私はマイノリティ~LGBTQ当事者として~

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はじめに

数年前からLGBTQという言葉をよくメディアなどで、耳にするようになりました。

LGBTQへの理解が進み、『セクシャルマイノリティ』が当たり前のように生活の中にあるように感じています。

同性のパートナーシップ制度や、同性婚など法整備も進み、これからもっとLGBTQ当事者にとって生きやすい社会になることでしょう。

そんなことを考えるようになったのは、私自身がセクシャルマイノリティだからです。

私は、LGBTQのB(バイセクシュアル)にあたります。正確にはパンセクシャルにあたるかもしれません。

私にとっては普通のこと

改めて言葉にすると、何か違和感を感じます。

私にとっては、普通に生活し、恋愛をしてきました。たまたま、そこに相手の性別は関係なかったのです。

最近は、インターネットやニュースなどで、LGBTQへの理解は進んだと思いますが、田舎の小さなコミニュティだとやはり、まだまだ理解してもらえないこともあります。

何気ない一言が突き刺さる

いまでも時々、学生時代の友人たちと食事をすることがあります。もう何年も一緒にいる心の許せる幼なじみたちです。

彼女たちとは、なんでもないことを何時間も語り合います。

お互いのことはもちろん、仕事の愚痴や、お互いの家族のこと、共通の知り合いの近況や、最近ハマっているアニメやドラマの話まで。

その中には、当たり前のように『恋愛』の話題もでます。私は、マイノリティであることは友人たちには、隠してはいません。

過去の同性、異性との付き合いも隠さずに話をしてました。

その友人たちとのやりとりの中で、私が「いま好きな男性がいる。」と何気なく話したときに

「いいじゃん。男の人と付き合おうよ。結婚して子ども作ろう。」

と言われました。

「?うん??」とその言葉が引っ掛かった私は、思わず苦笑してよく分からない返事をしてしまいました。

何を重要視するのかは自由

私はバイセクシュアルなので、男性ともお付き合いをしましたし、女性ともお付き合いをしました。もともとの性別を変更した人もいました。

友人たちには、会えるタイミングで、当時お付き合いしている人のことは、話したりしていました。

「いまこんな人と付き合っているんだ。」と、私の中では、楽しい恋バナをしているつもりでいたのですが、友人たちには「今度はどっち?(男性か女性か)」と性別を必ず聞かれていました。

何回かそんなやりとりをしていくうちに、

「男性、女性どっちも好きになるなら男性の方がいい。」

という友人たちの無意識な本音が見えてしまいました。

わたしには重要ではないこと

世の中には、バイセクシャルと聞くと、中には「男女どっちでもいい。」「男女関係なく、恋愛に自由奔放で、節操がない。」という意見もあります。

私は、“どっちでも好きになる”という意識ではなく、好きになる人の“性別”は重要視していないのです。

それは、友人たちのような異性愛者にもあることで、好きになる人の年齢は気にしない人もいれば、体型が気になる人もいます。ほかにも出身地や、趣味、学歴、食の好みなどなど…気にする人もいれば、気にしない人もいます。

私にとって恋愛する上で、たまたま好きになった人が同性だった。異性だった。性別がなかった。

ただそれだけのことなのです。

年齢を重ねていくと、まわりは結婚、出産をしていく人たちがふえてきます。私の友人たちも、結婚を意識したお付き合いを考えていることを聞きます。

それが友人たちの当たり前なのです。

友人の何気ない一言でしたが、私はそれ以来、あまり恋愛についての話をしなくなりました。悪気のない言葉ですし、私も落ち込むほどもことでもないと思っています。

しかし、友人たちには私の恋愛観は、少し当たり前ではないことなのです。

友人たちとの付き合いはまだ続いています。彼女たちの恋愛観や、結婚観をのぞけば、とてもいい友人です。しかし、仲がいい間柄でも、私にとって当たり前のことでも、聞く相手によっては不快に感じたりすることだったり、理解に苦しむことだったりします。

そして私自身も理解してもらえないという思いで、傷つきたくないのです。

擦り傷は誰にでもある

おかげさまで、私はマイノリティについては、大きく傷ついたり、悩んだりすることなく生活してきました。

しかし、自分がわかってないだけで、ちょっとした擦り傷ぐらい傷はついているんだと思います。

最近は、差別をなくそう。マイノリティも平等に。と叫ばれることが多くなってきたと感じます。

差別のない世の中が、1番いいと思いますが、差別と名前のつかない、擦り傷がなくなることはないのだろと考えます。

しかし、この傷はマイノリティでない人にもきっとついていて、それこそマイノリティは関係なく平等にあるんだと思います。

その傷跡を遠慮なく見せ合える、そんな人間関係ができればと祈ります。

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ABOUTこの記事をかいた人

TANOSHIKAライター。うつ病、AC(アダルトチルドレン)、機能不全家族育ち。現代詩を勉強中です。セクシャルマイノリティ当事者。読みやすい、わかりやすいをモットーに様々な記事を書いていきます。