能登半島地震の際、避難所で判明した理解不足〜男性にも知ってもらいたい!女性の生理のこと〜

おなかに赤いハートのマークを持って立っている女性

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〜能登半島地震の際、避難所で生理のことで女性たちが困ったこと〜

こんにちは!makoです!
今年の正月に起きた能登半島地震の際に、避難所で対応していた男性職員が、備蓄品の中には昼用と夜用の2種類の生理用品があったのにも関わらず、「生理用品という一つのくくりで(1種類のみ)配布していた」「生理用ナプキンは1年に12枚あればと良いと思っていた」と発言をしためぐり、避難所で女性の支援を行なっていた女性医師が、男性の“生理に対する理解不足“から女性が困るような弊害が起きていたとした記事を読み、心を痛めました。

『生理のこと』については、普段は語りづらいし聞きづらい話題なのですが、皆さんと少しでも共有できたらと考えていますので、どうぞお付き合いください。

今まで、生理についての話をすることは男女問わず、なんとなく、タブー視されてきたので、特に男性の生理に対する理解が不足しているのは仕方のないことだと思います。

避難所での出来事がメディアに取り上げられて、その時の男性職員も「今後いつどういった災害が起きるかわからないし、女性だけの問題じゃなくて、男性も女性がこういった問題があるというのを知識として知っておくべきだと思いました。」と話しました。

生理用品にはいろいろな種類があり、その日の経血の量によって、女性は細かく使い分けています。私も少ない量の時は、小さいものを使い、昼間でも多い量の時は夜用を使ったり、夜も組み合わせて使ってみたりしていました。

私が以前働いていた職場では休憩時間以外にトイレに行くことが難しく、普通の生理用品では間に合わない時があるからと言って、介護用の紙パンツを普通の生理用品と組み合わせて使っている同僚もいました。

私の経験から言って、生理は5〜7日くらい続く事もあり、1日に最低でも5回くらいは、ナプキンを交換していました。1回の生理で25〜35枚くらい使うのではないかと思います。このことから考えると、避難所では当初”月に1枚”という計算で準備されていたならば、もしかすると、ナプキンを交換したくてもできなくて困った女性もいたかもしれません。

*参考:MBSNEWS(YouTube)|生理用ナプキン「男性が1年に12枚あればと言っていた…」能登半島地震で女性医師が痛感した”理解不足” 昼・夜用など備蓄あったが…置かれていたのは1種類

〜生理のことについての男女の認識について〜

なかなか普段話題にしにくい『生理』のことについてですが、生理用ナプキンを製造・販売している大王製紙株式会社が、16歳以上の男女 624 名を対象に「生理に関する意識調査」をインターネットにて実施しました。
興味深いデータが出ていましたので、ご紹介します。

生理について異性に話すことに抵抗がある?

男女ともに年齢問わず、やく半数近くの男女が異性と話題にすることに抵抗があるとし、その理由として、
*恥ずかしい(女性)
*同性でもオープンに話すべきでは無いと教えられてきた(女性)
*触れてはいけない話題だと意識的に思っているから(男性)
*タブーな感じがする(男性)
*セクハラになるかもしれない(男性)
生理についてメディアで取り上げるのは?

60代以降の年代では否定的な意見もある様ですが、若い年代においては前向きな意見もあり、具体的に、
*生理がどういうもので、人によってどういう違いがあるのか、男性だけでなく女性同士でも症状が軽い人にも理解してもらうことで、対応の仕方を考えてもらえると思う(女性)
*知識を得ることで、まちがった解釈が減ったり、双方向的な意思疎通がしやすくなったりすると思う(男性)

生理についての理解意欲について(男性対象)

10代、20代の半数以上の男性が、理解したい・やや理解したい、という回答をしています。男性の若い世代ほど、前向きに捉えていて、その理由として
*男性にも最低限の理解は必要だと思う(10代学生)
*いつか自分にもパートナーができた時、生理についての理解があれば、的確なサポートができると思う(20代会社員)
*女性社員の労務管理上、体調面のケアは必要と思う(50代経営者)

※参照:大王製紙株式会社|「令和」の生理に対する意識の実態調査より

アンケートを見ると、生理に対して話題にすることは、男女ともに抵抗があるようですが、一方で、男性の生理に対する考え方が変わってきていることを感じます。

我が家でも、変化が起きています。私には結婚している息子がいますが、帰省してきた時に、私のところにやってきて、”今日は◯◯(お嫁さんの名前)が生理だからお風呂最後に入るって!生理でお腹が痛いらしい“と話しをしに来た事があります。結婚するまで私と生理について話をした事もなかったので、最初は正直“ん?”と多少驚きもありましたが、お嫁さんの事をいたわりながら、さらっと会話の中で話をしてくれたことを嬉しく感じました。

向かい合って話をしている男女

生理での困りごと〜私の場合〜

ピンク色の錠剤のシート
生理の時の症状は人それぞれです。私自身その月によっても症状が違いましたが、私も生理について周りの人に言えなくて、困った経験があります。

10代の頃は特に生理痛(下腹部痛)がひどくて、高校生のとき、授業中に目の前が真っ白になるほど痛みが強く、冷や汗が出て、保健室へ行って横になりたいのに、周りの人にも先生にも言えず、ひたすら痛みを我慢した事がありました。

社会人になってから、いろいろな仕事をしましたが、頭痛やおなかの痛みも市販の鎮静剤を服用しながら、痛みを我慢して仕事をしていました。また、忙しくてトイレにも思うように行く事ができないこともあり、出血が多い日はハラハラしながら過ごす事もありました。

結婚は夫の家族との同居でしたが、生理の際、辛くても義父はもちろんの事、義母にもその事を伝えることができず、横になりたくても鎮痛剤を飲んで我慢をしていたという経験もあります。

生理の症状は個人差があります。痛みの度合いや悩みも人それぞれです。

他のAKARIのメンバーさんも体験談や症状に触れた記事を書いています。ぜひ参考にしていただければと思います。

〜終わりに〜

今回、普段なかなか触れにくい、理解してもらいたいと思っても周りの人に言えない『生理のこと』について書きました。

アンケートの結果を見ると、若い世代の男性ほど、女性の生理について前向きに捉えているというデータが出ています。能登半島地震の際の避難所での事もあり、私個人の意見ですが、少しずつでも生理についての理解がいろいろな世代にも広がってくれればと思います。

今日もお読みくださりありがとうございました。makoでした!

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