ノーリフティングケア。オーストラリア発祥、抱え上げない、腰痛予防の介護。

花束を持つ笑顔の高齢者

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介護をしていると、腰痛に悩まされたりしませんか?

道具ではなく、人を持ち上げるので、人は抱っこなどで持ち上げられると、身体から力が抜けて、より重みが増して、体重以上の負荷がかかります。

特養ホームなどで入寮している人は、心身共に身体が動きにくくなっている人が多いです。

例えば褥瘡(床ずれ)を予防するために、ある程度姿勢を変えないといけないので、これがまた肉体労働で、凄く腰などに来ます。

私も引きこもり時代、訓練所に行っていた時に、『介護施設に体験に行きませんか?』と言われて、朝から夕方まで1日、介護施設に行ったことがあります。

入寮している人の姿勢転換などはありませんでしたが、シーツ交換や清掃、食事をさせたり、食器の片付けなどを1日だけ体験して、入社はしませんでしたが、大変だったことを覚えています。

介護をする人にとって、腰痛があることは仕事に支障が出ることを受け、「ノーリフティングケア」という抱えずに、人を運ぶ介護を導入しているところが増えていることをご存知ですか?

今回は、「ノーリフティングケア」という新しい介護の概念について紹介したいと思います。

「ノーリフティングケア」って、どんな介護ですか?どこの国が発祥ですか?

「ノーリフティングケア」の紹介

かつて、オーストラリアでは看護師の身体疲労による腰痛訴え率が上がり、離職者が増えて深刻な看護師不足に陥りました。そこでオーストラリア看護連盟が看護師の腰痛予防対策として1998年にノーリフト®をスタートさせたことに端を発します。

「ノーリフティングケア」 の統計

人力のみの移乗を禁止し、患者さんの自立度を考慮して福祉用具を活用しようという考え方です。

画像・文章引用元:日本ノーリフト協会 ノーリフティングケアとは

最近の私の祖母とその周囲

いつも、私の母方の叔父さんは忙しいのか、電話も何もして来ないのですが、一点だけ、祖母についての話があったことがありました。

2025年1月26日、母にある電話がかかって来ました。

『お母さんが、帯状疱疹になった!』と。

幸い軽傷ですが、黒い湿疹の跡の様なものが身体にあるそうです。

母は叔父さんから、『帯状疱疹にはどんなワクチンがあるか?』と聞かれて、母は私が不活化ワクチンを1回2万2000円、合計2回を私の給料から払って打たせたので、そのことと、もう1つの生ワクチンのことを教えたそうです。

母が水ぼうそうの既往歴があって、発症してそのウイルスのせいで、顔面麻痺以外にも、目や耳にきたら、失明したり、耳が聴こえなくなるので、2025年度から定期接種になりましたが、そうなったら嫌だと思って、ストレスがいつもある母には私が自費で打たせました。

私はまず祖母に水ぼうそうの既往歴があったことに驚きました。

祖母が生まれた時、母子手帳があったかも分からないですし、戦争があった頃だったので、焼けた可能性もあります。

私は2024年に帯状疱疹ワクチンの記事を書いたのですが、その後、政府が、「90代も2025年度から始まる定期接種の対象で、100歳以上の方は、2025年度に限り定期接種に入れる」と発表しました。

母と、「そんなに高齢でかかるのかな?ピークは70代だと言われているのに」という話をしましたが、90代の祖母がかかった以上、定期接種は必要だと思いました。

祖母が帯状疱疹になって以降、叔父さんが電話してきた時、母はいつも、「お母さんの帯状疱疹はその後、どう?大丈夫?」と聞いています。

祖母は春になって、外出が再開できる様になりました。

叔父さんは、祖母が特養ホームでいつもボーッとしていることを心配して、この間、『明日、お母さんをそっちに連れて行っていい?』と電話をかけてきて、先日来ました。

ただ、祖母の外出は16時までと決まっていることや、特養ホームから「昼ご飯を食べてから行って下さいね」と言われていて、当初の1時間の予定より、30分しかいませんでした。

叔父さんは、『近いし、すぐに来れるから』と言って、高速を往復して私の家まで来ます。

しかし、そのことは、ずっとは難しいと思います。

叔父さんは身体はガッチリしていますが、病弱なところがあって、幼少期から喘息があって、大人になって加齢黄斑変性だったり、ずっと座っていると身体が痺れてくる、原因不明の病気があったり、

祖母がいない家で、草取りを頑張り過ぎたら、膝に水が溜まって、水を抜きに行ったりしました。

また、私の母方の祖父が亡くなった時は、祖父が亡くなる前に、煙草を吸わないのに初期の肺がんが見つかって、肺の一部を取って、それでも祖父のお通夜やお葬式前には退院して、長男として喪主をし、

ただ、肺の一部を切り取ったことで、呼吸がしにくくなったり、それ以外にも色々病気を抱えています。

それらのことで、いくら叔父さんが、『近いから』と言っても、叔父さんも60歳過ぎて、病気のことで自分自身も通院しないとならず、難しくなっていくと思っています。

祖母も膝が悪く、以前膝の中をキレイにする手術をしましたが、あくまで簡易的なもので、母みたいに人工関節を入れているわけではなく、いつも膝の関節液が溜まるので、たまに水を抜きに行っています。

祖母もこの間1つ歳を取り、今後より身体が動きにくくなる年齢となってくるでしょう。

元々「ノーリフティングケア」に関して、私はテレビで観て、その場所は忘れましたが、祖母の住んでいる県の介護施設の紹介でした。

祖母も本当に膝が悪く、いつも転倒リスクがありますし、この「ノーリフティングケア」があれば、そういうことを抱えていても、怪我することなく、必要な場所に祖母なり、その人を運べる様になるのではないか?と思いました。

もっと、「ノーリフティングケア」を導入する施設が増えて欲しいなって思います。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、高眼圧症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。