この記事は約 5 分で読むことができます。
こんにちは、翼祈(たすき)です。
この記事をご覧の皆さんは、最近「定員内不合格」という言葉を、耳にする機会が増えませんでしたか?
公立高校の入学試験で定員割れしているのに不合格となる「定員内不合格」は、大きな社会問題となっています。
参照元:福岡 NHK NEWS WEB 【独自】福岡県教委 公立高校入試「定員内不合格」出さないで(2025年3月14日公開)
「定員内不合格」は、特に障害を抱えている方が多い気がします。
成績は合格するには、十分に足りているのに、例えば、難病や知的障害、ダウン症などがあると不合格の通知が来たという事例も聞いたことがあります。
私は、障害を抱えていても、学びたいと思う気持ちは尊重したいですし、障害者だからと言って、周りがその子たちの夢まで奪ってはならないと思います。
この記事の本題で取り上げたい人は、困難にさらされながらも、自分の人生を「合理的配慮」の観点から高校生活を送れる権利を勝ち取った、一人の女の子です。
小学3年生の時、ある女子生徒は、身体の筋肉が動かなくなる「急性弛緩性脊髄炎(きゅうせいしかんせいせきずいえん)」を発症しました。
会話は普通にできますが、上半身が麻痺してほとんど動かず、人工呼吸器を24時間着用し、食事や入浴などの介助を受け、車椅子生活を送る「医療的ケア児」の女子生徒です。
2025年2月に実施された公立高校入学者選抜試験を受けました。
女子生徒は、千葉県内では初となる解答用にタブレット端末の使用を認められ、全日制高校に合格しました。特別支援学校を含め、受け入れてくれる学校が見つからず、進学を諦めかけていたという女子生徒は、「クラスのみんなと勉強を頑張りたい」と笑顔を見せました。
今回は、障害を理由に学校への進学を諦めたくなかった、一人の女の子が、合格を勝ち取るまでのストーリーを紹介します。
「急性弛緩性脊髄炎」が女の子が、障害を抱えていても、学業を諦めたくなった、それが報われるまでの一連の流れ

中学校のテストでは、唯一動く右手でペンを握り、タブレット端末を使って解答。問題用紙は介助者にめくってもらった。ただ、文字を書くのに通常の3倍ほど時間がかかるため、試験時間を1・5倍に延ばし、作文は先生に口述筆記してもらった。
高校入試でも同じ方法を認めてもらうため、障害に応じて受験に配慮を求める「特別配慮の申請」を高校側に申請した。だが、県内の高校入試でタブレット端末を使用した例はなく、調整は難航した。
中学3年の5月頃から、母親が高校や県教育委員会に事情説明を繰り返し、メールなどでのやり取りは50回以上に及んだ。受験できるか不安だったが、最終的には、障害者の困難を軽減する「合理的配慮」として端末の使用が認められた。
引用元:読売新聞 人工呼吸器と車いす生活の「医療的ケア児」、全日制高校に合格…タブレット端末での解答認められ(2025年4月9日公開)
人は夢を描きたいと思うもの
ちょっと話がズレるかもしれませんが、2024年、『知的障害があるので、貴方は参加できません』と、婚活をしようと、婚前イベントに参加しようとした人が拒否されたケースがありました。
障害を抱えていると、本人がそれほどまでに障害を重く捉えていなくても、周囲の人が『困難があるでしょう?』『障害者だから無理』と壁を作ってしまいがちです。、
それがその人を阻む、本当の「障害」だと思います。
障害を抱えていても、その人にも自分の気持ちもありますし、上手く伝わらないだけで、伝えたい言葉や信念もありますし、私にもあります。
「障害=障壁」では必ずしもないこと、私はその様に思っています。
確かに障害があるとないのでは、立ち塞がる障壁も分厚く、高く、何枚もあるでしょう。
その障壁は、周りの人がその人に対して勝手に作ったものの方を指す場合もあります。
障害を抱えていても、夢を叶えたい希望は持ち続けて頂きたいですし、夢を叶えるためなら、回り道をしても、「叶えて欲しい」と私も思います。
私もこのWEBライターという仕事をしながら、30代で新しい将来の夢を見つけました。
夢を叶えるのに、年齢だけで判断して制限してしまうものではないんです。
本題の「急性弛緩性脊髄炎」の女の子は、訪問看護の支援を受けながら、週に3回は通学して、後はオンラインで授業を受けるそうです。
女の子も、今後、嬉しかったことを含め、苦しい経験があったりとか、色んなことが学生生活であるかもしれません。
それでも女の子の行動が、学生生活を送れる人生を勝ち取ったこと、それは誇りに感じて欲しいです。

noteでも書いています。よければ読んでください。
コメントを残す