この記事は約 6 分で読むことができます。
こんにちは、翼祈(たすき)です。
この記事のテーマは、「帯状疱疹」とそのワクチンについてです。
まずは帯状疱疹に症状があるのか、書かせて頂きます。
「帯状疱疹」は、体の左右どちらかに生じるかゆみや痛みを伴う発疹が主な症状です。痛みを伴う発疹は、すぐさま小さな水ぶくれに変化すると次第に数が増殖し、一部には膿が溜まります。その後かさぶたとなって皮膚症状は治癒し、同時期に痛みも治まります。
「帯状疱疹」の初期の症状は、身体の左右どちらかの神経に沿って発生する皮膚の違和感や痛み、かゆみなどです。痛みは神経の炎症によって起こります。
ほとんどの場合、皮膚症状の数日前から1週間ほど前に出現しますが、皮膚症状と同時、あるいはやや遅れて出現することもあります。
痛みは「ジンジンする」「ピリピリする」「ズキズキする」と表現される以外にも、「焼けつく様な」「電気が走る様な」「刺す様な」「鋭く引き裂く様な」と表現されることもありますが、その痛みの程度は多種多様です。
皮膚症状が出現する前後には、発熱したりリンパ節が腫れたりする場合もあります。
「水痘・帯状疱疹ウイルス」に初めて感染すると、通常2週間程度で潜伏期間を経て、水ぼうそうを発症します。
そして、「帯状疱疹」は、水ぼうそうが治癒した後も症状を出さない状態で潜んでいるウイルスが、加齢やストレス、疲労などによる免疫機能の低下が引き金で、再び目を覚まし発症します。
最後の自分の感想に「帯状疱疹」の合併症について触れますが、この様に耐え難い様な強い痛みがあります。
そんな「帯状疱疹」ですが、2024年6月から国が「帯状疱疹」のワクチンについて、議論をしていることが分かりました。
2024年6月20日、厚生労働省は痛みを伴う水ぶくれが帯状に出現する皮膚疾患の「帯状疱疹」のワクチンに関して、接種費用を公費で補助する「定期接種」に含める方針を決定しました。今後、使用するワクチンの種類や、定期接種を開始する時期、接種の対象年齢などに関して厚生労働省の専門委員会で最終判断した上で、正式に決定します。
今回は国が今議論している「帯状疱疹」のワクチンが公費で定期接種に入りそうな経緯についてお知らせします。
2024年6月、
「帯状疱疹」の患者さんは50歳以上に多く、長引く神経痛などの合併症を引き起こす可能性があります。発疹が治癒しても神経痛が残り、睡眠や日常生活に支障が出るほどの痛みが起きる場合があります。
予防策としては、感染リスクの高い人や50歳以上の人を対象に、不活化ワクチンや、生ワクチンが有効だと言われていますが、どちらも任意接種で不活化ワクチンは約4万4000円、生ワクチンは約1万円の自己負担が必要となります。
「帯状疱疹」のワクチンを接種してから1年後の発症予防率は4~9割で、神経痛などの合併症による重症化を予防する効果も確認されています。
厚生労働省の専門委員会は、接種費用を公費で補助する定期接種化に向けた検討を進めてきましたが、2024年6月20日の会議で国立感染症研究所のワクチンの分析結果が共有され、不活化ワクチンと生ワクチンのどちらに関しても、安全性や有効性が確認され、費用対効果についても効果が期待できるとして、「帯状疱疹」のワクチンを定期接種に含める方針が了承されました。
参考:帯状ほう疹のワクチン 接種費用を公費補助の定期接種へ 厚労省 NHK NEWS WEB(2024年)
専門委員会は同日、ワクチンの費用対効果や安全性などを踏まえ、「定期接種化に学術的な異論はない」と結論付けました。「帯状疱疹」の患者は50代から多くなって、70代で発症のピークとなることから、接種対象は「70歳よりも若い世代を対象とすべきだ」としました。
50歳以上の人に「帯状疱疹」のワクチンの接種費用を補助している自治体も増加傾向です。「帯状疱疹」のワクチンが定期接種になると、費用の一部もしくは全額が公費負担となります。
良いことですね
「帯状疱疹」の合併症の中で最も頻度の高い後遺症に、上記にも少し出て来ますが、皮膚症状が治癒した後も痛みが残る、帯状疱疹後神経痛(PHN)があります。
帯状疱疹後神経痛(PHN)の程度や症状は人によって違いますが、皮膚感覚の異常が認められる場合もあるので、ほとんどの場合、痛みのある皮膚の感覚は鈍くなります。
また、軽く触れただけで痛みを感じるアロディニアが起きる場合もあることで、「痛くて顔が洗えない」「シャツが擦れて痛い」などの日常生活への大きな影響を及ぼす場合があります。
帯状疱疹後神経痛(PHN)の治療のメーンは薬物療法です。
麻薬性のオピオイド鎮痛薬や、保険適用の鎮痛補助薬が処方されることがあります。
保険適用のあるうつ病治療薬が使われることもあります。
薬物療法以外では、レーザー治療や神経ブロック注射を実施することもあります。
私が「帯状疱疹」のワクチンの公費にするという話を観たのは、参考文献の記事を読んでからですが、SNSでその媒体が発信した時に、定期接種をするために、税金を使うことに否定的な意見もありました。
コメントを少し読んでいくと、「夜痛みで眠れなくて、解熱鎮痛剤や眠剤を飲まないととても眠れない」とか、「帯状疱疹とは一生付き合っていく病気」といった、発症した当事者にしか分からない、悲痛な声も書かれていました。
母は子どもの頃に水ぼうそうにかかっていますが、母の昔働いていた職場の上司が、ストレスで「帯状疱疹」を発症し、「かなり大変だった」と聞いていて、母にも「怖い。かかりたくない」という想いは常にあると思います。
このワクチンの話をテレビで観た時、母は嬉しそうな顔をしていました。
私がこの記事を書いていて思ったのですが、私はいつも感染症の予防接種などで高リスクのある人に挙げられるのですが、子どもの頃、水ぼうそうはワクチンを打ったことで、発症していません。
病院などのホームページを観ていても、「水ぼうそうにかかっていない人は、帯状疱疹にはかからない」と書いてあります。
ですが、私には糖尿病という高リスクがある。でもかかっていない。その場合は、定期接種の対象になるのか、分からないままでいますー。
参考サイト
noteでも書いています。よければ読んでください。
コメントを残す