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就職面接の終わりに
就職面接の終わりにサラリと「心身ともに健康ですか?」と質問されることがある。相手は当然、「健康です」という返事を期待して言っているのだろう。
心身ともに健康じゃない私は、この質問にどう答えていいのかわからない。
自分の病状をどこまで話してよいのか迷うところである。
過去にうつ病であっても、寛解していれば問題ない
過去にうつ病であっても、寛解していれば問題ない
「病歴があったり、現在通院したりしていても、仕事をしたいと希望し、普通に働ける程度であれば、求人に応募する人は『心身ともに健康』と思っています。過去にうつ病だと診断されたのだとしても、寛解していれば問題ありません。また現在うつ病であっても、主治医が了承しているのであれば、仕事にも従事できると考えられます」
では、入社後に病歴が判明したことで、懲戒処分となる可能性はないのか。
「病気は、極めてプライベートな情報ですから、履歴書やその他の書類に自らの病歴等を記載せず、健康状態良好と記載するのも無理もないところです。採用後に病歴や持病が会社に判明しても、それだけで懲戒処分の対象とすることは困難でしょう。
懲戒処分は、企業と事業の円滑な運営のための秩序(企業秩序)を侵害した場合の処分です。大卒を募集したのに大卒でないことが採用後に発覚したというような経歴詐称では、意図的に労働者の適正な配置を誤らせ、企業秩序を侵害しているといえます。しかし、病歴や持病があったというだけでは、そこまでは言えません」
このように、佐藤正知弁護士の見解だと、うつ病でも寛解して働ける状態なら、あえていう必要はなく、それが後から発覚しても懲戒処分にはならないらしい。
ハローワークの職員さんに就労相談に行ったとき、病状を隠していると後で問題になると言われた。しかし、病名をはっきり言ってしまうと面接官が引いてしまう可能性があるとも言われた。そうなると当然就職には不利になる。
私の主治医の見解も質問されなれば答えなくてもよいのでは?ということである。
私も嘘はつきたくないし、隠したくはないが、病名を言ったことで、可能性を足切りされると思うとやはり、言わない方が無難だろうと思う。
ただ、勤務先が通院している病院の近くだと、誰に見られているのかわからないのでそれでバレてしまう可能性はなくはない。
「心身ともに健全(健康)な方を募集」
Q3−1−3 募集に際して「心身ともに健全(健康)な方を募集」という要件を設けてもよいですか?
A3ー1−3 「心身ともに健全(健康)な方を募集」というような表現は、それだけでただちに障害者であることを理由とする差別に該当するものではないと考えられますが、事業主側の意図や認識にかかわらず、障害や難病のある方が一律に排除されているかのような印象を求職者などに与えるおそれもあります。したがって、応募者に広く門戸を開き、能力・適性のみを採用基準とする公正採用選考の観点からは、単に「心身ともに健全(健康)な方」のような表現ではなく、業務の内容やその業務を行う上で必要な能力等を具体的に示すなど、障害や難病のある方が一律に排除されているかのような印象を与えることのないよう配慮が必要です。
「心身ともに健康な人」という表現は明らかな差別とは該当しないが、配慮が必要である。業務に必要な能力を具体的に示すなどの表明が必要だ。
ハローワークの職員さんも最終的には、事業主が健康状態を質問することは正当な質問とは言えないと言っていた。
「持病のために労務を提供できなければ、普通解雇の対象」
「持病のために労務を提供できなければ、普通解雇の対象」
休職や通院のために十分に仕事が制限される持病もあるかもしれない。それでも病歴を隠すことに問題ないのだろうか。
「労働契約は、労働者が労務を提供することによって成り立ちます。持病のため実際に労務を提供できないとなると、普通解雇の対象となり得ます。
ただし、有給休暇の範囲で通院可能であれば労務を提供できています。それを超えて継続的に欠勤せざるを得ない場合でも、就業規則に休職の定めがあるのに休職制度を利用させずになされた普通解雇は、相当性を欠き無効でしょう。
企業には、厚労省の『心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き』や『企業のための〈がん就労者〉支援マニュアル』に沿った支援が求められています」
私も障害者枠で就職した勤め先で、人間関係につまずき、入院したとき、労務を提供できないということで契約を解除された経験がある。
精神疾患を抱えている皆さんは、どのように就職活動しているのか知りたいところである。
私の答え
私自身もこの問題に私なりの答えを出していない。とりあえず、問題提起してみたかった。私なりの答えが出たなら、またの機会にご報告したいと思う。
参考サイト
求人条件「心身健康な者」、病歴を隠したまま入社しても問題ないのか?
障害者雇用促進法に基づく障害者差別禁止・合理的配慮に関するQ&A【第二版】
noteでも書いています。よかったら、読んでみてください。
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過去に同じようなことがありました。自分の病気について言えば、ほとんど却下されます
。一般の会社に行きたくても相手次第なのです。貴女の夢があるなら諦めずに頑張ってください。
タツノオトシゴ様、最後まで記事を読んでくださりありがとうございます。
タツノオトシゴ様も同じような経験をされた方なのですね。
自分の障害をどこまで話すかは、就活でも、恋愛などの人間関係でも迷うところです。
理解がある職場が一番働きやすいとは思いますが、障害のためにさせてもらえる仕事の範囲が狭まることもあります。難しいところですね。
お互いに地道によき職場を探しましょう。