札幌市で動物園条例成立。〜動物の福祉や多様性の観点から、動物たちに触る事などを禁止〜 

動物園条例

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

2022年6月6日、札幌市で「動物の福祉」や、「動物たちの多様性」を重んじ、動物たちにパフォーマンスをさせたり、人が触ることを禁止する、『動物園条例』が日本で初めて成立しました。

きっかけはとある動物園の相次いだ悲劇を教訓にしたことでした。この条例の成立で、今後札幌市内の全ての動物園、水族館で適用されます。今回はその『動物園条例』の中身などを、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

2022年6月、札幌市が「動物園条例」成立へ。

「動物の多様性」「動物の福祉」の視点から動物園の責任や役割を明記する札幌市の「動物園条例」が、2022年6月6日の午後から開会された札幌市議会の本会議で全会一致で可決・成立されました。いわゆる「動物の多様性」「動物の福祉」を提唱した条例は全国でも初の導入です。

「動物の福祉」とは

古くは1960年代の英国で制定され、今も動物福祉法や世界獣医学協会でも基本方針となっている以下の5つの考え方を指します。

5つの自由
1.飢えと渇きからの自由
2.不快からの自由
3.痛み・傷害・病気からの自由
4.恐怖や抑圧からの自由
5.正常な行動を表現する自由

動物も人間と同じく命がある生き物であり、感覚が存在します。人間以外の動物の基本的行動的、生理的、心理的、環境的、社会的な5つのニーズは人間たちと共有されています。動物園や水族館で育てる、また人間が制限した環境下にいる動物たちは、この5つのニーズを動物たち自身で充たすことは不可能となります。なので、人間にはそのような環境下に置いている動物が可能な限り安心して過ごしやすく、可能な限り苦痛を感じずに暮らせる様な義務と責任を果たさなければなりません。

詳しくは参考サイトよりご覧ください。

参考:https://www.jaws.or.jp/welfare01/

動物の意思を尊厳するため、▽モルモットなど触われることが売りの施設を除き、餌やりなどで動物に訪問者が直接触ることを禁止や、▽動物に人の格好や人の様なパフォーマンスをさせてはならないと提唱しています。

また、▽専門的な経験などを持ったスタッフの人員確保や、▽動物の病気の治療などを適切に行える医療体制の完備なども盛り込まれました。

対象は札幌市内の全ての動物園や水族館。札幌市では「動物園条例」の成立で、これから専門家会議で、動物園の取り組みについて大詰めを実施するほか、新たに「認定制度」を設置し、「動物園条例」の理念を用いた動物の飼育を背中を押すことに目指しています。

参考:全国初「動物の福祉」掲げた札幌市動物園条例が成立 NHK政治マガジン(2022年)

市営の円山動物園では、より質の高い飼育を行うため、専門知識を持つ人材を確保するよう努めることも記しました。

円山動物園の悲劇が教訓へ。

成立した「動物園条例」のキーワードとなるのは、「動物の福祉」、そして「生物の多様性」です。動物園は、これまで、市民の安らぎの場として娯楽的な機能を備えた趣きが重視されていました。過去にはカンガルーが人を相手にボクシングする様子や、チンパンジーに人間のような格好を着せてパフォーマンスさせています。

動物たちによるパフォーマンスなども目玉の1つだった、札幌の円山動物園。しかし現代において、色々な生態系が存在する「生物の多様性」を保護しようという取り組みが国際的に拡大する中で、動物が、生まれ育った野生に近い行動が行える「動物の福祉」の観点が重要視されるようになって来ました。札幌市では、こういった動物本来の生態系と相違のある行動をさせることを「動物園条例」で禁止と定めたのです。

円山動物園では近年「野生に近い飼育環境」を目指して実行してきました。円山動物園では、動物の飼育環境に疑問を投げかける動機がありました。シマウマが引っ越し中のストレスが原因で亡くなったケースや、老いたメスのマレーグマに若いオスが襲いかかり飼育管理に失敗して亡くなるケースなど、動物が亡くなる事故が多発しました。

悲劇を教訓へ。円山動物園に2021年7月、シロテテナガザルの赤ちゃんが生まれました。人工哺育を経て、現在は両親と一緒に生活しています。円山動物園は今回の「動物園条例」をきっかけに、より励み、野生動物の多様性と福祉へ力を注ぎます。

参考:動物園で飼われるのは「かわいそう」? 札幌市で制定された“動物の福祉”条例から考える ABEMA TIMES(2022年)

円山動物園内では、2023年度中にオープン予定の新たな「オランウータン館」の工事も進められています。国内最大級の屋内展示場では、高さ8メートル以上の木を植えるなど、野生のオランウータンが暮らす東南アジアに近い環境を整えることにしています。

札幌市民の声

(来園客)「凄く良い取り組みだと思います。動物は確かに観たいけれど、そのままでは可哀想ですよねやっぱりね」

(来園客)「まず動物自身で歩いている姿とか、動物の表情がきっと『動物園条例』を取り入れると、活き活きとしてくると思いますし、自然と子ども達もそんな動物たちの姿をキャッチしていくと感じますし、とても期待を寄せています」

参考:動物園で飼われるのは「かわいそう」? 札幌市で制定された“動物の福祉”条例から考える ABEMA TIMES(2022年)

動物にも福祉の取り組みなんですね。

確かに今「動物たちにショーをさせるのやめます」という水族館が出て来たというニュースは以前観たことがありますが、動物園もなんですね。確かに私が小さい頃はよく芸を身に付けた動物たちがテレビでパフォーマンスをし、感動を呼ぶというのはありましたね。

今は全く動物園には行かないのですが、何年か前に動物と触れ合った機会があります。小さい頃はポニーとかに乗ったりとか、うさざに触ったりとかそういう事もありましたが、動物の福祉を考えるとそういうのも今後全国で少しずつ無くなっていくかもしれないですね。

となると、私が毎年2回行く神社でたまに観るお猿さんの芸も観れなくなる日が近いということですね。くるっと回ったり、竹馬に乗ったりする姿が可愛かったのですが、動物たちにも人と同じ様に多様性を重視していきたいと思いますね。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。