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こんにちは、翼祈(たすき)です。
皆さんは花火を観るのは好きですか?私は前は家族と花火大会を観に行っていましたが、最近は人が多すぎるのが嫌で、もう長いこと花火大会には行っていません。
花火は花火大会を観に行かなくても、自宅でも手軽に楽しめるアイテムだと思います。ですが、今自宅でも楽しめる花火で、やけどなどの事故が、主に小さいお子さんで発生していることが分かりました。
どの位事故が発生しているのか?今回はやけどなどの事故が起きた実際のケース、自宅で花火を楽しむために気を付けたいことの具体的な例を挙げながら、この問題を考えていきたいと思います。
自宅で花火を楽しむ前に、気を付けたいやけどなどの事故。注意したいポイントなど。
国民生活センターは2023年6月23日に、「花火でのお子さんのやけど」に関連する解説データとその予防策を公表しました。消費生活上の事故情報を収集している「医療機関ネットワーク」によりますと、2018年度から2022年度まで5年間で発生し、花火でのやけどなどの負った事故の報告は60件、相談が親御さんから寄せられ、その半数以上が1~3歳の小さいお子さんだったそうです。
小さいお子さんがやけどをした原因で6割を占めたのは、花火からの「火花の落下」でした。足に落下した、当たったという意図しない接触によるものですが、その中には洋服に着火したというケースも2件含まれていました。
特にやけどなどの事故が起こった年代の全体の半数以上に該当する、3歳までの35件の中で、1~3歳の小さいお子さんは57%と半数以上と、火への警戒心が低いことから、花火が当たったり、足に落ちたりした事例が5割、「握った」あるいは「触った」という原因がおよそ4割を占め、他の年齢層と比較しても高い傾向でした。
▽花火に点火した瞬間に驚き、花火を振り回したことで、左腕に花火の火の粉が貼り付いてしまった(3歳9ヵ月の女の子)▽花火の火を掴もうとして指と手のひらにやけどした(1歳6ヵ月の女の子)ーといった事例がありました。
国民生活センターは「3歳以下の小さいお子さんに1人で花火を持たせることは避ける様にして下さい」と発信しました。
また、見落とされてしまう落とし穴が、やけどなどの負った事故が「燃えカス」が原因です。国民生活センターが行った実証実験によりますと、消化や落下した時に出る花火の「燃えカス」も、ある程度はやけどを負う程度の高い温度であることの確認が取れました。表面の最高温度が70℃を下回る時間になったのは、線香花火でも花火が消火してから12~18秒経過、花火が落下してから6~12秒、経過してからでした。
国民生活センターは、花火事故に関連して、こども家庭庁と消費者庁へ、「継続して親御さんへの花火の取り扱いでの注意喚起、啓発活動を要望します」と声明を出しました。国民生活センターがこども家庭庁に要望を提出したのは初のことです。
参考:花火でのやけど事故、3歳以下が半数超 「持たせないで」 朝日新聞デジタル(2023年)
国民生活センターは安全に小さいお子さんでも、花火を楽しむために、親御さんに対して5つのポイントを公表しました。
①花火の取り扱い説明書に従って、3歳以下の小さいお子さんに花火を1人で持たせないこと
やけどなどの事故を起こさないためには、まずは3歳以下の小さいお子さんに花火を1人で持たせないことがキーとなります。またそれ以上の年齢のお子さんが花火で遊ぶケースでも、「大人の目の届いている範囲で花火を遊ぶ」「周囲の人に近付き過ぎない」ということを徹底して行って下さい。
②肌の露出が多い洋服や履物、裾の広がった洋服は花火で遊ぶ時には注意を払い、やけどを負いやすくなる洋服で花火を遊ばないこと
夏は肌の露出が多くなりがちな季節ですが、火花が接触しやすくなるため、花火をする際にはできるだけ露出の多い洋服や履物は、避けましょう。また、裾の広がった洋服も花火の火花が着火の原因の1つとなり、注意が必要となります。
③花火の風下にはお子さんを立たせず、風が強い日は花火で遊ばないこと
可能な限り風下ではお子さんを立たせず、風が強い日は花火で遊ばないなど、風も考慮して下さい。
④花火で遊ぶ前には、親御さんは消火用の水を事前に用意しておくこと
もし、お子さんが花火でやけどを負った時に、急いでやけどした部分を冷やすことが可能な様に、花火で遊ぶ前には予め消火用の水を用意して下さい。
水道の近くで花火をする時は、水道と繋がっているホースもあるとなお良いです。また水で冷やす以外の対策では、やけどを負った部分を地面に押し付けると燃えている部分が、消化しやすくなることも頭に入れておいて下さい。
⑤「燃えカス」には触らないこと
花火が消えたらすぐさま、水に花火をつけて下さい。また、温度が低い様に感じても「燃えカス」が低温にまで下がるには時間が要します。むやみにお子さんが、「燃えカス」に触らない様に注意を払って下さい。
というポイントを挙げています。
私も昔ありました。
私も昔花火でやけどを負いました。いくつの時か忘れましたが、小さい頃です。いとこと集まって、花火で遊んでいました。
確か線香花火だったと思いますが、間近に観る花火にワクワクし、キラキラしているからと、左腕に付けました。
目を輝かせて花火を付けた瞬間熱すぎて、「うわぁぁ〜ん!!」と、大泣き。泣き声に気付いた両親や親族が、急いで私の左腕を冷やしました。
病院には行かなくても軽症で済みましたが、25年以上経っていても、当たり前ですがやけどした跡は左腕に残ったままです。型ができています。
この記事を書いて、私は当事者だった分、他人事には思えません。こんなにもありふれた事故だったことにも驚きを隠せません。この事実がもっと広がって欲しいー、その想いを持ちながらこの記事を書きました。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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