『ぼくのお日さま』。吃音の男の子が、フィギュアスケートをする女の子に恋し、輝く。

ぼくのお日さま

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

皆さんは、フィギュアスケートをテレビなどで観るのは好きですか?

私がよく観ていた頃の選手が現役を引退し、最近は知らない若手の選手が増えて、あまり観なくなりました。

私の中でフィギュアスケートというものに最初に触れたのは、まずは子どもの頃に読んでいた、[ちゃお]で連載されていた、赤石路代先生の[ワン・モア・ジャンプ]でした。

この漫画は、ただのスケート漫画ではなく、その時の世界情勢などの描写もあって、深い作品です。

私が読んでいた子どもの頃は集めなかったのですが、確か20代前半でしたかね?、分厚い本で全4巻で発売されていたので、購入しました。

名作はどれだけ年月が経っても色褪せないもの、それをその時10年以上ぶりに読んで、そう感じさせて貰えました。

この記事のテーマはフィギュアスケートで、2024年9月にそのテーマと、吃音を持つ男の子の役で出る映画が公開を迎えます。

[僕はイエス様が嫌い]で知られている奥山大史氏の商業映画デビュー作で、監督・撮影・脚本・編集を担当し、俳優の池松壮亮さんが主演を務めた映画『ぼくのお日さま』の公開が、2024年9月6日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、テアトル新宿にて先行公開、2024年9月13日(金)より、全国にて公開されます。

本作は、雪の降る街を舞台に、吃音を持つホッケー少年・タクヤ(越山敬達さん)と、フィギュアスケートを学ぶさくら(中西希亜良さん)、そして元フィギュアスケート選手でさくらのコーチ・荒川(池松壮亮さん)の3人の視点で紡がれていく、心温まる物語です。

2024年度の第77回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門へ選出され、2024年5月19日(現地時間)に上映されると、スタンディング・オベーションを浴び、既に5つの国際映画祭で上映し、今後、第49回トロント国際映画祭へ出品され、新たに第29回釜山国際映画祭、第72回サンセバスチャン国際映画祭への出品も決定しています。

今回はこの映画について、奥山監督がこの映画を作った経緯、私とフィギュアスケートの選手の思い出などについて紹介したいと思います。

あらすじ

ぼくのお日さま

吃音のあるアイスホッケーが苦手な少年。

選手の夢を諦め、恋人の地元でスケートを教える男。

コーチのことがすこし気になる、ませたスケート少女。

田舎街のスケートリンクで、

3つの心がひとつになって、ほどけてゆく――。

雪が降りはじめてから雪がとけるまでの、

淡くて切ない小さな恋たちの物語。

画像・引用:映画「ぼくのお日さま」公式サイト

予告編も公開中

ここから奥山監督がこの映画に賭けた想いなどを、追っていきたいと思います。

映画『ぼくのお日さま』に託す、奥山監督の想い

ぼくのお日さま

初長編に続き撮影・脚本・編集を担った28歳の奥山大史監督は、記事の中で着想から影響を受けた同名楽曲との出会いなどについて、このように語っています。

3~4年間は良いストーリーが浮かばなかったが、偶然、佐藤良成と佐野遊穂の夫婦デュオ「ハンバート ハンバート」が吃音がある少年の心情を歌った「ぼくのお日さま」に出会い、「色々な発想が生まれ、物語が一気に広がった」。

2009年生まれの越山と11年生まれの中西はオーディションで見いだした。2人はスケートの経験者だったが、未経験だった池松には自身が教わった先生の手ほどきで半年間、練習してもらった。「越山くんと中西さんは補い合い、池松さんは2人を支え続けてくれた。絶妙なバランスの3人に決まり、本当によかった」とほほえむ。

引用:カンヌ映画祭「ある視点」部門ノミネート、奥山大史監督「ぼくのお日さま」…「吃音」少年の心情テーマの歌から発想 読売新聞(2024年)

スケート場に入り込む光を活かした、温かみさえ感じさせる映像が目を引く映像美です。撮影した機材はデジタルカメラですが、フィルムみたいな質感で撮影できることもこの機器の魅力です。

私とフィギュアスケート

私はフィギュアスケートの選手の方には、幾つか思い出があります。

まずは、羽生結弦選手です。2013年12月7日に行われた、マリンメッセ福岡でのグランプリファイナルで、オリンピック初出場を決めました。

その後の偉業は色々知られていると思いますが、実は福岡県でそのことで縁があって。

現在は展示しているか分かりませんが、「この大会で、オリンピック出場が決まったから」ということで、福岡市役所の最上階に写真と直筆のサインのパネルが寄稿されていて、展示されていました。

また、福岡県庁には、等身大のパネルが設置されていたそうです。

福岡市役所のものに関しては、観に行く目的と、写真撮影で実際に足を運びました。福岡県庁に関しては、今まで一度も行ったことがないので、バスで行くのも不安で、「帰って来れなくなったらどうしよう…?」と思うと、行けませんでした。

お二人目は、浅田真央選手です。母がジュニア選手時代から大好きな選手でした。

実は私、ご本人にお会いしたことがあります。

2018年8月9日、博多阪急で開催されていた[美しき氷上の妖精 浅田真央展]初日に行われた、直筆のサイン入り著書のお渡し会のイベントで、抽選で100名のものに当選し、お会いして来ました。

その中で、真央ちゃんに、「母は真央ちゃんのことを、昔から大好きです。この本は帰ったら、母に渡します。これからも応援しています。頑張って下さい」と言って、会話したり、握手したりしました。

真央ちゃんと参加者全員の写真撮影もありましたし、帰宅後母に、「真央ちゃんに会って来て、母が大好きですって伝えて、このサイン本も受け取って来たよ」と、本を手渡しました。

真央ちゃんに関しては、私が昔写真集を集めるのが好きで、2010年発売のものを、数年経って、絶版してから探して、福岡市の書店で在庫検索した時に、1つだけ在庫があって、それを購入したこともあります。

この記事の題材はフィギュアスケートなので、私の中にある思い出を語らせて頂きました。

奥山監督の前作は観たことがないのですが、凄く流行っているのは知っていました。

この映画の2024年8月19日に東京・テアトル新宿で行われたジャパンプレミアで、池松さんが、「共演した越山さんと、中西さんは、本当に才能があって、映画に宝石の様な輝きを残してくれました」と話されていました。

ほぼ全編、北海道で撮影が行われた本作。北海道の雪の中の自然と、フィギュアスケートという組み合わせが、相乗効果もあって、とても素敵な作品になっているんだろうなぁと思いました。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。