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こんにちは、どうも、ゆたです。
記事を書いていると言葉選びのミスだったり、誤字だったり、そもそも意味を履き違えて覚えていたりなんてことが頻繁に発生します。
なので、一度書いた記事も何度か見直す癖をつけています。
が、その中でどちらの表記で書くべきか迷う言葉があります。
それが「障害者」と『障がい者』です。
私は特別意識してませんので、記事によって表記がバラバラになっています。
なので、今回は色んな情報を元に「障害者」と『障がい者』、どちらの表記で書くべきか、考えてみようかなと思います。
調べてみると青森県では、まさかの6割?
検索していると、ある記事に出会いました。
そこでは青森県内の市町村で『障がい者』という表記に変える動きがあるとのこと。
青森県内40市町村に取り扱いを尋ねた結果、少なくとも6割超が公文書や行政資料などで『障がい』表記を用いているようです。
思ったよりこの運動は活発のようで、SNSなどを見ても、わざわざ、『障がい』と変換して投稿されているものも多く見られます。
というのも、スマホを持っている方ならわかるかもしれないが、“しょうがい”と入力すれば予測変換で“障害”と出てくるのです。
なので、『障がい』と表記するために障害と打って、害を消して、がい、と打ち直しているのだと思います。
そこまでしなくてもいいのではないか、と思ってしまいますが、皆さんはこの問題、どう思いますか?
参考:「障害」→「障がい」変わる表記 青森県内全40市町村を調査 6割超が使用
私は極論、どちらでもいい。
私はいち障害者として、正直どちらでもいいと思います。
多分、障害者という漢字の【害】という一文字がまるで、あなたはこの世界にとって害悪なんだ、いらない存在なんだよ、って言ってるように感じる、みたいなことだと思うんですけど。
障害、っていう一単語だと私は思うんですよ。
障害は、正常な進行や活動の妨げになること、ものという意味です。
それに者という人物を表す言葉がくっついています。
なので、障害者は『正常な活動が困難な人』っていう意味です。
何か問題があるでしょうか?
私は的を得た言葉のように思います。
私自身、自分の症状のせいで社会に馴染めなかった経験があって、正常な活動は困難でした。
例えば、書類に障害者、と書かれても嫌な気持ちは全くしませんし、多くの障害を持った人は気にしないと思います。
少なくとも今までに出会った障害を持った方々は誰一人として気にしていなかったと思います。
むしろ、障がい者って書かれるほうが気を使われてんなと思って、ちょっと申し訳なくなってしまいます。
気持ちは嬉しいのですが、私は行き過ぎた気遣いなような気がします。
とはいえ。
私は気にしないですが、確かに障害者という言葉は少しインパクトがあるような気もします。
……障害者か。うーん、言われて傷つく人もいる可能性は否定できないですね。
変な誤解を招く危険性がある以上、私もインターネットを通じて情報を発信するものとして、そこら辺は気を使う必要があるのかも知れません。
なので、自分なりにではありますがルールを決めます。
私のこと、もしくは知り合いついては「障害者」と表記します。
私以外、または、自分とは違った症状の方の場合は『障がい者』と表記します。
これが折衷案かなと思います。
例えば引用する場合なども、表記は障がい者にしようかなと思います。
いきなり、彼は障害者として〜みたいな書き方はしないようにします。
健常者の皆様へ
今回は表記についての問題定義でしたが、これはかなり薄い問題というか、かなり上っ面のような感じがしました。
それより、私が障害者としてお願いしたいことは、もし周りに障がい者の方がいたら、大目に見てあげてほしい、ということです。
残念というか、申し訳ないことに、私を含め障がいを抱えた人というのは時と場合にもよりますが、他人に迷惑をかけてしまう可能性が健常者に比べて高いです。
それは障がいを抱えた者であれば、引け目に感じてしまうことも多く、そのせいでなかなか外に出る勇気が持てないこともあります。
そんな中、どうにか体調が良くなってきて、外に出てみると、周りの目が冷たくて、やっぱり、外は怖いと思い、再び自分の殻に篭ったりすることがあったりもします。
特別に気を使え、と言うつもりはありません。健常者だって一生懸命なのは理解しているつもりです。
ただ、何か不自然なことがあっても、大目に見てあげてほしいとそう、願っています。
その中でもし、余裕がある場合は、広く深い、大きな心を持って、善意の行動をして貰えると、私は嬉しいですし、多くの障がい者は嬉しいはずです。
みんな頑張っているこの世の中に少しでも優しい瞬間が溢れることを願い、今回の記事はここまでとします。
以上、お相手はゆたでした。
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chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.nhk.or.jp/bunken/research/kotoba/pdf/20200401_3.pdf
に論議経過がまとめられていますが、公式用語として検討対象に挙がったのは、2010年の内閣府の障がい者制度改革推進会議(当時)です。この会議のメンバーには、当事者も多く含まれ、社会的障壁の意味で使うことで問題ないという意見が大勢を占めました。私はそれで良いと思っていました。ところが後日、同僚と話していて、様々に感じる人がいて、デリケートな問題なので、多様性を認める配慮として、「障がい」を使った方が良いのではないか、と言われました。私はその意見に同意し、以来、「障がい」を使い続けています。
その通りだと思います。今は障がい者だけではなく、多様性を認める面でも『障害』より「障がい」と表記する方が良いのかも知れません。