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11月18日(月)に久々に放送された、TBSの「東京フレンドパーク」。
この番組は、1994年(平成6年)~2011年(平成23年)にかけて放送されており、ゲストが色々なゲームにチャレンジするバラエティー番組です。
定期放送の頃は、司会者は関口宏さんでしたが、不定期放送になってからは色々なお笑い芸人が司会を務めています。
久々に見ていて「昔の番組の方が面白いやん」と、母も言っていました。
「若者がテレビを見なくなった」と言われて久しいですが、本当なのでしょうか?
実は今、テレビ電波受信機能付きのパソコンやスマートフォンを持っている人からもNHK受信料を取れる様に放送法を改正しようとしているのをご存じでしょうか?
今回は、私が良く視聴していた番組や、若者のテレビ事情と放送法改正の意味を書いてみます。
私が良く見てた聴いていた番組
私は大学生の頃から新卒で入社した会社員時代まで、20年一人暮らしをしていました。
その頃は、よく深夜のテレビ番組やラジオ番組を見たり聴いたりしてました。
特に料理の番組は、自炊生活の参考にもしていました。
・テレビ編
・タモリ俱楽部 1982年(昭和57年)~2023年(令和5年)テレビ朝日放送
「毎度おなじみ、流浪の番組タモリ俱楽部でございます」で始まる番組です。
特に「空耳アワー」というコーナー。
・「歌の歌詞がこんな風に聞こえるよ」
と言う視聴者からの投書から作られた、パロディ動画が流れるコーナーがとて
も人気でした。
・チューボーですよ! 1994年(平成6年)~2016年(平成28年)TBS放送
堺正章さんが、進行役の女子アナウンサーやゲストと共に、料理を作るバラ
エティー番組です。
最後は完成した料理を試食して、ゲストが出来栄えを評価します。
・料理の鉄人 1993年(平成5年)~1999年(平成11年)フジテレビ放送
挑戦者が、和洋中それぞれの鉄人と対決するバラエティー番組です。
最後は、完成した料理を料理研究家等の審査員が食べ比べて、どちらが勝ち
かを判定します。
・探偵ナイトスクープ 1988年(昭和63年)~放送中
大阪の朝日放送(ABC)が制作放送している、視聴者から送られて
来た謎や疑問を解明するバラエティー番組です。
深夜ですが、大阪では今でも視聴率が30%近くある人気番組です。
・ラジオ編
・サタデーウェイティングバー アヴァンティ 1992年(平成4年)~ 2013年(平成25年)
土曜の夕方5時から、FMで放送されていた番組です。
東京の西麻布仙台坂にあるイタリアンレストラン「アヴァンティ」。
そのウェイティングバーで繰り広げられる、ゲストの日常会話に聞き耳を
傾ける番組です。
・ジェットストリーム 1967年(昭和42年)~ 放送中
こちらもFMで放送されているイージーリスニングの番組です。
・番外編(九州地区&山口県 限定)
・るり色の砂時計 1994年(平成6年)~ 2012年(平成24年)
この番組は、福岡県の九州朝日放送(KBC)制作で、九州全県および山口県
で放送されていた旅情報番組です。
番組は軽快な曲で始まりますが、スローバラードの静かな歌のエンディングは
「のんびり旅行に行ってみたい」と言う雰囲気にさせてくれました。
時代とともに、番組スタッフの性別も変わる
皆さんは、テレビ番組を見ていて、番組最後に画面の下部に流れるスタッフロールと言うのをキチンと見たことは有りますでしょうか?
スタッフロールの中に「TK」と書かれた役割の方が確認できると思います。
番組によっては、書いてない番組もあります。
「TK」とは「Time Keeper(タイムキーパー)」の略でして、その番組が予定の時間どおりに進行しているかを確認して、ディレクターに伝える役割の人です。
昔は男性の仕事でしたが、現在色々な番組のスタッフロールを見ても女性の名前ばかりです。
諸説ありますが、
・男性よりも女性の声の方がトーンが高いので「指示が聞こえ易い」
と言う事らしいです。
若者のテレビ離れは本当なの?
最近良く「若者がテレビを見なくなった」と言われますが実際はどうなのでしょうか?
下記ホームページを読んで見ますと、若い世代はテレビ(地上波および衛星放送)を見るよりも、インターネットの動画配信サービスやSNSを見ている時間の方が長い事が調査の結果分かります。
参照元:(日経BP)第125回 「若者のテレビ離れ」は本当なのか?(2023年10月9日)
また、上記記事からリンクが貼られている
LINEリサーチの「テレビ・メディア視聴実態調査」を見てみますと、単身世帯の10代・20代では
・テレビの保有台数よりも、パソコンの保有台数の方が多い
と言う事が分かります。
参照元:(リサーチ ノート)テレビ保有率は全体で9割、単身世帯の若年層では「パソコン」が「テレビ」の保有率を上回る(2023年6月28日)
つまり、現代の若者はテレビよりもネット配信で番組を見ている人が多い事が分かります。
故に、放送法の改正案が提出されました
2024年5月7日に、放送法の一部を改正する案が衆議院で可決されました。
参考元:(総務省)放送法の一部を改正する法律案(pdf形式1ページ)
先ずは、1番目の「必須業務の範囲」の項目ですが、インターネットによる配信業務を、NHKの「必須業務」にする事によって、インターネット配信も地上波や衛星放送と同じ位置づけにしました。
故に
・テレビを持っていなくても、受信設備が付いているパソコンやスマートフォンを所持して見て
いる人は受信料支払い義務が発生します。
と言う事になりました。
ただし
・受信設備付きの機器を持っていてもネット配信サービスを利用していない人
・すでに地上波や衛星契約によってNHKに受信料を支払っている人
この様な人は対象外です。
参照元:(LIMO)NHK「インターネット配信のみの受信料は1100円を検討」2024~2026年度修正案【最新ヒット見逃し配信】(2024年11月4日)
終わりに
テレビを見る人が少なくなった。
と言う事で「テレビ番組ガイド」等の本も売れ行きが悪くなり、ほとんどの番組ガイド本が休刊してしまいました。
また、電機メーカーのシャープがテレビの製造を止めた事からも、テレビと言う機械で番組を見る人が少なくなった事がうかがえると思います。
その代わりパソコンやスマートフォンで、動画配信サービスを楽しんでいる人が増えている。
今後、既存のテレビ局やラジオ局などは、どう対応していくでしょうか?
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記事を読ませていただきました。書かれていることはあると思います。前は見たい番組が地上波で再放送や新作がBSでしかみることができません。今のテレビも昔人気があった作品を役者をかえてリバイバルするような時代にがっかりです。飽きずにみれるのはほんの一握りの番組があるくらいです。これからも記事を楽しみにしています。
コメントありがとうございます。
テレビ局も人手不足や資金不足なんでしょうね。
面白い番組や斬新な企画の番組が無くなってしまいました。
加えてスマートフォンの流行で、一気にテレビ離れが起ってしまった様です。