この記事は約 7 分で読むことができます。
こんにちは、翼祈(たすき)です。
私自身、美味しいパン屋を知らなくて、「ここのパン屋がいい」というお気に入り店もなく、パンを食べると言えば、スーパーのパンです。
人気パン屋さんといえば、TANOSHIKAの本社横が、人気パン屋で、夜になるとスイーツ工房となって、よく本部で仕事をする人事の方が、食べているのを、SNSで投稿されています。
私の中で、最近美味しかったというパンは、2024年12月に母の知人宅でクリスマスパーティをした時、その人が作って、帰りに持たせてくれた、手作りパンは、くるみとレーズン入りで美味しかったです。
その母の知人宅に寄る前に、パーティの買い出しをしたスーパーが、⚪︎⚪︎ベーカリーと題して、美味しそうなパンが並んでいて、その知人宅に向かう途中にあるそのスーパーは片道1時間かかるので、「1つ位、パンを買えば良かった」と思いました。
この記事の本題はパンということなのですが、障害を抱えている人が障害者雇用で仕事をする人気店がありました。
1つ目は、『天使の小麦』です。
2022年1月17日、小規模パン店開業支援「リエゾンプロジェクト」を展開する、岡山県岡山市にある株式会社おかやま工房がプロデュースしたパン店『天使の小麦』が、東京都足立区佐野にオープンしました。
『天使の小麦』は、株式会社ラクスのグループ会社で社会貢献を担う「株式会社ラクスみらい」の新規事業です。
経費精算システム「楽楽精算」を手がける株式会社ラクスは、障害者雇用を強化するためラクスみらいを2021年7月に子会社として設立し、ベーカリーカフェ『天使の小麦』を設立しました。
店舗スタッフの半数に障害者を雇用するために必要でしたが、「リエゾンプロジェクト」で、創業37年のパン職人でもある代表の河上祐隆氏が、パンの製造工程を全て「数値化・レシピ化」し、みんなが簡単にできる様に仕組みを整え、そのパン作りを5日間の研修により、障害者が能力を活かしたパン作りができました。
また、『天使の小麦』内は、車椅子でも入れる様に十分なスペースを確保されています。
参考:IT企業が障がい者雇用のパン店「天使の小麦」足立区で開業 JA 農業協同組合新聞(2022年1月12日公開)
今回は、『天使の小麦』を筆頭に、【愛ラボキッチン】など障害者が仕事をする、人気パン屋さんを特集します。
東京都足立区にある『天使の小麦』
焼きたて
焼きたてのおいしさを味わっていただくために、当店では少量のパンを何度も何度も焼いています。
北海道産小麦使用
北海道の自然の中で育まれた良質の小麦を使うことが私たちのこだわりです。
無添加生地
イーストフードなどの合成添加物を使わない、安心・安全な生地を使用しています。
画像・引用元:焼きたてパン工房 天使の小麦
住所
〒121-0053
東京都足立区佐野2丁目32−12
電話番号
03-5849-3917
公式インスタ
https://www.instagram.com/tenshinokomugi?igsh=MTI5YTFrdHkxZDBpZg==
石川県小松市にある【あんずの木 愛ラボキッチン】
また、2022年5月から、パンなどの製造販売を手がけている小松市今江町にある〔あんずの木〕が、障害を抱えている人が就労に向けて訓練する就労継続支援B型事業所【愛ラボキッチン】をオープンしました。
公式インスタがございますので、詳細はそちらを観て頂きたいです。
住所
〒923-0964
石川県小松市今江町7丁目416番地4
電話番号
076-158-0814
公式インスタ
https://www.instagram.com/anzunoki4?igsh=MTVzaWRrZ3YxbHQyNQ==
個人的に紹介したかったお店
北海道に、《サン・コロネ》という、2008年から長い間、就労継続支援B型事業所を営んでいる、おやきなどが人気のパン屋さんがあったそうですが、2024年に閉店したそうです。評判のお店だったらしいので、紹介したかったなと思っています。
いつか《サン・コロネ》のパンがまた食べられる日が来るといいなという期待を込めて、この部分で紹介することにしました。
私とパン
実は1つ私には忘れられないパンの体験があります。
20代、絶賛引きこもりの時、どうにか母が「家から出さないと」と思い、私を色んな場所に連れて行ったり、何かを始めさせてみたりしていました。
その中で、母はパン教室に行かせようとしました。
私は何も知らずついて行って、母に突然「今日からここで、パンを習っておいでよ」と言い出し、私はその当時、今以上に同学年どころか、年上の大人の人との交流も嫌で、「ここは危険だ、居たくない」と、その場から逃げ去りました。
確か私が戻って来て、母に「行きたくない」と言うと、その日のパン教室はもう終了時間で、「お母さんが一緒なら、行く」と言ったので、母は受付の人に事情を話して、二人でパン教室に行く様になりました。
他の人との交流に抵抗がありながらも、何とか行き出したパン教室。しかし、長くは続きませんでした。
最初の方は「楽しかった」と思いますが、回数を重ねると、毎回渡されるテキストを見返して、周りの人は「家でパンを練習しました」と言う人しかおらず、私の家にはパンを作る道具もない、ホームベーカリーもない。どんどん周りの話についていけず、不満など嫌な気持ちが蓄積されていきました。
元々、パン作りが趣味な人が集う、パン教室で、パンを家で作る習慣のない、私の家では蚊帳の外でした。
そのうち、「もうパン教室には行かない。辞める」と言うと、母自身も私が家でパンを作りたいと言っていても、道具がないことで叶えてあげられないことが残念に思っていたのか、多分当初とパン教室が思っていたのと違うと感じていたのか、「いいよ、辞めよ」と返して、退会しました。
あれ以来パン教室には行かず、母もあの当時の頃を「また行きたいね」とも言いません。
ちょっと自分の話ではしんみりしちゃいましたが、『天使の小麦』さんにしろ、【あんずの木 愛ラボキッチン】サンにしろ、惜しまれつつ閉店した《サン・コロネ》さんにしろ、パン作りに生きがいを感じて、日々パンを作っておられると思います。
私自身、引きこもりで家から出たくない、人にも会いたくない時期にパン教室に行ったので、変なわだかまりができてしまい、初めの印象が良くなかったわけですが、私もこの3店舗みたいに、ワクワクした気持ちで、パンを作りに行きたかった。
どこも大盛況で、テレビに取り上げられるところもあるらしいので、絶対に、優しい気持ちも隠し味に込めた、美味しいパンなんだろうなぁと思うと、食べたくなりました。
noteでも書いています。よければ読んでください。
コメントを残す