『Future Kid Takara』〜地球温暖化について考えるアニメ、2025年公開〜 

Future Kid Takara

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

2025年は、世界の温室効果ガスの排出量が減少に転じなければ、地球温暖化対策の国際目標「1.5度目標」の達成が困難になるとされる年です。そんな世の中に投じたいと、あるCO2削減をしながら制作されている、アニメ映画があります。

映画[鉄コン筋クリート](06)、TVアニメ[ベルセルク 黄金時代篇 MEMORIAL EDITION](22)などを手掛ける「STUDIO4℃」は2023年2月10日、2025年に向けて、地球温暖化をテーマにした完全オリジナルアニメーション映画『Future Kid Takara』(仮)を制作することを発表しました。アニメ制作現場でのCO2削減に取り組みながら制作していきます。

映画『Future Kid Takara』(仮)は、地球温暖化をテーマにした長編SF冒険ファンタジー。脱二酸化炭素への啓蒙的な要素を基調に持ちながらも、「壮大な冒険に満ちたエンターテインメント」の物語となります。

今回はこの映画が掲げる一大プロジェクトについて、特集します。

『Future Kid Takara』概要

東京・吉祥寺のアニメ制作会社「STUDIO4℃」が、地球温暖化をメーンテーマにオリジナル映画づくりを始めました。2023年1月の情報告知では、作品の質にこだわりながらも、制作に関わるCO2排出の削減にも意欲的に挑戦すると明らかにしました。

映画のタイトルは『Future Kid Takara』(仮)です。石炭火力発電などに大きく依存したことで地球温暖化が深刻化し、荒廃した2100年を舞台の冒険ファンタジーとなります。気候科学者の江守正多氏ら専門家の監修を取り入れながら、90分間のファミリー向け「王道的アニメーション」で、2025年に公開することを掲げています。

キャラクターの画像などは事前に公開されていますが、詳細なストーリーや、スポンサー探しはこれから取り組みます。CO2を削減する手段も、まだ完全に固定されているわけではないですが、2022年明けに今作の制作の検討をスタートした後、できるところから既にCO2の削減に励んでいます。

例えば、スタジオ内のライトは、LEDへの切り替えを始めました。電力の使用量が減少し、火力発電所から発生するCO2削減にも直結します。屋上に太陽光発電パネルを設置する案も考え始めました。制作での打ち合わせの時に出す飲み物は、ペットボトルからマグカップに変更しました。ペットボトルなどの商品の製造過程や輸送の過程でのエネルギーであり、CO2が発生する要因になっているので、無駄遣いや使い捨てを減少することはCO2削減に大きな意味があります。

アニメを制作する時に紙を極力、使用せずに検討していきます。ですが、「カッコいい映像をつくろうぜ」という信念にぶれはありません。

制作の現場では感覚がものづくりで大事なことだといいます。例を挙げると、パラパラ漫画みたいにイラストを確認する場面。紙のしなり具合1つだけでも、作り手の感覚に影響を与え、作品の質が変化します。紙と鉛筆の作画をタブレットを使えば、ごみは減らせます。紙からデジタルへ移行する流れは、もともとありました。ですが、無理やり変えれば、書き心地の相違のために「キャラクターが活き活きしてこない」と佐野雄太監督は説明します。

CGでの制作で必要な電力量を抑制できるかなど、考えることは他にも沢山あります。何がCO2削減のために変換できるのかは分析しているところで、成果は未知数なままです。それでも、気にして来なかった環境への負荷に対峙することは変換への大きな第一歩です。クオリティーも脱CO2も「どちらも諦めません」と佐野監督は真剣な眼差しでした。

2022年4月に明らかとなったIPCCの第6次評価報告書では現在、人類は、1.5°Cに気温上昇を抑制させる軌道には全く乗らずに、今すぐにアクションを起こし、2025年までにCO2の排出を減少に転換させ、システムチェンジを実現を果たさないと、未来世代には悲惨極まりない異常気象が頻繁に多発し、食料や水、難民の危機に見舞われる可能性が極めて高いと強く指摘されています。世界各地の色んな人による、具体的なCO2の削減の活動が求められています。

この『Future Kid Takara』(仮)が公開される2025年は、人類には「地球を守るラストチャンス」とも言える重要な局面に差し掛かる時期です。地球環境が抱える深刻な課題と、今、脱CO2に向けたアクションを起こすことの大切さを、教科書的な指南ではなく、親しみを感じる「アニメーション映画」を介して、世界各国の沢山の人が、地球の危機を理解し、未来世代の人たちがこの地球に住み続けられることを願い、「自分たちにできるアクションの1つ」として制作していくといいます。

『Future Kid Takara』(仮)への挑戦を呼びかけたのは、プロデューサーの田中栄子氏でした。元々環境問題に関心を寄せていましたが、個人のCO2削減での対策の限界も感じていました。コンポストでの生活ごみの堆肥化に失敗した経験もありました。

そんな時、地球温暖化を取り上げたNHK番組を観て、手厚い取材や映像に制作者の「地球温暖化に対する叫びを感じた」といいます。その反面、危機感が広がりを欠くもどかしさも感じたといいます。社会を転換させたい仲間の輪を拡大させるべく、アニメがCO2削減に貢献できないかと提案しました。

試作映像すらない段階で『Future Kid Takara』(仮)を告知をしたのも、CO2削減のための仲間づくりへの想いからでした。従来なら既視感を避けるべく、封切りの数ヵ月~半年前まで制作過程は秘密で、公開直前に予告編の上映やメディアへの試写会などでPRを行います。『Future Kid Takara』(仮)は逆のアプローチで、ファンとともに時間をかけて仲間の輪を拡大させていくことから決めました。

画像引用・参考:STUDIO4℃制作、地球温暖化をテーマにした長編アニメ映画『Future Kid Takara(仮)』が2025年公開 CINRA(2023年)

アニメそのものが、地球温暖化を抑制できるわけではありません。だからこそ、人々の心を揺さぶるエンターテイメントに委ねられる役割があるといいます。佐野監督は「沢山の人が共感できるものを制作できるのがアニメの役目だと思っています」と述べます。『Future Kid Takara』(仮)の監修者で科学アドバイザーの江守氏は、『Future Kid Takara』(仮)を鑑賞した人たちが未来を想像することや自ら取る選択が大事なことに目を向けることへの期待に持ち「希望のストーリーになるでしょう」と語りました。

二酸化炭素に関しては、

私が最初に記事に上げたのは牛のゲップやおならからでした。その後クライマタリアンだったり、温暖化対策なら脱プラスチックやバイオマスプラスチックなどを書いて来ました。後は気候変動の記事も書きました。

各国が2025年度までに削減を目指していましたが、2022年からウクライナ戦争が始まり、その定義が揺らいだとも言われていますね。戦争で多くの二酸化炭素が排出されているためでした。

温暖化に関しては私が子どもの頃からも言われていましたが、あの頃は今ほど異常気象もなかったですし、ここまで長年の課題になるとは、誰も思わなかったはずです。私も災害や異常気温などで、「温暖化ってこんなに進んでいるんだ…」と感じています。

『Future Kid Takara』に関しては、「STUDIO4℃」のブランド力に然り、2025年に公開を合わせているので、今後も大きな期待を集めることでしょう。2025年までもう2年もないですが、その時までどこまで世界が変わっているのか、期待と不安が入り混じった感情になっています。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。