男性更年期

男性更年期とは

 男性更年期があることを知っていますか?と質問したらどれだけの人が答えられるでしょうか。知らない人は「なに病気なんか?」というでしょうし、知っている人は大変だった・乗り越えた・今がそれっぽいという人などそれぞれにいらっしゃると思います。それまでは男性更年期は見過ごされてきた経緯がありました。そこで、図書館に行ったら『男も更年期で老化する』と『うつかなぁと思ったら男性更年期を疑いなさい』の2冊があったので借りることにしました。

見逃されてきた男性更年期が日の目を見る

男性更年期は、それ以前は誰も見ていない時代だったのです。急に仕事に身がはいらない・イライラしている・眠りが浅くなったなどで、『やる気がないやつだ!』『能力がない』と言われてしまう時代でした。今から20年前に、男性更年期が日の目を浴びるようになったことでそれまで、苦しんでいた人に少しずつ理解が広まりました。男性も女性のように更年期になる老化の始まりになると知りました。

いままで元気だった人・仕事や遊びに夢中でしていた人がいきなりやる気を失くしてボーとしている・疲れが抜けない・めまい・のぼせ・多汗といった不調が続いて、その他に手足の冷えを訴える男性もいます。また、最近笑わなくなった・急に新聞が読めなくなった・なかなか眠れないといった自覚症状がある時は男性ホルモンの減少が高いと思われています。また、病院で血液検査を受けて調べることもできす。男性ホルモンは人それぞれ違います。

病院に行く前にAMS調査票(男性更年期障害質問表)があり、17項目の質問に対しての点数がなし1点・軽度2点・中等度3点・重度4点・極めて重度5点となっていて、採点合計で自分が今どこ当てはまるのかわかりやすいです。全てを足した合計点によって、正常から重度の4段階に分けることができます。男性更年期の総合計の正常は26点以下・軽度の症状は27~36点・中度の症状は37~49点・重症で病院受診が必要な50点となっています。精神と身体に症状が出る時があります。

強い疲労感と同時に、眠りが浅い・だるいという不調の他にめまい・ほてり・のぼせ・多汗・手足の冷えを訴えられる症状があるのです。

更年期の特徴で疲れてしまって、知らない間に自己嫌悪に陥りやすいので、周りの理解が必要になってくるのです。

精神的な症状と体に起きる変化の現象で、『集中できない』『いらいらしている』そのまま仕事を続けると気力もやる気も失くして、症状が進んでうつ?になる場合もでてきます。

うつと診断されると、気持ちや体もいたるところに少しずつ変化がおきます。

男性更年期になっても、個人の症状によっては軽い・重いと分けると、全ての人が発症するかと聞かれたら、そうではないことも知っていてほしいです。

男性更年期の発症するきっかけ

男性更年期が起きるのは変化については、心と脳の問題を視点に1~3の項目が関係しているのではないかと思われています。

①男性ホルモンの減少

②セロトニンなどの神経伝達物質の減少

③前頭葉の萎縮(感情や思考の老化)

男性更年期障害のメカニズムについて

体の中を巡るテストステロンが、脳・骨髄・筋肉・心血管などの全ての臓器に作用しています。しかし、減少は、広範囲にわたり症状が現れてきます。

身体的症状

筋力低下・筋肉痛・疲労感・ほてり・発汗・頭痛・めまい・耳鳴り・他

などの症状がでます。

精神症状

集中力の低下・無気力・抑うつ・イライラ・不安・不眠・記憶力の低下・他

などの症状がでます。

成長ホルモンは、男性ホルモンで筋肉の再生に分泌されています。ホルモンのバランスが崩れると筋肉の再生ができなくなってしまうのです。

運動不足・ストレス・過労・睡眠不足・生活習慣の偏りなどがホルモンの分泌を悪くし、また食事が偏った習慣は、ホルモンの分泌の低下を早めてしまうのです。結果として、老化の始まりに繋がるのです。

体は本来自己治癒力・自己調節機能が働きます。しかし、ホルモンの分泌が減りバランスを崩し、他のホルモンにも大きな影響を与えているのが、年齢による衰えからです。

老化の始まりは、前頭葉の機能低下で変更になったルール・数字や色の配列をかえると、何度やっても対応できないのです。これは、前の事をそのまま保ち、次のことにいけない状態になっているからです。

感情のコントロールがきかなくなるのは、『ちょっとしたことで腹をたてる』・『イライラして怒りっぽくなった』といった自覚があるのは、老化の兆候になっているのです。

神経が過敏になりやすいのも、前頭葉の衰えや働きが鈍くなり、考えを柔らかくできないためでもあるのです。

まとめ

男性更年期はなかなか認められない時代が長く続いたのですが、20年前に漫画家のはらたいらさんが公表されて、体験談の本を出版されました。読んでみたいと思いましたが、結局読む事もできないまま時がたっていました。女性は女性特有の症状が現れて、男性は先に体の不調を訴えることが始まりだとわかりました。更年期と思っていても、うつだったということもあるので、個人の判断よりも病院にいって診察を受けることをおすすめします。

(参考)和田 秀樹 (2011)男も更年期で老化する

小学館101新書

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ABOUTこの記事をかいた人

私は関節リウマチになっていろいろな制限があります。その他にも困難なこともありますが、今その時々を楽しむように頑張っています。読書に風景・動植物にいやされています。