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こんにちは、翼祈(たすき)です。
2025年度が始まって、はや1ヵ月。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
私が仕事をする就労継続支援A型事業所 TANOSHIKAは4事業所あって、その中で大幅な人事異動があったことで、支援員さんの顔ぶれも随分変わりました。
目まぐるしく変化していくTANOSHIKAではありますが、そんなTANOSHIKAで働く支援員さんも今後関わってくる可能性のある、障害者就労支援に関する資格を国が創設しようとしています。
2024年6月時点で、障害者雇用などで、民間企業で働く障害者が、およそ67万7000人と、21年連続で過去最多を更新し、精神障害を抱えている人の雇用の採用も増えつつあるなど就労支援の需要も多様化する中で、障害を抱えている人たちの就労を支える質の不足、人材の量が大きな課題です。
障害者就労支援人材の社会的な認知度を高めていって、処遇改善や人材確保に結び付けたいと、国が新しい資格を創設することとなりました。
2025年2月27日、厚生労働省の「職場適応援助者の育成・確保に関する作業部会」が開催され、障害者就労支援人材の新資格『障害者就労支援士』(仮称)の創設を柱とする報告書を総括しました。2025年度以降にモデル問題の作成や検証などを実施し、話が進めば、2027年度後半にも検定が開始できる見込みだといいます。
そして、2025年度から福祉と雇用のスキルと基本を学習する「ジョブコーチ養成上級研修」と、「基礎的研修」も始動します。
それに伴い、『障害者就労支援士検定』「ジョブコーチ養成研修」「基礎的研修」「ジョブコーチ養成上級研修」『障害者就労支援士検定』とスキルアップできるルートを導き出し、よりスムーズに福祉業界の人材育成をしていきたい所存です。
今回は、福祉業界の新しい資格、『障害者就労支援士検定』の対象者などをお知らせします。
『障害者就労支援士』(仮称)は、どんな検定で、どうやって資格が取れますか?

新資格は、障害者雇用や就労支援に関する中級レベルの知識や技能を持つ人とする。受検できるのは、障害者就労支援の実務経験3年以上または職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修を修了し障害者就労支援に従事している人。障害者就業・生活支援センター、就労系障害者福祉事業所などで働く人が想定される。
検定は10科目の学科試験で行う。今後、関係者で設立する業界団体が検定を運営することを見込んでいる。将来的に国家資格化も視野に入れている。
こちらの『障害者就労支援士』の話をしたら、ライターの支援員さんは、『福祉関係でとれる資格は全部取りたい』と言われていました。
この資格があるのとないのとでは、支援の在り方も変わってくることでしょうし、それで支援員も知識が増え、私たち利用者も仕事だったり、生活面で過ごしやすくなれば良いと思います。
障害年金は2024年度からかなり審査が厳しくなったとの声も聞きますし、そんな時、色んな知識のある方がいることで、苦境も越えられると感じています。
また、この『障害者就労支援士』などが創設されることで、支援の在り方も含め、福祉の行方が変わっていくのでしょうね。
これらの資格が、私たち障害者の雇用の幅を狭めずに、支援員さんなどからもっと支援を受けやすい、そんな社会になって欲しいと感じています。
色々変わった、TANOSHIKA諏訪野町
冒頭で述べたTANOSHIKAの人事異動ですが、今までもありましたが、特に2025年4月の人事異動が、例年とは比較にならないほど、大幅に変わりました。
元々諏訪野町でサビ管さんだった方は、農業を行うFRAMに支援員として異動されました。今のサビ管さんは、2025年2月に広報誌の取材でインタビューをして、AKARIの記事も掲載された方です。
私はインタビューをする時に、その方に「○さんがTANOSHIKAのサビ管をされる時には、私も一般就労をしていて、居ないかもしれませんが…」と話していました。
まさかこんなに大幅な人事異動で、その方がサビ管さんになった時に、自分が居るとは、それが遠い未来だと思っていたので、大変驚いています。
CREATIVE諏訪野町で、デザインの職業指導員としてされていた方が、CREATIVE東町でデザインの職業指導員をされていた方と、入れ替わりで、異動されました。
冒頭のサビ管さんの変化もそうですし、TANOSHIKA PLUSでサビ管だった方が、2025年3月末で定年退職された方が元々務められていた役職の、主に精神的なメンバーさんのケアをする所長をするために、異動して来ました。
他にも、TANOSHIKA FRAMで支援員さんだった方が、サビ管になるために資格と研修を終えて、サビ管としてPLUSの仕事をするなど、本当にびっくりする位、支援員さんなどの入れ替わりがありました。
諏訪野町も大幅に人が変わり、「ちゃんと慣れるかな?」と思っていましたが、「目の前のWEBライターの仕事をこなすだけだ」と思って、人が変わって寂しい気持ちもありますが、
何とか感情が不安定にならず、元気に会社に来て、仕事をしています。
異動したり、定年退職された方には、寂しい気持ちより、これまでの感謝の気持ちが大きいです。「自分が記事を書いたり、頑張っている姿を見せることで、心配をかけずに済む。遠くから見守っていて欲しい」と思っています。
私はある生活支援員さんに、
『前のサビ管さんが諏訪野町に最後の出勤日、声をかけていたのは、翼祈(たすき)さんだけでしたよ』
と優しく、声をかけられました。
別れは寂しいですが、それでは、いつまで経ってもすがっていたら、心も成長できないですし。去る者は追わない方が良いという言葉もある通り、前を向いて、生きていくしかないと思います。

noteでも書いています。よければ読んでください。
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