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こんにちは、翼祈(たすき)です。
今保育園や幼稚園に通うお子さんを抱えている親御さんが悩んでいるのは、お子さんの使用済みのおむつ持ち帰り問題ではないでしょうか?
「匂いが気になるから、公共機関の使用や、おむつを持ったままでの買い物には行けない」「おむつの匂いがバッグに付いた」との親御さんからの声や、「他の子のと間違えないように区別しないといけない」「違う子のおむつを渡してしまい、親御さんから苦情が寄せられた」など、保育園・幼稚園の保育士の間でも、大きな問題となっていました。
そんな中、紙おむつを持ってこなくていい様にする事を目標に、大阪府の「BABY JOB」が、日本で初めて、おむつのサブスクを導入しました。それに伴う『手ぶら登園』は、保育施設で紙おむつが使い放題です。
また真空パックに入れて、園側が大きなゴミ箱に入れて処分し、親御さんの負担を減らす取り組みも少しずつ拡がってきています。
今回はお子さんの使用済みおむつ持ち帰り問題について、皆さんと一緒に考えたいと思います。
使用済みのおむつを持って帰りたくない、親御さんの悩み。
自宅で処分すべきか、保育園で処分すべきか―。使用済み紙おむつの持ち帰り問題での報道が増加し、SNSでも「持ち帰りは不衛生」などの議論が巻き起こっています。
京都府京都市では公立園が使用済みのおむつの持ち帰りを親御さんにして欲しい一方、使用済みのおむつの数が多い民間園に関しては、おむつの処分方法や費用負担など対応は余り取られていません。
「おむつ持ち帰りは、本当に、荷物が増えて重い」
「夏場は特に、使用済みおむつで帰り道の匂いがキツかった」
「母親が働くことがいけないことなのかと思い涙が溢れた」
SNSでは使用済みの我が子のおむつを自宅へ持ち帰る事案に関して、親御さんからの疑問の声があがっています。
「保育園からおむつの持ち帰りをなくす会」の意見では、新型コロナウイルス感染拡大など感染症対策の観点から、使用済みのおむつの持ち帰りは不衛生ではないかと疑問を投げかけています。匂いや使用済みのおむつの重みに困る親御さんだけでなく、お子さんごとに仕分けが必要な保育士さんの負担にも警鐘を鳴らしています。
「保育園からおむつの持ち帰りをなくす会」の社員の女性は「『なぜ使用済みのおむつの持ち帰りを、当園では継続しているのかよく分からない』との回答を寄せた自治体も沢山見られました。見直しが加速することで子育てしやすい社会に繋げれば」と述べます。
親御さんが使用済みのおむつを持ち帰ることになっている京都府京都市山科区にある安朱保育園では、トイレに各子ども達用のおむつ袋が設置されています。便が付いたおむつは、匂いが漏れないようポリ袋で密封します。下痢などの場合はお子さんの健康状態を把握して頂く観念から、親御さんにおむつの中身をチェックして頂きます。
同安朱保育園ではここ数年前まで布おむつを使用していたベースもあり、紙おむつに変更してからも、使用済みのおむつを親御さんが持ち帰ることが自然な事案でした。
市保育園連盟の理事長も務める園長の男性によれば「自分が作ったものは持ち帰るのが原則だと思いますが、山科区内では園処分が多い傾向で驚きました。これも時代の流れが変換したからではないか?」と言い、見直し案も検討しています。
参考:保育園「おむつ持ち帰りは不衛生」 保育士も実は負担、見直し進むか 京都新聞(2022年)
BABY JOB株式会社、おむつの持ち帰りの多い都道府県を調査
大阪府大阪市に本社があるBABY JOB株式会社が経営している「保育園からおむつの持ち帰りをなくす会」は、公立保育園が設置されている日本各地の1,461の市区町村の保育課へ、公立保育園での使用済みおむつの持ち帰りの実態を電話での聞き取りを致しました。
その結果、約4割以上の576の市区町村の保育園において、使用済みおむつを園側で処分せず、親御さんに自宅へ持ち帰らせている実態が把握できました。
使用済みのおむつを親御さんに自宅へ持ち帰らせている市区町村が多い上位10都道府県は、すべて甲信以西という結果となりました。地域別では、甲信(75%)、関西(55%)の順で使用済みおむつの持ち帰り率が高い傾向で、その他の甲信以西地域も沖縄以外は平均で40%以上と持ち帰りが多い傾向で、地域間で大きな差が見られました。
使用済みのおむつを親御さんに自宅へ持ち帰らせているワケに関しては、「便による体調確認」が最多の43%、次に「これまでの慣習・不明」が30%、「ごみの保管・回収の手配で問題がある」14%、「予算がつかない」9%、「保護者からの要望がない」が4%でとなりました。
その反面で、これまでの「便によるお子さんの体調確認」として使用済みのおむつを持ち帰らせていましたが、衛生面や保護者負担を配慮し、最近は、園側で処分に変更したという声も寄せられました。
画像引用・参考:「使用済みおむつ」を4割の市区町村で公立保育園から保護者が持ち帰っている実態が判明 持ち帰り比率が高い都道府県:ワースト1位滋賀県、2位長野県、3位京都府 PR TIMES(2022年)
