音楽に助けられた人生-M.Jの体験談と音楽療法-

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こんにちは、改めましてM. Jです。

この記事をご覧の皆さん、人生の中でとても苦しい時に「音楽」に助けられた経験はありますか?

M.Jは、人生の中で一番苦しい時に「音楽」に助けられました。

病院で勤務していたのですが、上司からさまざまな指導を受けモヤモヤ・イライラしていました。

M.Jは感情的になることが多い感じでした。

周囲に感情を爆発させるわけにもいかなかったので、キツイ思いしかありませんでした。

そんな日々が経過していくうちに、徐々に精神状態が悪くなってしまいました。

1日1日経過していく中、感情がなくなった感じで、言葉が出づらくなりました。

すると、「あいさつ」さえも十分にできない程「精神状態が悪化」していました。

当時、M.Jは生きている意味が分からなくて「自殺願望」が多い時期でした。気力が少しでも出てくるとあてもなく自動車を運転していて、自殺しようとして橋の上に乗ったことも度々ありました。

一歩間違うとこの世には居なかったかもしれない状態で「音楽に助けられた」といっても過言ではありません。

この記事をご覧の皆さんにも苦しい時があると思います。しかし、小さなッカケで立ち直ることになるかもしれません。「音楽」でなくてもいいので、この記事が苦しんでおられる皆さんの「小さな助け」または「立ち直りの方法」になればと思います。

M.Jにとって救いになった「音楽」についての記事を以下の項目に沿って書いていきます。

  • 精神状態が悪くなった M.J
  • 上司の対応 ➡️  さらにどん底の精神状態になった
  • 音楽の精神に対する良い影響
  • M.Jに生きる価値を教えてくれた音楽
  • 苦しみからの立ち直りは人それぞれ

精神状態が悪くなった M.J

私は、病院で仕事をした時「さまざまな指導」を受けました。

指導されている内容の中には「納得のいかない部分」がありました。

M.Jは、モヤモヤ・イライラしていました。「さまざまな指導」を受けたストレスで、M.Jの精神状態はかなり悪くなりました。

その時M.Jは、平日の夜11時から12時に家を出発して「自動車で外に出掛けて自然を感じること」が日々の習慣になっていました。M.Jは「冷たい風」と「暗くて異様な感じ」を楽しみながら、精神状態を何とか保っていました。

しかし、平日の夜だけでは満足できないようになり、休日も出掛けることが日課となりました。ほとんど毎日出掛けていました。

そんな中、病院の仕事の中で「M.Jに対する指導」は、だんだん激しくなりました。

M.Jは、さらに精神状態が悪くなり、外出できる状態は続かないようになりました。

仕事以外では、家の中で「ぼーっ」としている時間が多くなりました。

そうしていくうちに「病院で仕事でミスをすること」や「患者さんの前で感情をむき出しにして怒鳴ること」が多くなるなど、1日の中で「冷静になれない時間」が多くなりました。

また当時、精神状態がかなり悪くなり、仕事を休むことも多くなりました。

このことに対して「自己嫌悪」になることが多くなりました。

「自分自身、終わっている」と思ってしまうようになりました。

言葉を発することもできなくなっていたので、ものすごく精神状態は悪かったと思います!

言葉が出ないため、仕事休みの連絡さえできない日もありました。

「無断欠勤」をせざるを得ませんでした。

次の日から、頭の中が真っ白でまったく考えることができませんでした。

このため、自動車を運転して通勤することができず家からタクシーで通勤することが数回ありました。

何とか出勤したものの、ほとんど仕事にならず「退職」することしか考えられませんでした。

直属の上司に対して言葉を発することができない状態でした。(「おはようございます」のあいさつさえできず、相当な大声で「あいさつがないぞ!」怒鳴られました。)

