闘病コメディ漫画「腸よ鼻よ」指定難病と闘う漫画家の記録

お腹をおさえる男性

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 こんにちは、nonoです。皆さんは、漫画はお好きですか?

 手塚治虫、水木しげる、さくらももこ…有名な漫画家が描いた名作漫画は今読んでも面白いものですが、現代の漫画家が描いた作品も負けていません。

 そこで今回は、最近ネットで話題になっている「腸よ鼻よ」という漫画について紹介します。

19歳で指定難病…波乱万丈の闘病記漫画「腸よ鼻よ」

 「腸よ鼻よ」はインターネット上で連載されている作品で、作者の体験をもとにしたエッセイ漫画です。

 この漫画を描いた島袋全優さんは10代の頃に指定難病である「潰瘍性大腸炎」にかかり、大腸を全摘出しています。

潰瘍性大腸炎とは

大腸の粘膜に炎症が起こる病気。主な症状は下痢と血便で、重症化すると腹痛、発熱も現れる。

正確な原因は未だに解明されておらず、一度発症すると完治が困難なことから国の指定難病にされている。

 漫画では、当時19歳の作者が下痢と血便が続くのをきっかけに病院に行ったことで潰瘍性大腸炎であると判明し、そこから始まる長い闘病生活を描いています。

「明るく笑える闘病記」で話題沸騰!

 「腸よ鼻よ」の最大の特徴は、自身の体験をとにかく明るくコメディタッチに描いていること。闘病記、と聞くと暗い雰囲気だったり辛い体験ばかりがつづられているイメージを抱くかもしれませんが、「腸よ鼻よ」はむしろその逆です。

 最初の病院で担当医が頑なに「腸炎」と診断したり、点滴が下手な看護師さんがいて腕が血まみれになったり…と作中ではさまざまなエピソードが語られますが、読んでいて辛い気分にはならず、むしろ楽しく笑いながら読めるように描かれています。

 また、医師や家族など闘病中に関わった人々は癖があったりユニークだったりするキャラクターにデフォルメされており、個性豊かな言動で闘病記に笑いを添えてくれます。

 闘病記としてのみならず、コメディ漫画としても読めるその面白さが人気を集め、8月には「次にくるマンガ大賞2019」のWebマンガ部門で3位を受賞するという快挙を果たしました。

「腸よ鼻よ」を読んだ感想

 私がこの記事を描こうと思ったのは、漫画自体が非常に面白かったということもありますが、一番の理由は作者の方の実情を聞いて「そんな人もいるんだ」と気づかされたことです。

 作者の島袋全優さんは大腸の摘出手術を受け、現在は人工肛門を使用しているそうです。

 人工肛門は腸の一部をお腹の外に出し、そこに袋を取り付けて排泄物を溜める仕組みになっています。これがどういうことかというと、まず本来の肛門とは違って排泄のタイミングがコントロールできず、また定期的に袋の中に溜まった排泄物を処理したり装着している部位を洗ったりする必要があるので、専用の設備がついた「オストメイト対応トイレ」がないと不便なのです。

 人工肛門は、病気だけでなく事故が原因で造設されることもあります。つまりは、どんな人でも何かのきっかけで使うかもしれないということです。私は今まで人工肛門という言葉自体は知っていても、それが実際どういう仕組みなのか、またどういった苦労があってどんな配慮が必要なのか、ということは全く知らなかったので、知る機会ができてよかったと思います。

 また、漫画の方も入院や病気に関わる話だけではなく、当時漫画家志望だった作者がデビューして連載を持つまでの過程や家族・友人との会話もユーモアを交えながら描かれており、毎回クスリとさせられました。

まとめ

 「腸よ鼻よ」は闘病記という言葉から連想する辛いイメージを微塵も感じさせない、抱腹絶倒間違いなしの闘病ギャグエッセイです。

 潰瘍性大腸炎に関わらず、入院歴がある人は「あるある」と共感して、そうでない人もテンポの良い会話と個性的なキャラクターの数々に笑いながら気楽に読めることでしょう。

 「腸よ鼻よ」は現在GANMA!でWeb連載しており、9月13日には11話までを収録した第1巻も発売されています。単行本は電子書籍でも販売されているので、気になった方はぜひ手に取ってみてくださいね。

参考元:NHK健康チャンネル コミックナタリー

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