2024年10月、東京都で、ペットと一緒に避難訓練を実施!このことでできる対策とは?

ペットと避難訓練

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

2024年11月2日には、温帯低気圧に変わったものの、台風21号が日本列島を接近し、特に山陽新幹線が博多から東京が一時不通になるなど、大きな影響が出ました。

私の住んでいるエリアでは出ませんでしたが、台風21号の影響で、前日の11月1日から緊急安全確保避難指示の通知、河川が「氾濫危険水位」を超えるなど、影響が出たところもありました。

世界の災害に目を向けていくと、10月29日から30日にかけてスペイン東部のバレンシア州などで記録的な大雨が降り続き、洪水による大きな被害が出ています。

政府の初動の対応が遅れたことなどから、2024年11月2日現在、これまでに合わせて205人が亡くなり、スペイン国内の水害としては過去50年で最悪の規模だと、地元メディアは伝えました。

この様に台風を含めて、洪水やハリケーンなど、日本のみならず、地球沸騰化による異常気象で災害が絶えない、地球というこの星。

この記事では、日本で10月に行われた、災害の避難訓練の話をお届けします。

2024年10月12日、東京都品川区で、大規模な災害が起きた時にペットを連れて安全に避難できる様に訓練が実施され、この避難訓練に参加した飼い主などは実際に、緊急持ち出し品が入ったリュックを背負い、ペットと共に1.5kmを歩いて避難する時の手順を確認した。

というニュースです。

今回は、この避難訓練の当日の様子と、災害が起きた時に起こる、ペットたち動物のリスクについて、発信したいと思います。

2024年10月。ペットとの避難訓練を実施し、どんなことを確認した?

ペットと一緒に避難訓練に参加する女性

フードといった緊急に持ち出すべきものやそれらをリュックにまとめて入れたときの重さを紹介し、備えの参考にしてほしいと説明しました。

道中では大きな荷物が周囲の人にぶつからないよう互いに声を掛け合いながら歩いたり、途中で何度か休憩をしてペットの様子を気にかけたりしていました。

また、がれきやガラスの破片に見立てたものが置かれていたところがあり、参加者はペットがけがをしないよう専用の靴を履いて歩かせ、その手順を確認していました。

引用:災害時にペットと一緒に歩いて避難する訓練 東京 品川区 首都圏 NEWS WEB(2024年10月12日公開)

災害が発生することで、ペットに起きる健康面などのリスクとは?

ペットも生き物なので、災害が発生するとヒトと同じ様に、健康面でのリスクがあります。

2024年の元旦に起きた地震の影響で、石川県内の住宅の被害は10月29日時点で約9万1000棟に上り、この中で全壊と半壊は合計2万5000棟余りとなって、今なお600人余りが避難生活を続けています。

2024年9月に起きた「能登豪雨」の後、再び、ペットがいる人なども含めて、車中泊をしている避難者もいます。

地震が発生した時は、県外から定期的に獣医師が訪れ、食欲不振などペットの健康問題への異変を感じた飼い主が、診療を受けていました。

ペットも一緒に避難できる避難所が開設されていたことも、記憶に新しいと思います。

災害が発生すると、ペットは大きく2つに分かれます。

飼い主がペットを連れて一緒に避難するパターンと、「避難所に連れて行けないから」とペットを倒壊した住宅などの柱に紐を付けて、自宅に残して、避難するパターンです。

能登半島地震では、取り残されたペットを案じ、被災地へ定期的に訪れ、エサをやったりして、飼い主が戻って来るまで、世話をする個人や団体もありました。

ペットを取り残した時、最も気がかりなのは、そのまま野犬化することです。

近年、災害などを理由に野犬化し、集団で行動し、ヒトがいる住宅街などにやって来て、噛んで来たり、被害を与える、深刻な社会問題への対応が大きな課題となっています。

捕獲用の檻などを置いている自治体もありますが、犬などの生き物は賢く、1匹が檻にかかると、学習して檻にかからない様に警戒し、近付かないため捕まらなかったりします。

野犬化で怖い感染症といえば、狂犬病です。

狂犬病は発症すると、致死率100%なのに、年々狂犬病ワクチンの予防接種を受ける規模は落ち込み、1996年頃から減り始め、2022年度には70.9%まで低下しています。

実際に大量に出没する野犬から噛まれた人もいます。

この問題は、日本中で今起きている問題で、どうして野犬になるかは分からないことも多いですが、災害発生から野犬化するペットも後を絶ちません。

この記事の本題のペットと共に行う避難訓練では、ヒトが対象の避難訓練は多く実施されているものの、ペットと共にいうのは珍しいと思いますし、実際に参加するまで、災害発生時、ペットには何が必要か分からない飼い主も多いのではないでしょうか?

こういう避難訓練に参加することで、非常時でも、事前にペットへの備えが準備できて、安心して、ペットを連れて、避難できる。

取り上げたのは東京都でしたが、大都市に関係なく、ペットを飼っている人は全国に居ますし、もっと行われるべき避難訓練ではないか?、と感じました。

ペットと共に、避難訓練の準備

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。