その日、どのような仕事をしたかほとんど覚えていない状態でした。

何とか、事務長に対して「退職します」の言葉を辛うじて発することができる状態でした。

上司の対応 ➡️    さらにどん底の精神状態になった

しかし、当時の上司はM.Jの精神状態が著しく悪いことを無視していました。

上司に対して「退職すること」を直接伝えなかったため、隣の部屋に聞こえる程の大声で怒鳴られました。

日によっては、直立不動で「約2時間指導を受けること」もありました。

内容はあまり覚えていないのですが「なぜ、直接言えないのか!」「きちんとした手続きをしなさい!」「患者さんの訓練についての申し送りをしなさい!」など、精神状態のかなり悪い人間にとって最もキツイことを大声で言われました。

あの時M.Jは、やっと立っている状態で「ものすごく気力が低下した状態」でした。

「生きている感じがしない状態」で、ぼーっとした感じで仕事場にいました・・・。

「どん底の精神状態」だったと思います。「食欲不振」「不眠」は、2週間以上続きました・・・。

そんな時、M.Jの「生きる唯一の手段」は「音楽を聞くこと」でした。

「音楽に助けられた」といっても過言ではありません!

音楽の精神に対する良い影響

M.Jにとって救いになった「音楽」ですが、精神的に「音楽」はどのような影響を与えるのでしょうか?

詳しく見ていこうと思います。

【音楽療法とは・・・】

◇欧米を中心に医療や福祉の現場で取り入れられている。

うつ病や不安障害などの患者さんに適応。

音楽の力を意図的に利用して、心身の回復を促す治療法。

【音楽療法の効果】

鎮静 ◆緊張緩和 ◆催眠 

抗うつ ◆不安の解消 

【音楽療法の現在】

◇海外では、専門の「音楽療法士」が存在して、医療現場で活躍している。治療は保険適応。

◇日本では民間資格ではあるが「音楽療法士」が存在している。

【音楽療法の種類】

受動的音楽療法

きくことが中心となる療法。

◇基本的には「心地がいい」と感じる音楽を流す。

◇リラックスした意識状態の中で、少しずつ治療に結びつける。

能動的音楽療法

「歌う」「楽器を演奏する」といった自ら音楽を楽しむ能動的な療法

◇自由な自己実現をしながら、治療者と一緒に音楽を完成させる。

◇音楽によるリラックス効果がある。

→コミュニケーション能力が向上する。感情表出が豊かになる。

【うつ病への効果】

◆コルチゾールなどの抗ストレスホルモンが低下することによるストレス軽減

脳の神経細胞の修復・再生をする。

このように「音楽療法」いろんな効果がありそうです。

今回は、M.Jが「うつ病」のものすごくひどい状態の時、助けられた「受動的音楽療法」を中心に考えていきましょう!

M.Jに生きる価値を教えてくれた音楽

M.Jは、精神状態がものすごく悪く、何もできない状態でただ「受動的」に音楽をきいていました。

この項で紹介する「生きる価値を教えてくれた音楽」は、以下の音楽です。

これらは、メロディーや歌詞の部分にかなり涙を流しながらきいていました。

◎RYDEEN、TECHNOPOLIS:イエロー・マジック・オーケストラ(以下、YMO)

◆RYDEENは、YMOの高橋幸宏さんが作曲されたインストルメンタル(メロディーのみ)の楽曲です。

◆TECHNOPOLISは、YMOの坂本龍一さんが作曲されたインストルメンタルの楽曲です。

◆勢いがあるので「気楽にきくこと」ができます。 

◆言葉がないところが最高です。→想像力を深めてくれるので最高!

◎X:XーJapan

◆前奏からのテンションの高さが、とても最高です。

◆メロディーのすべてにおいて「爆発的な感じ」がファンタスティック!

