足搔くどんはれ〜入院、社会福祉士取得、そしてTANOSHIKAへ〜

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入院

 ある寒い冬の日、病院に行きました。

 会社で同僚に嫌味当て擦りを言われ、疎外感を散々煽られた私は怒り狂い、明日、あいつらにブチギレてやろうと思います。と言いました。

 先生はじゃあ、このまま入院しようか。明日、会社に行くのは危ないと思うよと言いました。その言葉に促されて私は自宅に帰ることなく着の身着のまま入院することになりました。

 三人部屋に案内され、ベッドに突っ伏して寝ました。それが初めての入院でした。

 私の中でゴーゴーと排水溝に流れる水の音がします。ヘドロのようにシュルシュルと吸い込まれてこの病室に落ちてきたそんなイメージが頭に駆け巡るのでした。ああ、私はまた社会に弾かれたと感じるのでした。

社会福祉士受験

 入院したその年、私は社会福祉士受験を控えていました

 社会福祉士とは、高齢者をはじめ、障害や病気などの理由により日常生活に支障をきたす人から相談を受け、福祉サービスを提供する関係者などと連携し、日常生活をスムーズに送れるよう支援する専門職です。

 入院しながら過去問を勉強しました。心を落ち着かせる薬を服用しながらの勉強は集中力が続かなくて大変でした。同室の患者さんにここは心身ともに休むために入院しているのだから勉強する人は珍しいよと言われました。

 病院のライトはすべて昼白光ではなく、暖かなオレンジの電球色でした。リラックスするのには相応しい色ですが、勉強するには文字が見えにくかったことを覚えています。ロビーには大きなテレビがあって騒がしいので、食堂で勉強しました。同室の患者さんに院長先生は食堂にもテレビを置こうとしていたらしですが、騒がしいのが苦手な人もいるので置くのをやめたそうです。そのおかげで私は勉強することができました。

その薬は飲むな

 当時、付き合っている人に病院で処方されたある薬は飲むなと言われました。その薬を飲むと廃人になると言ってきます。彼は介護福祉士をしていて高齢者がその薬を飲んでどんどん意識が弱くなっているの見てきたからでした。私は「あなたは医者なの?と何度も反論しましたが彼は一向に聞いてくれませんでした。先生に話すと薬を変えてくれました。入院中の患者が医者の判断に逆らうようなことは言いにくいです。

再び、障害年金を受給

 私は以前一時期、障害年金を受給していました。そして、再び障害年金を受給することになりました。国からお金をもらい生活することに罪悪感を感じます。そう感じる人は多いそうです。だから、今度は恩返しのつもりで、人のため、社会に役に立つために社会福祉士の資格を取って働こうと思ったのにまた逆戻りだとかなり落ち込みました。その気持ちを看護師さんたちはよく聞いてくれました。

日本国民で保険料をちゃんと納めているなら障害者になったとき、年金を受給する権利は誰にでもあるよ。申請が通ったら受給するばいいし、また体調が戻って働けるようになったら受給しなければいい。そんなに気に病むことではないよ」と言ってくれました。

働きたい・・・

 社会福祉士はなんとか合格することができました。自分が今までに経験したことや、資格で取得した知識を活かして障害者福祉の分野で働きたいと考えています。私は文章を書くのが比較的得意な方なので、障害を持っている人の状態や、周囲の環境などを言語化し、困っている問題点を明確にすることで、適切できめ細かな支援が受けられるようお手伝いしたいです。

 さらにその情報を共有することで、障害者自身の利益にもなり、支援する側の負担も大幅に軽減し、より生きやすい社会構築できたらいいなと思っています。

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