LGBT理解増進法が成立された前に今年も行われた、『プライド・クルーズ』。 

プライド・クルーズ

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

本来ならG7サミットまでに間に合わせたかったLGBT理解増進法を巡り、国は、「性自認ではなく、性同一性にしよう」とか、「いや、ジェンダーアイデンティティだ」などの議論や、与党と野党で意見が割れ、なかなか成立には至っていません。(※2023年6月12日現在)

同性婚を巡っては、2023年5月30日名古屋地裁が「憲法違反」、2023年6月8日福岡地裁が「違憲状態だ」とする判決が出ました。

そんな中、2023年5月28日には、大阪で『プライド・クルーズ』という、LGBTQの人が参加したイベントが開催されました。

LGBTQの対応で揺れる中で、どの様なイベントになったのか?。今回はこの『プライド・クルーズ』を振り返ります。

2023年5月、今年の『プライド・クルーズ』

LGBTQの人権保障や存在を投げかけた『プライド・クルーズ』が2023年5月28日、大阪府大阪市内で開催されました。多様な性を表す虹色の旗を揺らしながら遊覧船が、大阪市内を流れる土佐堀川や堂島川を周遊しながら、中之島を一周しました。

雲1つない晴空の下で、遊覧船3隻がおよそ60人を乗せ、大阪府大阪市中央区にある八軒家浜(はちけんやはま)を出航しました。川岸には、「ハッピー・プライド!」と虹色の旗を持ちながら、遊覧船に声をかける人たちが集合し、約1時間かけ、船着き場へと到着しました。

『プライド・クルーズ』は大阪府大阪市北区にある認定NPO法人「虹色ダイバーシティ」が主催しました。LGBTQ当事者や「アライ」と呼ばれる支援者、連携企業の関係者など、およそ100人がこの『プライド・クルーズ』に参加しました。

参考:多様な性訴える「プライド・クルーズ」 虹色の旗掲げ 大阪・中之島 朝日新聞デジタル(2023年)

遊覧船には、大阪高裁で審理が進行する同性婚訴訟の原告の女性Aさんも、パートナーの女性Bさん、生後9ヵ月のお子さんと一緒に乗船しました。女性Aさんは「想像していた以上に多くの人が虹色の旗を持って、手を振り返してくれて嬉しく感じました。5月は名古屋、6月は福岡でも同性婚訴訟の地裁判決があります。裁判所の後押しで同性婚が叶うと期待を持ちたいです」と挨拶し、「早く同性婚がで叶う日本になる様に、皆さんに賛同して頂きたい」とも述べました。

『プライド・クルーズ』を主催した認定NPO法人「虹色ダイバーシティ」は2022年4月から、船着き場の川向かいで、LGBTQに関連する情報を届ける拠点「プライドセンター大阪」の運営を始めました。NPO理事長のCさんは「当事者の方で、何か困り事があれば気軽に相談して頂きたいです。地域の人たちと繋がり、プライドセンターという居場所がここに存在することを発信していきたいです」と説明しました。

こんなに時間がかかるとは思わなかった

私は当事者ではありませんが、2022年から当事者ではない視点から、LGBTQやジェンダーの記事を書いて来ました。

特に2023年に入ってからは、2月に映画[エゴイスト]や、3月に同性カップルのことで、LGBT理解増進法案について書きました。

ある媒体で、ずっとG6から、LGBT理解増進法案をG7サミットまでに成立しなさいと、書簡だったり届いているなどの記事を読んでいたので、当初予定していたG7サミットまでの成立もできず、これ程まで時間がかかるとは思ってもいませんでした。(※2023年6月12日現在)

何かは書きませんが、ある法案はすぐに国会を通過し、成立と比べると、余計時間がかかっている印象を受けます。

与野党の分裂は別として、正直読み方での議論など、当事者の方はそこは求めていないと思います。

今年2月の議員の更迭から、LGBTQ当事者は自分を開放し、自ら性自認をオープンにすることも増えたとも感じます。

人はみんな意見が違うので、意見が食い違うことは仕方のないことでしょう。それでも全てを乗り越えて、自分らしく生きられる社会になっていかなきゃなと、改めて感じた今回の記事でした。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。