門脈の付近にいる免疫細胞「マクロファージ」が肝臓の炎症を抑制!大阪大学発表。

マクロファージ

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

この記事の本題は、「門脈」です。まず「門脈」の説明からしたいと思います。

「門脈」とは、肝臓の入り口にある腸から繋がっている血管のことを指し、食物から腸で吸収された栄養分は、「門脈」は血管を通って肝臓に届けられます。

腸が傷付くと、「門脈」を通じて、腸に棲む腸内細菌が肝臓に多く侵入してしまうと、炎症を引き起こしますが、健康な人は、細菌を迅速に処理して、炎症を抑制します。

「門脈」のメカニズムは謎が多かったといいますが、マウスの肝臓周辺を解析すると、「門脈」にある免疫細胞が炎症を抑制していることが判明したといいます。下記がその研究成果となります。

腸と繋がっている肝臓の血管付近には、腸から入り込む腸内細菌を撃退しつつ肝臓の炎症を抑制する特殊な「門脈」の付近には、免疫細胞「マクロファージ」が存在することが判明したと、大阪大学の石井優教授、宮本佑特任研究員などの研究チームが明らかにしました。

慢性肝炎など肝臓の疾患の新しい治療法や解明、予防策の開発に結び付く可能性を秘めているとし、その研究成果が、2024年4月25日付のイギリスの科学誌[ネイチャー]に発表されました。

今回は、「門脈」を巡る、新たな肝臓の研究成果について、発信したいと思います。

今回明らかになった、「門脈」の付近にある「マクロファージ」の重要な役割とは?

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画像引用・参考:肝臓の炎症を防ぐ特殊なマクロファージを発見 大阪大学(2024年)

大阪大学の研究チームはマウスの肝臓で、免疫細胞の機能を詳しく観察できる独自技術を駆使し、「門脈」付近では炎症が起きづらいことを見つけました。

「門脈」付近の免疫細胞を詳細に解析すると、通常、身体内に侵入した細菌を免疫細胞が攻撃すると炎症を引き起こしますが、この場所にいる免疫細胞の一種で、異物を取り込む「マクロファージ」の中に、逆に炎症を抑制する物質を活性化し、出していることが判明しました。

一般的に、「マクロファージ」は炎症を活発にする物質を生成しますが、今回発見されたものは、炎症を抑制する物質を生成していると判明しました。異物を取り込むものの、炎症を抑制する特殊な細胞でした。

侵入してきた腸内細菌を撃退し、炎症も抑制することで、肝臓のダメージを防いでいると見受けられています。

脂質が蓄積して発症する肝移植が必要な場合もある難病の原発性硬化性胆管炎(PSC)や肝炎(MASH)の患者では、この「マクロファージ」が非常に少なかったとします。

大阪大学の研究チームは、この「マクロファージ」が足りなくなるとPSCやMASHの発症に直結するのではないか?と推測しました。この「マクロファージ」は腸内細菌が生み出す物質によって増加することも発見し、「マクロファージ」の数を制御できれば、有効な治療法がまだない肝疾患を予防可能とする可能性も秘めているといいます。

参考:肝臓で新たな免疫細胞を発見…腸内細菌を撃退しても炎症抑える働き、慢性肝炎の予防や治療法へ期待 読売新聞(2024年)

肝疾患に詳しい、消化器内科学が専門の熊本大学の教授の男性は、「『マクロファージ』で起きる炎症の原因が判明していない肝疾患を発症するメカニズムの一部を説明し得る成果と言えます。腸内細菌との関連も非常に興味深く、新しい治療法や予防法などの開発に結び付けられることに期待したいです」と、述べました。

私の弱った肝臓

私は基礎疾患があるので、お酒は飲まなくても、肝機能の数値が悪いです。数値の悪いことで、「お酒は飲まない様にしよう」と決めていて、お酒を飲む習慣がありません。

普段はお酒を飲まない私ですが、先日あるお酒を母と飲みました。

それは、noteに書きました、[キリン 氷結mottainai 浜なし]という期間限定販売のお酒です。

私は記事を書いていて知っていたことと、母がCMを観て、「美味しそうだね、飲んでみたいね」と言っていたので、「記事を書いて、1回位飲んでみたいな」と思って、買いました。

買ったのはコンビニに通常サイズは売っておらず、ロング缶しか買えませんでした。

夕ご飯を食べて、夜になって、母と一杯。「お酒、弱いかもしれないから、勢いで飲むんだ」と、母曰くジュースの様に、カプカプ5分で飲みました。

母が「これジュースだって、何も言われずに言われて出されたら分からないだろうし、甘いね」と言っていた位、さすが浜なしが幻の梨と言われている様に、甘いお酒でした。

「意外に酔わなかったな」と思って、ソファに寝そべり、立ち上がると、身体がフラフラし、足が震える様に。そして凄く眠い。

母から「顔、真っ赤だよ。私は少しずつ飲んだけど、飲むスピード、早かったよね」と言われて、あっという間に酔いが回ったみたいです。

「これ、このままだと自分の部屋で寝れなくなるかも」と思って、フラフラしながら、22時過ぎには寝ました。お酒の効果もあって、夜中に起きることなく、朝までぐっすり寝ていました。

次の日、酔いは覚めていたものの、眠さが取れず、母も眠いと言っていました。

お酒は5年以上ぶりに飲みましたが、私はお酒の弱い父の家系に似ているんだなと思いました。

ここまで私の肝臓に関する話をさせて頂きましたが、今回の研究も、肝機能の数値が気がかりで、なかなか数値が落ちない私にとっても、意味のある研究成果でした。

今後「マクロファージ」について解明されていけば、肝機能とか、肝臓の疾患も症状を落ち着かせることができるかもしれない。そう、希望を持てた、今回の研究成果でした。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。