この記事は約 5 分で読むことができます。
こんにちは、翼祈(たすき)です。
貴方がもし、海外という異国の土地で病気などにかかった場合、どう思いますか?
私は海外に一度も行ったことがありませんが、まず不安に感じると思います。
駐在や仕事の出張などで行かれている時には、会社などのサポートもあるでしょうし、何かあれば連絡して、もしかしたら現地の支援者を派遣して貰えるかもしれません。
でも旅行だったら、1泊であれ、2泊であれ、自分が好きなことをするために行くものだと思います。
そんな時、例えば衛生環境の悪い場所に行っても、飲み水や食べ物などに当たった時は、入院が必要となって、病院を受診しないと帰国できないかもしれない程、悪い場合もあるでしょうし、その病院が必ずしも日本語を話せる人がいるとも分からないので、私だったらとても不安に陥ると思います。
皆さんは、日本での医療支援の1つで、海外の方向けに、「医療通訳」というものがあることをご存知ですか?
日本語が余り話せない外国人の患者さんが病院などでスムーズにコミュニケーションを取り、安心して受診できる様にしたいと、茨城県内にある130の医療機関で医療通訳者が遠隔でサポートするサービスが導入されました。
茨城県医療政策課によりますと、医療通訳者が対応できるのは32言語で、英語や中国語、ベトナム語などです。茨城県内におよそ9万人いる在留外国人の99%をカバーできています。また、チャット形式のAI翻訳機能でも32言語に対応可能です。
参照元:朝日新聞デジタル 医療の「言語の壁」なくそう 茨城の130医療機関に通訳サービス(2024年12月2日更新)
今回は、「医療通訳」の資格が取れる協会の概要を説明しながら、この医療支援について、お知らせしたいと思います。
「医療通訳」の資格が取れる協会では、どんなことを担っていますか?
![]()
医療通訳に関する教育・啓蒙・調査・研究・広報活動を通じ、医療にかかわる通訳を行っている方々や各教育関連機関と、各医療関連機関との交流を推進するため、及び医療通訳者の地位向上を目的に資格認定を実施する事を目的としている協会です。
画像・文章引用元:MIAJ 一般社団法人日本医療通訳協会
「医療通訳」ができる病院があることでの安心感
病院を海外の方が受診する時、「医療通訳」ができる人が居るのと居ないのとでは、全く安心感が違うと思います。
最近は2025年冬が最強寒波が来たりと寒かったのに、急激に春めいたことで、ノロウイルスなど、食中毒が全国で多発しています。
ノロウイルスなどは保菌者が作った食べ物や、その調理場にウイルスがいることで、経口感染や接触感染などで、感染します。
ノロウイルスだと言われた会社は、保健所が徹底的に検査をして、保健所が営業停止処分をし、ノロウイルスが検出されなくなったと断言されるまで、営業はできません。
営業停止があっている間、改善命令が出たり、ちゃんと消毒していますなど、保健所のお墨付きが必要ですが、改善が見込まれないと判断されたり、改善するのに建物の整備などを新しく投入しないといけない時があって、そのまま無理です、と廃業するところもあります。
2025年にはいちご大福からノロウイルスが検出され、最初は数十人規模だったのが、どんどん感染者が増え、この間ニュースを観た時、320人を超えていました。
今は日本がインバウンドに力を入れていることで、海外の方を多くの場所で見かけると思います。
その方達は日本の食も楽しみにしていると思いますが、もしそこでノロウイルスだったり、体調を崩したり、怪我をしたりすると、帰国前に病院に行くと、自分が症状を訴えていても、相手に伝わらない時、凄く不安だと思います。
その時、自分の話す言語を「医療通訳」ができる人がいたら、症状も説明できて、そこから自分に1番最適な治療を受けられると思います。
海外で、自分の国以外で病気をするのは凄く誰でも不安になることですし、自分の国の言語を喋れると、「自分の言葉を理解してくれる人がいるんだ!」って、凄くホッとしますよね?
海外でどれ位日本語を「医療通訳」できる人がいるか分かりませんが、私が海外の人になったと仮定した場合、この職種の必要性をより感じましたー。
noteでも書いています。よければ読んでください。
コメントを残す