一般社団法人カラフルフォトリンピックは、ダイバーシティ写真コンテスト『カラフルフォトリンピック』を主催しています。

2025年7月31日(木)まで参加するカメラマンを募集しています。

参照元:カラフルフォトリンピック PR TIMES 第2回カラフルフォトリンピック(ダイバーシティ写真コンテスト) 高校生カメラマン募集のお知らせ(2025年6月20日公開)

『カラフルフォトリンピック』には、企画者がどんな想いを抱き、2024年から始まりましたか?

笑顔を見せる子ども

カラフルフォトリンピックは、写真表現の力を使い、障害のあるキッズモデル(カラフルモデル)の魅力や意義を社会に伝える、高校生を対象としたフォトコンテストです。

子どもをカメラで写真を撮る男性

カラフルモデルたちは、飾らない自然な表情が最大の魅力です。モデルたちと触れ合いながら、彼ら・彼女らの写真をたくさん撮影してください。そして、みなさんの写真の力で、ありのままである事の素晴らしさを社会に伝えてください。

子どもと大人の集合写真

画像・文章引用元:COLORFUL PHOTOLYMPIC(カラフルフォトリンピック) | 全国ダイバーシティ写真コンテスト

動画・引用元:カラフルフォトリンピック 【第1回カラフルフォトリンピック】開催動画(2025年4月4日公開)

カメラが描く、その視線

よく聞く話ではありますが、上の子が健常者で、下の子が障害者だった時、またその逆であっても、生活が一変すると聞いています。

お子さんが人工呼吸器や気管切開をしている時、たんの吸引などで、24時間、介護が必要になります。

ヘルパーさんなどを頼んでいて、毎日お子さんの介護をしなくても、ヘルパーさんは毎日も来れないですし、24時間ずっと常駐するわけではないと思います。

そうなってくると、親御さんが介護に割く時間が必要で、お母さんが仕事を辞めざるを得なくなって、貯金を切り崩したり、ご主人の収入だけで家計を支えている場合もあります。

障害児も重度心身障害者という、身体障害と精神障害を併発している子もいて、その時は、どちらか片方より、より障害の程度が重たいです。

そういう子を持つ親御さんは、自分のお子さんもみながら、他の障害児も預かる様な、放課後等デイサービスを開所する人もいるという話もあります。

障害児が一人でもいた時、なかなか外出はできません。外出するにも、入念な準備が必要で、そんなに長い時間、外出もその子の心身の負担を考えるとできなかったりします。

そのことで、他のお子さんが、親御さんから構って貰えないなど、寂しい想いをしたり、一人で遊ぶことや、我慢をすることに慣れてしまうこともあります。

障害があることで、ジッとしていられない子もいて、写真撮影は容易ではありませんが、親御さんの想いは、我が子との記念写真を、1枚でも多く残したいということだと思います。

それは、障害のない、他のお子さん含め、我が子の成長は記憶だけではなく、写真を撮って、記録にも残しておきたいということです。

『カラフルフォトリンピック』に参加することで、写真を撮って貰える嬉しさだけではなく、あの日あんなことあったよね、とその写真を観ることで、いつでもあの嬉しい体験をした日に戻ることができると思います。

私は写真を撮られることに酷く抵抗がありますが、写真を残すって、本来、楽しい意味ですし、『カラフルフォトリンピック』では、その子の自然な笑顔や表情を引き出すところが素敵なポイントですね。

2024年から始まった、『カラフルフォトリンピック』。これからも末長く続いて、多くのご家族を笑顔にして欲しいなと思いました。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、高眼圧症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。