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こんにちは、翼祈(たすき)です。
交通事故の発生が後を経ちません。警察庁によれば、2023年の1年間に交通事故で亡くなった人は全国で合計2678人と、2022年よりも68人増加しました。
これまでは7年連続で減少していましたが、増加に転じたのは2015年以来です。
亡くなった人数を都道府県別に見ると、
▼大阪府が148人と2年連続で最も多くなった以外にも、次いで
▼愛知県が145人、
▼東京都が136人、
▼北海道が131人、
▼千葉県が127人
でした。
亡くなった人の中で、65歳以上の人は1465人で、全体の54.7%を占めています。
また、交通事故の発生件数は速報値で30万7911件と、2022年より7072件増加しました。
警察庁は事故件数や亡くなった人数が増加した要因に関して、新型コロナウイルスが5類に移行され、社会活動が活発化したことが背景にあるのではないかとしています。
この様に交通事故は増加傾向であり、2024年8月18日にも、福岡県福岡市早良区で、姉妹が亡くなる痛ましい事故が起きました。
この記事では、小さいお子さんの交通事故に関する記事となります。
過去5年間に未就学の小さいお子さんが歩行中に亡くなるか重傷を負った交通事故で、小さいお子さん側のおよそ4割に「飛び出し」がありました。警察庁が事故の形態を分類し、明らかにしました。およそ3割は「違反なし」でしたが、およそ2割には「小さいお子さんの一人歩き」があり、警察庁は注意を喚起しています。
今回は、私の母が学生時代に起きた交通事故の話を最後の自分の感想に交えながら、この社会問題を考えていきたいと思います。
小さいお子さんの交通事故が起きる原因とは?
過去5年間の統計では、歩行中に事故に遭って亡くなった小さいお子さんは44人で、重傷を負ったのは470人でした。
小学生は29人が亡くなり、1937人が重傷でした。形態別では「違反なし」が4割と最多で、次いで「飛び出し」、「横断違反」でした。
小さいお子さんは年齢が上がるごとに歩行中の事故が多くなって、お子さんは低学年になればなるほど目立ちました。警察庁は、外を歩くことが増える年頃に事故が多くなっていると分析しています。
また、警察庁は、小学生以下のお子さんが歩行中に亡くなるか重傷を負った交通事故について、現場の見通しの状況を初となる分析しました。過去5年間を顧みると、見通しの悪い場所での事故が全体の1割で、全年齢と比較して3.8倍でした。
小学生以下の事故で見通しに影響を与えたものは、「建物等」が38.3%で最多でした。「駐・停車車両」35%、「渋滞車両」11.3%、「樹木、看板等」7.5%が続きました。全年齢では「雨、雪、霧等」も15.7%で目立ちました。
参照:歩行中の幼児の死亡・重傷事故、4割で飛び出し ひとり歩きにも注意 朝日新聞デジタル(2024年)
2024年4月15日、警視庁は全国の通学路で一斉に交通安全の街頭指導を実施しました。
年3回あった全国一斉の取り締まりはこれから、無くしていくことを検討していますが、各警察での取り締まりは、今後も継続するとします。
また沖縄県では、「横断歩道を横断中」に発生する交通事故を防ぐため、白線と白線の間に青や赤、緑の色を入れた、「カラー舗装」が施された横断歩道を設置したそうです。
参考:横断歩道 なぜカラーに? NHK NEWS WEB(2024年)
私の母が見舞われた交通事故
私の母は学生時代、交通事故に遭っています。「交通事故の記事を今度書くから、詳細に教えて欲しい」と言って、どんな交通事故だったのか、聞いてきました。
中学1年生の中間テストがあっている5月、そのことでいつもより早い帰宅時間でした。
幼馴染と3人で帰宅する時に、2人が先に自転車で横断歩道を行ったので、遅れない様に急いで行こうとしていました。
中学校の正門前の横断歩道を、自転車を押して渡り、家の方角へ右折しようとした時、
直進してきたバイクとぶつかり、母は自転車ごと空中に舞い上がりました。バイクは前方不注意でした。母は道路の左側に倒れました。
これだけでも凄い事故ですが、母は下肢に数ヵ所すり傷程度で済みました。母の乗っていた自転車はバイクにぶつかったことで、特にぶつかった右側が大破したそうです。
念のため母は病院を受診し、検査しましたが、異常は見つからず、すり傷程度で済みました。ですが、怪我をしたところが、血管が細かったのか、なかなか治らず、すり傷が消えるまで時間がかかりました。
母曰く、この日乗っていた黒いタイヤの側面に、赤い花が型押された可愛いアイボリー色の自転車は購入して1ヵ月ちょっとで大破して乗れなくなったため、バイクの運転手が同じものを買ってくれたそうです。
再度来た自転車は、高校を卒業するまで、自分で定期的に掃除をして、空気を入れて、大切に乗ったと言っていました。
この話を私に淡々とする母が、強心臓だなと思います。
そうは言っても私も、20代の頃、自宅前で、何台も車を乗せたトラックに轢かれて、自転車のサドルが曲がりましたが。
この記事では、交通事故の記事を取り上げてきました。
本当に交通事故は年代問わず多いので、気を付けて頂きたいなと思いました。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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