『義足のボクサー GENSAN PUNCH』。〜日本ではなれないプロボクサーへの道をフィリピンで勝ち取った男性の実話〜 

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

日本では義足の方は、ボクシングのプロライセンスを取る事が出来ないそうです。それでもプロボクサーになる夢を諦めなかった男性が、フィリピンに渡りプロボクサーになる夢を叶えた、実在のモデルの方がいる映画が2022年6月に公開されます。

今回はその映画の話題と、同じボクシングの車椅子ボクシングの話についてお伝えします。

沖縄出身で国際的俳優として活躍する尚玄さん主演、共演に南果歩さんが出演する、フィリピンの名匠ブリランテ・メンドーサ監督の新作【GENSAN PUNCH(原題)】の邦題が、『義足のボクサー GENSAN PUNCH』に決定し、沖縄で2022年5月27日(金)、東京・TOHOシネマズ日比谷で2022年6月3日(金)から先行公開、2022年6月10日(金)から全国公開されます。

あらすじ

沖縄で母親と2人で暮らす津山尚生は、プロボクサーを目指している。ひとつだけ人と違うのは、幼少期に右膝下を失った義足のボクサーであること。日本ではプロライセンスが取得できない。夢をあきらめきれない尚生はプロになるべくフィリピンへ渡ることを決意する。そこではプロを目指すボクサーたちの大会で3戦全勝すればプロライセンスを取得でき、さらに義足の尚生も毎試合前にメディカルチェックを受ければ同じ条件で挑戦できるのだ。トレーナーのルディとともに、異なる価値観と習慣の中で、日本では道を閉ざされた義足のボクサーが、フィリピンで夢への第一歩を踏み出す。

画像・引用:ブリランテ・メンドーサ監督の最新作「義足のボクサー GENSAN PUNCH」劇場公開が決定! 映画.com(2022年)

監督、キャスト陣

ブリランテ・メンドーサ監督は[キナタイ マニラ・アンダーグラウンド](2009)で第62回カンヌ国際映画祭監督賞を獲得し、[ローサは密告された](2016)といった作品で、不条理な社会でもがきながら懸命に生きる人々を描き続けてきました。メンドーサ監督最新作『義足のボクサー GENSAN PUNCH』は、2021年の東京国際映画祭ガラ・セレクション部門に正式出品され、同2021年の釜山国際映画祭アジア映画の窓部門で「キム・ジソク賞」を獲得。

主演の津山尚生役には、沖縄出身で世界的俳優として活躍する尚玄さん。本作では尚玄さんはプロデューサーのひとりに名を連ね、調整を重ねストイックなボクサー体型を見事に仕上げています。そのほか、息子を見守る母役に俳優の南果歩さん、コーチのルディ役にベテランの俳優ロニー・ラザロさん、尚生を応援するメリッサ役にビューティー・ゴンザレスさんが演じています。

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夢を追いかけ異国の地へ 『義足のボクサー』が6月10日に全国公開 SCREEN ONLINE(2022年)

予告編も解禁。

 

予告編にはプロになる夢を追いかけてフィリピンのリングに立つ尚生の様子を収録。尚生の身を案じ、対戦相手に金を渡してしまったルディに、「なぜ金を渡した!」と尚生が怒りをあらわにする場面も確認できます。

ここで同じ障害者の方がボクシングをする、車椅子ボクシングについてもご紹介していきます。

車椅子ボクシングの構想。

WBCの社会貢献活動を日本国内で担当している団体が、障害を抱える人が車椅子に乗ってボクシングを気軽に実施する新たなスポーツ競技「車椅子ボクシング」の考案を公表しました。

車椅子ボクシングは、障害を抱える人にもボクシングを気軽に行っても欲しいと、WBCの社会貢献活動を日本国内で担当している実行委員会などが発案しました。

具体的なルールはまだ検討段階だといいますが、足に障害を抱える人などを対象に、専用のリングやグローブを使用して車椅子を操作しながらでもボクシングを実施出来るよう調整を重ねています。

車椅子ボクシングの専用のグローブでは、安全性などを考えて手の甲の部分はプロボクシングで使用されるものより厚みがあり、手のひらの部分は車椅子を操作出来やすい様に通常よりも薄く、滑りにくい素材を使用しています。

参考:障害のある人も楽しめる“車いすボクシング” 構想を発表 NHK NEWS WEB(2021年)

実行委員会によれば、今後、ルールなどを整備したうえで普及を図り、将来的にはパラリンピック競技に採用されることを目指します。

ボクシングには詳しくありませんが、

確かボクシングって減量で、試合当日その規定体重になっていないと失格になるというのを、何処かで聞いた気がします。以前ボクシング関連の映画を2本程観ましたが、食事制限と減量、トレーニングととても過酷なスポーツだという事は、スクリーンからも感じる事がありました。

この映画の主演の尚玄さんは日本人離れした顔で、若い頃は役が来なかったので、30歳の時に渡米して、その後世界的にご活躍されていると記事で見ました。確かに一見同じ日本人とは思えない、くっきりとしたお顔でした。監督を口説き落として実現し、世界的な評価を得たこの作品。痛そうなシーンが多そうですが、きっと良い作品になっているに違いありません。

関連サイト

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も2交代制で担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。