◆ドラムとギターのハーモニーは、何とも言えない感覚にさせられます。

◎Scatman:スキャットマン・ジョン

◆「I’m scatman!」のリズムが最高。

◆この方は、自分自身の「吃音症」を逆手に取った「誰でも真似のできない芸術」を身につけました。

◎ブルースカイ・ブルー:西城 秀樹

◆青空よ 心を伝えてよ 悲しみはあまりにも大きい 

 青空よ 遠い人に伝えて さよならと

◆「悲しみはあまりにも大きい」・・・悲しい時はこの歌詞は突き刺さります。

→悲しみを「共感」してもらっている感じがします。

◎さようならの向こう側:山口 百恵

◆Thank  you  for  you  kindness    Thank  you  for  you tenderness

 Thank  you  for  you  smile    Thank  you  for  you  love

 Thank  you  for  you  everything    さよならのかわりに・・・

◆「さよならのかわりに」の前の言葉「thank  you  for 〇〇」がとても最高です。

→〇〇の部分:親切・優しさ・ほほえみ・愛・・・・何かとても素敵な感じです。

このほかにも、何曲かきいていた音楽があります。

◎リフレインが叫んでいる:松任谷 由実  →  前奏と歌詞間のメロディーが最高です。

◎浅い眠り:中島 みゆき  →  前奏と終わりのメロディーが最高です。

私は「松任谷 由実」さんや「中島 みゆき」さんの曲をよくきいていました。

「悲しみに寄り添う感じ」のメロディーが心に突き刺さりました。精神状態がどん底の時によくきいていました。主に、曲の前奏をよくきいていたと思います。

 

当時の私には「穏やかな音楽・軽い音楽」はほとんど受け付けませんでした。

「穏やかな音楽・軽い音楽」をきくと自分自身がさらにおかしくなりそうな気がしていました。

よって、精神状態に合った曲が「私にとっての名曲」だったのです。

私自身の「つらさや悲しさを受け止めてほしかった」という思いがありました。

おそらく、仕事をしていて上司からの優しさを感じなかったので「アップテンポのメロディー・悲しさのあるバラード」に魅力を感じたのだろうと思います。

上記の素敵な音楽に「助けられた」と思います。「共感」された感じで「生きる希望」が出てきました!

苦しみからの立ち直りは人それぞれ

以上、M.Jの「音楽に助けられた人生」でした。

あの当時、M.Jはどん底の精神状態でした。ほとんど言葉が出ず、どんな仕事をしたのか覚えていないくらいでした。感情もなくなりつつあったので「相当危ない状態」だったと思います。音楽に救いを求めないと、「生きていられない状態」でした。

正式な「音楽療法」とまではいかないまでも、当時聴いた音楽はM.Jには「音楽療法以上の効果」がったと思います。

どん底の精神状態からの回復には、約2年かかりました。

つらい目にあった病院は、1ヶ月後に退職することができました。

その後も、精神状態が悪いまま「外出するのは精神科への通院だけ」という状態で過ごしていました。

音楽をきいているうちに、ある日「気持ちの切り替え」ができる感じになりました。

よく覚えていないのですが・・・。

「ありのままの自分で生きてもいいのではないか!」と思うようになりました。

「格好をつけず、弱い自分を見せていこう!」と思うようになりました。

今となっては「あの日があって、今、充実した人生を送ることができている!」「あの日よりもい!」と思えるようになりました。

この記事をご覧の皆さん、精神状態が悪いところからの「立ち直り」の方法は、人それぞれです。

自分に合った「立ち直り」の方法を見つけることはものすごく大事です。

皆様が、いろいろ試行錯誤して「立ち直り」の方法を見つけることができることを願っています!

この記事をご覧いただき、どうもありがとうございました。

参考記事

今回の記事は、以下の文献を参考にしました。

参考:本住吉こころみクリニック:うつや不安を和らげる音楽療法の効果

   西広島リハビリテーション病院:神経学的音楽療法

   音楽療法は誰をサポートするものなのか?

音楽療法自体については以下の文献に詳しく書いてあります。

参考:日本音楽療法学会:音楽療法士とは

音楽療法を実施されている医療機関はこちらです。

参考:本間病院:音楽療法

また、スキャットマン・ジョンさんの経歴についてはこちらに詳しく書いてあります。

関連記事:Wikipedia:スキャットマン・ジョン

音楽のことについては、とても素敵な記事があります。ぜひご覧ください。

今後について

興味があることや、今後書いていきたい記事のテーマとして、日記や本を通しての客観的視点、障がい者の代償機能について、精神疾患に特化した旅行の推進構想があります。

皆さんに役立つ情報を届けていければと考えています。
今後ともよろしくお願いします!

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