おむつを持って帰らせないための対策
①サブスクおむつ、手ぶら登園
画像引用・参考:奈良市、おむつ月額定額制サービスを試験導入 PR TIMES(2020年)
2021年4月兵庫県高砂市伊保崎にある認定こども園「さいしゅうじこども園」は、大阪府大阪市にある子育て事業のベンチャー企業「BABY JOB」のサブスク「手ぶら登園」を取り入れました。
この制度では、紙おむつが園側に発送され、紙おむつが使い放題となっています。バッグに入れなくても大丈夫で、残りの紙おむつの数を気にしなくてもOKです。使用済み紙おむつの持ち帰りを親御さんにさせない園側も拡大しつつあり、保育の問題での「おむつ事情」は転換していこうとしています。
「手ぶら登園」を取り入れる前に長男を、取り入れた後に次男をこども園に預けるパート勤務の女性は「勤務先の姫路市まで車で片道40分かかります。午前8時には自宅を出発しないといけなくて、長男の時は紙おむつの準備が本当に大変でした」とあの日々をこう振り返りました。
「私たちも『手ぶら登園』を取り入れる前は慌しかった」と言うのは副園長の女性です。「『手ぶら登園』を取り入れる前、お子さん1人に対して、紙おむつ4枚に名前を記入して持参して頂いていました。保育士が紙おむつを並べて持参された数やその子の名前を確認します。着替えの時間帯に選別した4つのかごに入れ、紙おむつをトイレへ運んでいく。忙しい朝は親御さんも時間がないので、名前の記入漏れや、字が読み取りづらいことも起こりました。その間にも、お子さん同士の喧嘩にも気を配らなければならず、保育士にとっても大きなストレスがかかっていました」。
参考:準備や持ち帰り…煩わしい!「保育園のおむつ問題」サブスクで解消 使い放題など事業者続々 神戸新聞NEXT(2022年)
「BABY JOB」では2019年7月に東京都にある衛生用品大手「ユニ・チャーム」と提携を結び、サブスクを始動させました。親御さんが「BABY JOB」と契約するカタチで、紙おむつの月額料金は種類別に2508円と3278円。2022年5月現在で2030園が取り入れています。ほかにP&G(兵庫県神戸市)がおむつブランド「パンパース」でサブスクを指導するなど、サブスクの参入の動きが活発となっています。
「BABY JOB」は「サブスク導入は、まだ全保育施設の1割にも達してません。親御さんにも保育施設にも紙おむつのサブスクは評判が高いので、本格的に始動するのはこれから先の話ですね」と顧みています。
②真空パックに、おむつ処分用の大型ゴミ箱設置
奈良県香芝市にある約20の保育施設では、2022年2月21日から使用済みの紙おむつを親御さんが自宅へ持ち帰らなくてもOKにする活動がスタートさせました。真空パックの機械を取り入れ、使用済みの紙おむつを真空パックに入れて大型ゴミ箱で保管して、一般ごみに出しています。
この中で同香芝市立の「みつわ保育所」においては、今まで、ふた付きのバケツに使用済みの紙おむつを保管しておき、お子さんの迎えに来た親御さんが毎日自宅へ使用済みの紙おむつを持ち帰っていましたが、今後は同「みつわ保育所」で集め、保育士が早速使用済みの紙おむつを機械に入れ、10秒程度で真空パックで処分していきました。
参考:保育所で使用済みのおむつ “真空パック”で回収 奈良 香芝-NHK(2022年)
2歳のお子さんを「みつわ保育所」に預けている30代のお母さんは「匂いが気になるので、自宅まで使用済みの紙おむつを持って帰り処分することは精神的にもキツいことでしたが、今はみつわ保育所で紙おむつを回収して処分して頂けるのは、とても助かっています」と言いました。
私も子どもの頃は、
おむつがなかなか取れなかったそうです。保育園に行っていまして、母が仕事をする為に、保育園に預けることを望んでいましたが、「この子はおむつは取れていないので、まだうちでは…おむつが取れて、パンツになったら登園してもいいですよ」と言われ、おむつが取れるまで、入園出来なかったそうです。私は子どもの頃、何でも他の子より成長が遅れていたらしいですし。
使用済みのおむつの持ち帰り問題は、今特に議論がずっとされていますよね。私が子どもの頃は当たり前の様におむつを持って帰っていましたが、私の母も余り言わなかっただけで、当時使用済みのおむつの持ち帰り問題に悩まされていたのかもしれませんね。
本当に最近更に表面化した問題ですが、声を上げてくれた方がいたので、サブスクの導入や真空パックでの処分で、おむつを持ち帰らなくて良くなる、良い社会の循環ではないでしょうか?まだ浸透していない園も多いかと思いますが、保育園・幼稚園は親御さんと園側、お互いに気持ち良く使いたいですし、今度もこの取り組みが更なる発展して欲しいなと思いました。
参考サイト
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noteでも書いています。よければ読んでください。
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